孔子トラベルエクスプレス 孔孟旅遊快線 Jining Confucius Travel Express Straddle-beam monorail (BYD Skyrail) system , BYD 済寧市・鄒城市/中華人民共和国 |
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【新規】 マニュファクチャラー:BYD モノレールシステム :BYD Skyrail 建設開始 :2019年(第一期) 開業予定 :- 総延長 :12km(デモンストレーション線6.2km) 開業区間 :- 孔子トラベルエクスプレス(孔孟旅遊快線・Jining Confucius Travel Express)は、孔子の故郷でも知られる山東省西南部の済寧市曲阜と、孟子の故郷の鄒城市とを繋ぐ観光モノレール路線。ルートは、北部から順に高速鉄道曲阜東駅より南下し、曲阜南駅、九龍山風景区、孟寺孟福風景区を繋ぐ。 孔孟旅遊快線(鄒城セクション) 現在は鄒城セクションと称される全長12kmの区間を整備している。このうち先行試験区間(デモンストレーション区間)として、孟廟駅(起点)~原憲駅までの6.2km7駅(いずれも高架駅)を開業に向け建設している。駅間の平均距離は1.593kmとなる予定。 済寧市の鉄道輸送網の計画総規模は239キロメートル5路線からなるが、孔子トラベルエクスプレスはこの内の1路線として構成される。計画路線名はL6線。第一期計画として当L6線の他、鉄道路線の2号線、3号線が構成されており、その全長は65.5km37駅にも達する。 採用されるモノレールシステムは、中国のモノレール後発マニュファクチャラーとしてしられる 比亜迪(BYD)社の雲軌(Skyrail)。車両は1組3両編成となっている。第一編成が2018年1月3日、孔孟旅遊快線軌道桁上に設置された。 雲軌(Skyrail)の基本構成は以下の通り。 ・ゴムタイヤ方式・ボギー台車方式 ・最小曲線半径:30m・登坂能力:最大100‰・最高速度:80km/h 比亜迪(BYD)社は、中国の電気自動車(EV)最大手企業として既に有名であるが、同社はモノレール事業においても2011年以降、約1000人規模のモノレール開発チームを発足し、500億元を投資しモノレールシステムを開発した。同社は自社工場内へのモノレール敷設を皮切りに、2017年8月には銀川市に導入。今現在も主に中国国内、ブラジル等で20近い路線の契約獲得を行うべく活動を展開している。比亜迪(BYD)社のモノレールシステムは、雲軌(Skyrail)と称さる商品パッケージとして展開されているが、いずれも完全自動運転による運行システムを実現している。
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