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モノレール 海外編 KLモノレール
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北アメリカのモノレール
kingstone monorail test track
キングストン試験線
-Kingston Innovia Monorail 試験線-


社名 ボンバルディアトランスポート社
路線名 キングストン試験線
開業年月日 -
営業距離 1.7km
駅数 -駅
複・単線 単線
モノレール
方式
跨座式
Bombardier Innovia Monorail 300
Bombardier Innovia Monorail 次世代機種

Bombardier Innovia Monorail の軌道桁および他社比較(軌道寸法:800mm×1400mm)
モノレールの軌道サイズ一覧
図.モノレールの規格一覧
左段:海外マニュファクチャラー、右段:日本マニュファクチャラー

1.キングストン試験線


カナダ オンタリオ州 キングストン、ここにはボンバルディアトランスポート社の鉄道関連工場および開発施設が並びます。
キングストンの工場は近代化改修が行われ、新たに1.7kmのモノレール試験線が設置されました。
総工費は$ 13.8百万で、ボンバルディア社が開発を進めるInnovia Monorail 300のハードウェア開発を目的としています。
キングストン試験線および関連施設の建設においては、建設の段階でベースのアンカーコンクリート部設置など、既に地元企業にビジネスを提供しており、試験線が位置するモンタリオ州では、雇用の創出が図られる事を期待し同プロジェクトへの支援を行っています。

 ボンバルディア社 キングストン入り口
キングストン試験線に通じる入り口
 ボンバルディア社 キングストンモノレール試験線
試験設備全景

開発中のInnovia Monorail 300システムは、同社のM-VI型モノレール(ディズニー)およびInnovia Monorail 200(ラスベガス)に比べて構造の改善が図られており、特にホイールハウスの配置見直しによって、室内はウォークスルー化の改良がなされました。
同システムは運行の完全自動化を目玉としており、様々な列車制御技術が投入されています。
完全自動化を果たしたCITYFLO 650通信ベース列車制御は、無人運行が可能というだけでなく、車両の運行に必要なメンテナンスコストの削減や、安全性の向上、信頼性の向上および自動運転による短い運行間隔などを実現し、多くの利点を備えています。
その他の主要開発項目としては、モノレール車両がブレーキを作動させる際に発生するエネルギーを捕捉、再利用する技術等、次世代のモノレールシステムの開発も行われています。

 MarkⅣモノレール
M-VI型モノレール
 ラスベガスモノレール
Innovia Monorail 200(ラスベガス)

試験線の概要としては、PC軌道桁で製作されたモノレール軌道が約1.7km設置され、軌道桁幅は690mmとなっています。
同システムは、最小曲線半径46mのタイトなカーブと、最大6%の勾配をクリアする事を売りとしています。
また分岐器は、ビーム置換方式または多位置ピボット分岐器のいずれかを採用する事となります。

 ボンバルディア社 キングストンモノレール試験線起点部分
キングストン試験線起点部分
 キングストンモノレール試験線に留置されたモノレール車両
キングストン試験線反対側末端
奥にはInnovia Monorail 300車両が見える。
編成長と配色からサンパウロ向けと見られる。

近年ボンバルディアは、サウジアラビアのアブドラ国王金融街リヤドおよびブラジルのサンパウロメトロにおける2つのモノレール路線を受注しており、当試験線ではこれらの車両開発テストを実施します。
また両路線には、Innovia Monorail 300の目玉となる、CITYFLO 650通信ベース列車制御(無人運行システム)が装備されています。
更に、サウジアラビア、ブラジルに続くモノレールシステム受注のため、ボンバルディア・トランスポーテーションでは更なるモノレールシステムの開発を進める方針です。
2014年11月には、中国のジョイントベンチャー(JV)(CSR Puzhen)と、中国市場向けのInnovia Monorailシステム(ならびにInnovia APM車)を開発し製造する契約を締結しています。

2. Bombardier製モノレールシステム

2-1. InnoviaMonorail100

1989年、ウォルト・ディズニー・ワールドは、ボンバルディア・トランスポーテーションによって開発されたMark IV(モノレール)を導入しました。
ボンバルディア社は、その後1991年にフロリダ州のタンパ国際空港に、1994年にはフロリダ州ジャクソンビルへモノレールシステムを導入しました。これらの初期のシステムは、現在InnoviaMonorail100シリーズにグループ化されています。

2-2. InnoviaMonorail200
2004年7月、ラスベガスにおよそ6マイルのモノレール路線が開業しました。
この時導入された車両はそれまで使用されていたMark-Ⅳ(ディズニー)に代わり、InnoviaMonorail200となりました。
ラスベガスモノレールでは、最初の数ヶ月に渡り、部品の落下や繰り返し起こる技術的な問題に苦しめられました。一時的に4ヶ月間閉鎖されましたが、2004年12月にリニューアルオープンしています。

2-3. InnoviaMonorail300
2010年、サウジアラビア(リヤド)、ブラジル(サンパウロ)の各都市では、ボンバルディア社のInnoviaMonorail300システムを導入する事を決定しました。
リヤドに建設されるモノレールは、中東の経済中心地であるアブドラ国王金融街に導入するためのものです。
サンパウロでは、街の大量輸送網として位置づけられ、街の中心地と住宅地の間に17の駅が設置される予定です。
フェイズ1aはわずか2駅間ながら2014年8月に開業を果たしました。

2-4. InnoviaMonorail次世代車両

2014年11月、ボンバルディア社は、中国のジョイントベンチャー(CSR Puzhen)と、中国市場向けのInnovia Monorailシステムを開発し製造する契約を締結しました。
主要生産設備となるのは、ボンバルディア社の拠点の一つとなるキングストン(カナダ)、そしてもう一つは南京(中国)です。
近年目覚しい経済発展を遂げる中国、同国へのボンバルディア製モノレール導入に向け、ボンバルディア社と中国企業とのシステム開発が始まっています。
(その他の主要な生産設備はHortolândia(ブラジル)となっています。)

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