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その他

ディズニーリゾートライン
TypeX運行終了(24/9/1)


ディズニーリゾートライン TypeX運行終了

東京ディズニーリゾート内の各施設を結ぶモノレール「ディズニーリゾートライン」は、2024年9月1日(日)をもって、長年親しまれてきた舞浜リゾートライン10形電車(Type X)の運行を終了すると発表。この最終運航日を迎える事となりました。

Type Xは、2001年の東京ディズニーリゾートの開業時に導入された初代の車両で、リゾート全体を象徴する存在として、訪れる多くのゲストに愛されてきました。全5編成が製造され、その独特のデザインと快適な乗り心地で、多くの思い出を作り上げてきました。しかし、技術の進歩やサービスの向上に伴い、段階的に新型車両への置き換えが進められ、2023年までに4編成が廃車となりました。

2024年7月現在、最後に残った「4編成」が引き続き営業運転を行っており、これがType Xとしての最後の役目を果たしています。一方で、ディズニーリゾートラインでは2022年から最新型の100形電車(Type C)が全5編成導入されており、その新しいデザインと先進的な設備により、ゲストの快適な移動をサポートしています。

今回のType Xの引退により、全ての旧型車両が新型車両に置き換わり、ディズニーリゾートラインは新たな時代を迎えます。長年にわたりリゾート内を走り続けたType Xの姿が見られるのも残りわずかで、多くのファンや訪れるゲストがその最後の姿を見届けることが予想されます。Type Xは、ディズニーリゾートの歴史の一部として、これからも多くの人々の記憶に残り続けることでしょう。

2001年の開業時に導入された車両「タイプX(10形)リゾートライナー」は、全長約84mの6両編成で、定員は537人。車両は日立製作所が製造。編成中の電動車と付随車の比率(MT比)は4M2Tで、電動車は中間車に配置され、先頭車には主電動機が搭載されていません。営業運転時の最高速度は50km/hで、速度計は70km/hまでの表示に対応していました。

各編成のカラー
第1編成(11-16号車)ブルー
第2編成(21-26号車)イエロー
第3編成(31-36号車)パープル
第4編成(41-46号車)グリーン
第5編成(51-56号車)ピーチ

ディズニーリゾートラインでは2020年2月6日のTypeCイエローの運行を皮切りに、これをもって全編成が新型車両TypeCに置き換えられる事となりました。

ディズニーリゾートライン
路線距離(営業キロ):5.0 km
方式:跨座式モノレール(日本跨座式 中型 軌道桁幅800mm)
駅数:4駅(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線(直流1500V)
閉塞方式:自動閉塞式
保安装置:自動列車制御装置(ATC)併用自動列車運転装置(ATO)
営業最高速度:50 km/h

この延伸事業により、多摩地域の交通利便性が大きく向上することが期待されています。





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モノレール・ジャパン田村拓丸 記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。