Monorails of Japan website > モノレール国内編 >
社名 | 福岡(百道)モノレール(仮称) | |||||||||||||
開業年月日 | - | |||||||||||||
営業距離 | - | |||||||||||||
駅数 | 5駅(第一期) | |||||||||||||
複・単線 | - | |||||||||||||
モノレール方式 | 跨座式(ALWEG) | |||||||||||||
車両 | 小型4両編成 |
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福岡モノレール・百道モノレール・モノレールももち浜線1.福岡モノレール・百道モノレール福岡市北部に位置する臨海副都心シーサイドももち地区(同市百道)には、福岡(ヤフオク)ドーム※や福岡タワー等を代表とする数多くのシンボルが存在する。実は同地区への軌道系交通機関として、モノレール構想が複数回持ち上がった事がある。 ※ヤフオクドーム:2005年ヤフーが命名権を取得、2013年より「福岡 ヤフオク!ドーム(ヤフオクドーム)」と呼称されている。 モノレール構想については、直近では2000年初頭に持ち上がった地下鉄西新駅〜福岡タワーを結ぶというものが新しい。 これ以前にも地下鉄唐人町駅〜百道浜を結ぶもの等が構想として持ち上がったが、いずれも採算性や事業主体が付かず、実現には至っていない。 2.モノレールももち浜線(1999年12月29日朝日新聞報道引用)1999年末、朝日新聞に一つの記事が掲載された。 「正夢?モノレール"ももち浜線"」 福岡市への進出企業で作る協議会が、福岡タワーや福岡ドームがある福岡市の臨海新都心「シーサイドももち地区」にモノレールを導入しようと働きかけを始めたというもの。 「シーサイドももち関係施設協議会」(会長 安藤義介福岡タワー社長)「モノレール建設期成会」による提案と署名が福岡市に渡された。 「シーサイドももち関係施設協議会」は地区内における24の企業、公社および財団法人より成る。 ・博多駅や福岡空港から同地区への軌道系交通機関整備による利便性向上 ・バスや乗用車の道路渋滞への対応 ・地区全体の「集客力」向上に繋げる を目的とし、景気の低迷が長引く中モノレール構想に夢を託すという内容であった。 これらは既に、九州電力や西日本鉄道(西鉄)へも説明の上提出された構想。 福岡ドーム建設時、建設を担ったダイエーがモノレール整備を提案したが実現せず、主体は違っているものの再度のモノレール構想提案となった。 ただし、運営主体が期待された西鉄も意向がはっきりしない他、財政難に苦しむ福岡市も同様の状態であった。 「モノレール建設期成会」では、PFI方式を取る等の意見も挙がった(いずれも1999年12月時点)。
2-1.モノレールももち浜線計画路線モノレールももち浜線構想ルートは、福岡市営地下鉄西新駅を起点とし、樋井川沿いに北上、福岡ドーム手前で進路を西に取り福岡タワー付近に至る。主に中央分離帯および樋井川河川域などをルート用地とする。 全長約2km、全5駅を設置する。 車両は小型タイプを想定し、4両編成(定員およそ200人)による運行を計画する。 工期は5年、総投資額は200億円余りと見積もられている。
2-2.第二期(福岡タワー〜地下鉄藤崎駅延伸)モノレールももち浜線構想ルートには第二期計画も盛り込まれた。第一期終点となる福岡タワーから、更に地下鉄藤崎駅まで約1.5kmを延伸するというもの。 全ルートが完成すると福岡市営地下鉄西新駅から福岡タワー周辺を経由して藤崎駅までコの字で繋ぐルートが完成する。
3.2016年西鉄BRT路線運行開始2016年6月、西鉄は博多天神地区およびウォーターフロント地区(マリンメッセ、博多港国際ターミナル)を結ぶBRT※路線を運行開始。上述したモノレール構想では並行して専用軌道バスの検討も行われた経緯もある。 まずは、西鉄バス王国らしい進展が見られた格好となった。 まずは試用運用を行った結果をみて、今後の路線拡大および展開に期待したい。 ※BRT:バスラピッドトランジット |