モノレール海外編
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SaoPaulo Line17(Gold) /Brazil
Straddle-beam monorail (ALWEG) system , Scomi
サンパウロメトロ17号線(金)/ブラジル 






BYD社製 サンパウロメトロ17号線用車両
(c)Companhia do Metropolitano de São Paulo(CMSP) (c)BYD

 サンパウロメトロ17号線
サンパウロ Estaiada Bridge
サンパウロメトロ17号線の支柱群(右手に見える工事中の支柱)
Estaiada Bridge in Sao Paulo_ (c)Shutterstock.com

【新規】2011年6月 初期契約
マニュファクチャラー:Scomi Engineering
           BYD SkyRail(2020年契約以降)
モノレールシステム :Scomi SUTRA(初期計画)
           BYD SkyRail(現行)
開業        :2026年3月31日
           ※暫定・支援運行として開業
営業中区間     :モルンビー~アエロポルト・デ・コンゴーニャス
営業距離      :約6.7km
営業駅数      :7駅
           ※優先区間は8駅構成だが、Washington Luís駅は2026年6月末までの開業予定
将来計画      :当初はジャバクアラ方面およびサンパウロ・モルンビー方面を含む路線として計画
車両        :BYD SkyRail 5両編成
編成数       :14編成
運行形態      :2026年6月時点では平日10時~15時の暫定・支援運行
本格運行      :2026年後半に段階的拡大予定

1.サンパウロメトロ17号線

ブラジル・サンパウロに建設されたサンパウロメトロ17号線、通称「Linha 17-Ouro(17号線ゴールド)」は、同市南部にあるコンゴーニャス空港を鉄道ネットワークへ接続するために整備された跨座式モノレール路線である。17号線は、サンパウロの都市鉄道網の一部として計画されたモノレール路線であり、当初は2014年FIFAワールドカップにあわせた開業が想定されていたが、工事中断、契約変更、事業者交代、訴訟、資金面の問題などが重なり、完成は大幅に遅れることとなった。初期の契約は2011年6月にScomi Railを含むコンソーシアムが受注し、Scomi SUTRA方式の跨座式モノレールとして計画されていた。
建設中のサンパウロメトロ17号線
建設中のサンパウロメトロ17号線
(c)adbee
その後、Scomi側の財務問題などにより当初の車両・システム計画は見直され、2020年以降は中国BYDのSkyRailシステムへ変更された。現行の17号線にはBYD製の5両編成モノレールが導入され、車両・信号・通信・ホームドア等を含むシステムがBYDによって供給された。編成数は14本で、各編成は5両編成、1編成あたり616人程度の輸送力を持つとされる。

17号線は2026年3月31日に、モルンビー駅からアエロポルト・デ・コンゴーニャス駅までの優先区間として開業した。開業区間は約6.7kmで、コンゴーニャス空港とサンパウロの鉄道網を直接結ぶ役割を担う。モルンビー駅では9号線エスメラルダ線、カンポ・ベロ駅では5号線リラ線と接続し、空港アクセス路線としての性格が強い。

ただし、2026年6月時点では「全線開業」ではなく、暫定・支援運行としての開業である。サンパウロメトロ公式の駅一覧では、17号線の旅客扱い駅はモルンビー、シュクリ・ザイダン、ヴィラ・コルデイロ、カンポ・ベロ、ヴェレアドール・ジョゼ・ジニス、ブルックリン・パウリスタ、アエロポルト・デ・コンゴーニャスの7駅となっている。優先区間としては8駅構成とされるが、Washington Luís駅はまだ旅客営業に加わっておらず、現地報道では2026年6月末までに開業予定とされている。

運行も現時点では限定的で、平日を中心に10時から15時までの暫定運行となっている。開業初期は2編成によるシャトル運行で、待ち時間はおおむね7~14分とされ、今後、車両数の増加、運行時間の拡大、本格運行への移行が段階的に進められる見込みである。

将来的には、現在の優先区間からさらに延伸し、パライゾポリス方面やサンパウロ・モルンビー方面への接続、また当初計画に含まれていたジャバクアラ方面への延伸が検討されている。
 サンパウロメトロ17号線路線図
サンパウロメトロ17号線路線計画図
(Linha 17 da Rota do Metrôde de São Paulo /(c)mjws.org)

2.サンパウロメトロ17号線のモノレールマニュファクチャラー

なお、17号線の建設にあたってはScomiおよびそのコンソーシアムが契約を獲得(2013年)した事で、当初、同Scomi社がパッケージ展開するモノレールシステム「Scomi Sutra」が導入される計画であった。しかしながら同社は2018年末に当事業より撤退。これに変わり2019年初頭、中国のバッテリー自動車メーカー「BYD社」が、サンパウロメトロ17号線向けモノレール車両の製造を受託する事となり、2020年4月27日に正式な契約を交わした。BYD社は、「Skyrail」と称する跨座型モノレールシステムを商品展開する中国企業。モノレールマニュファクチャラーとしては再後発企業(2016年モノレールプロジェクト始動)ながら、既に中国国内のみならず世界中の多くのモノレール建設案件で受注を獲得している。17号線の既完工区間については、上述した「Scomi Sutra」用の規格で設計および建設が成されており、後を次ぐ形となったBYD社がモノレール車両の製造を行う上で、BYD社「Skyrail」をベースとし既設軌道規格に合わせた車両を設計製造するのか、または「Scomi Sutra」規格での車両製造(製造はBYD)を行うのかが注目されていた。

建設中のサンパウロモノレール17号線
建設中のサンパウロメトロ17号線 (c)Shutterstock.com

BYDMonorail
サンパウロメトロ17号線用車両
(c)Companhia do Metropolitano de São Paulo(CMSP) (c)BYD

3.サンパウロメトロ17号線を巡る動き

【2023年4月27日】
BYD社製モノレール出荷

サンパウロメトロ17号線へ車両供給の提供を締結したBYD(比亚迪)は、2023年4月27日、サンパウロの17号線(ゴールドライン)向けに製造した5両編成のモノレール列車 初期編成を広安工場から出荷した。7月にサントス港へ到着した。

【2020年4月27日】
BYD社、17号線契約を正式に締結

サンパウロメトロとBYD社は2020年4月27日、サンパウロで建設中の17号線(ゴールドライン)プロジェクトにおいて、BYD社のモノレールシステム“スカイレール”を提供する事を正式に締結した。なお、17号線の建設にあたってはScomiおよびそのコンソーシアムが2013年に契約を獲得したが、同社は2018年末に当事業より撤退。これに変わり2019年初頭、中国のバッテリー自動車メーカー「BYD社」が、サンパウロメトロ17号線向けモノレール車両の製造を受託する事を示唆していた。 BYD
BYD Skyrail (c)BYD

【2017年4月27日】
スコミ社、サンパウロメトロ17号線向けの5両編成車両公開

2017年4月27日、Scomiエンジニアリングはマレーシアの自社工場内にて、ブラジル・サンパウロメトロ17号線向けのモノレール(5両編成車両)を公開した。

同日はブラジル大使を務めるカルロス・マーティンズ・セグリア氏を招き、ラワンにある施設内において行われた。
ScomiMonorail
Scomi Sutra (c)Scomi

【2016年3月12日】
ブラジルタウバテにスコミエンジニアリングモノレール工場を建設

マレーシア企業スコミエンジニアリングは、ブラジルタウバテに建設予定のモノレール工場の起工式を3月12日に開催した。
今回のモノレール製造工場建設は、ブラジルに建設予定のモノレール17号線および18号線を睨んだもの。
新設する工場では、モノレール車両ならびに台車等機器類の製造を目的としており、2017年度より製造を開始する予定となっている。建設される工場の位置はブラジル南東部のタウバテ。サンパウロおよびリオジャネイロの間に位置する。敷地面積はおよそ98000㎡、将来的には地下鉄およびライトレールの車両製造も手掛ける計画とされている。

建設中のサンパウロメトロ17号線(画像) 
工事中のサンパウロメトロ17号線
建設が進むサンパウロメトロ(モノレール)
(c)jaboticaba-AdobeStock

コンゴニャス空港線と2期線との分岐近くに設けられるJardim Aeroporto駅および車両基地
(c)Shutterstock.com

 
建設が進むコンゴニャス空港駅 (c)Adbee
サンパウロメトロ17号線にはスコミ製モノレールが採用された
(c)jaboticaba-AdobeStock

(c)jaboticaba-AdobeStock
サンパウロメトロ17号線の軌道
(c)jaboticaba-AdobeStock
 
(c)jaboticaba-AdobeStock
 
(c)jaboticaba-AdobeStock

(c)jaboticaba-AdobeStock 
 サンパウロメトロ17号線
Jabaquara
パナマモノレール路線図 終点
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅
      建設工事中
2019年末開業'(計画)
Hospital Sabóia
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅 建設工事中
2019年末開業'(計画)
Cidade Leonor
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅 建設工事中
2019年末開業'(計画)
Vila Babilônia
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅 建設工事中
2019年末開業'(計画)
Vila Paulista
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅 建設工事中
2019年末開業'(計画)
Jardim Aeroporto
北九州モノレール守恒駅 建設工事中
2019年末開業'(計画)
Congonhas
パナマモノレール路線図 終点
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅
大阪モノレール路線配線 片渡り分岐器右 大阪空港駅
大阪モノレール路線配線 片渡り分岐器左 大阪空港駅
建設工事中
2019年末開業'(計画)
Brooklin Paulista

大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅 
建設工事中
2019年末開業'(計画)
Vereador José Diniz
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅  建設工事中
2019年末開業'(計画)
Campo Belo
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅  建設工事中
2019年末開業'(計画)
Vila Cordeiro
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅   建設工事中
2019年末開業'(計画)
Chucri Zaidan
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅  建設工事中
2019年末開業'(計画)
Morumbi
大阪モノレール彩都線延伸ルート配線 彩都西駅  建設工事中
2019年末開業'(計画)
Panamby
大阪モノレール延伸ルート配線 瓜生堂駅  次期建設区間
Paraisópolis
大阪モノレール延伸ルート配線 瓜生堂駅  次期建設区間
Américo Maurano
大阪モノレール延伸ルート配線 瓜生堂駅  次期建設区間
Estádio Morumbi
大阪モノレール延伸ルート配線 瓜生堂駅  次期建設区間
São Paulo–Morumbi 大阪モノレール延伸ルート配線 瓜生堂駅  次期建設区間
 
モノレール・ジャパン編集室(MJWS) 田村拓丸 Editor: Takumaru Tamura(文章 田村拓丸  MJWS編集室)
MJWS Representative / Editorial Desk
Based on information exchange with monorail operating companies, he gives community-oriented lectures. He engages in a wide range of activities aimed at maintaining and developing monorail infrastructure, including writing and editing monorail-related articles, designing layouts and illustrations, and more.
 


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