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-2026年度-

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2026年3月20日
エジプトで全長56.5kmのモノレールが開業

2026.3.11

カイロと新行政首都を結ぶ世界最長級の都市モノレール

2026年3月20日、エジプトの首都カイロ都市圏において、全長56.5kmのモノレール路線が開業しました。これは「カイロ・モノレール(Cairo Monorail)」計画のうち、ナイル川東側を走る東ナイル線であり、カイロ東部と新行政首都(New Administrative Capital)を結ぶ都市高速交通として建設されたものです。


この路線はカイロ東部のスタジアム駅(Stadium)から、新行政首都のジャスティス・シティ駅(Justice City)までを結び、総延長56.5km、22駅を有しています。都市型モノレールとしては世界でも最大級の規模であり、開業時点では世界最長級の単一路線モノレールとして注目されています。

カイロ都市圏は人口2000万人を超える巨大都市圏であり、慢性的な交通渋滞が大きな社会問題となっています。エジプト政府はこれを解決するため、カイロ東方の砂漠地帯に新たな首都機能を移転する新行政首都の建設を進めており、モノレールはその都市と既存都市を結ぶ基幹交通として整備されました。東ナイル線はナスルシティ、ニューカイロ、新行政首都などの新興都市を結び、通勤交通の大量輸送を担うことが期待されています。完成後の輸送能力は1日約50万人規模と見込まれています。

このモノレールには最新の都市交通技術が採用されています。車両にはアルストム製のInnovia 300モノレールが使用され、4両編成の自動運転車両として運行されています。列車制御にはCBTC(無線式列車制御)が導入されており、中央管制センターから運行を管理する完全無人運転方式となっています。列車の最高速度は約80km/hで、1編成あたり約560人の輸送能力を持っています。

また、この路線は単独の交通機関として建設されたものではなく、カイロ都市圏の鉄道ネットワークの一部として整備されています。スタジアム駅ではカイロ地下鉄3号線と接続し、新行政首都側ではライトレール(LRT)と乗り換えが可能です。これによりカイロ中心部と新都市を結ぶ広域交通ネットワークが形成され、都市圏東部の交通体系の重要な骨格を担うことになります。

カイロ・モノレール計画はこの東ナイル線だけで完結するものではありません。ナイル川西側では「6th of October Line」と呼ばれる西側路線の建設も進められており、これが完成するとカイロ都市圏のモノレール網は総延長約100km、駅数約35駅という大規模ネットワークになる予定です。

このプロジェクトはフランスのアルストム、エジプトのオラスコム建設、アラブ・コントラクターズによる国際コンソーシアムによって建設されており、総事業費は約45億ドルとされています。

都市交通として整備されているカイロ・モノレールは、この東ナイル線だけで完結するものではありません。ナイル川西側では「6th of October Line」と呼ばれる西側路線の建設も進められており、計画がすべて完成するとカイロ都市圏のモノレール網は総延長約100km規模に達するとされています。

現在、都市モノレールとして世界最大の路線網は中国・重慶の跨座式モノレールで、2号線や3号線などを中心に大規模なネットワークが形成されています。カイロ・モノレールは将来的に、これを上回る規模のモノレールネットワークになる予定で、世界最大級の都市モノレール網として注目されています。



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