Gold line/Bangkok Thailand タイ/バンコク(ゴールドライン) |
||
---|---|---|
1.タイ バンコク (モノレール:ゴールドライン) オーナー:バンコク都(The Bangkok Metropolitan Administration) 運営1:Krungthep Thanakom Company Limited 運営2:Bangkok Mass Transit System Public Company Limited マニュファクチャラー:Bombardier モノレールシステム :INNOVIA MONORAIL300 CITYFLO650 開業予定 :2020年、2023年 総延長 :2.69km(4駅) 単複線 :複線 開業区間 :計画 2020年・G1_Krung Thonburi(クルントンブリ)駅〜G3_Khlong San(クロンサン)駅 2023年・G3_Khlong San駅〜G4_Prajadhipok駅 タイ政府は2016年9月、バンコク・トンブリ‐に整備が検討(2015年7月〜)されている「ゴールドライン」について、正式に建設計画を承認した。ゴールドラインの建設は、第一期と第二期に分け実施される予定。それぞれ、2020年および2023年の開業を目指す。 第一期はG1_Krung Thonburi(クルントンブリ)駅〜G3_Khlong San(クロンサン(タクシン病院))までの1.72km、第二期はG3_Khlong San駅からG4_Prajadhipok駅までの0.96km。 第一期(1.72km、3駅)では47300人/日、第二期(全2.69km、4駅)との通しでは81,000人/日の旅客需要を見込む。
バンコクでは、2021年の開業を目指しイエローラインおよびピンクラインと称されるMRTAのモノレール路線が建設を開始しているが、本ゴールドラインを含むいずれのモノレール路線も軌道(線路)上の直接的な接続は無い。合わせて、イエローラインおよびピンクラインの運営はMRTA(マスラピッドトランジットオーソリティ)による運営であるのに対し、ゴールドラインはバンコク都直営となる見通し。いずれのモノレール路線も、採用するモノレールシステムはBombardier社(ボンバルディア社)製のInnovia Monorail 300システムおよびBOMBARDIER CITYFLO 650(自動列車制御装置)の予定となっている。 特に上述したイエローライン(運営:バンコク東部モノレール社(EBM))およびピンクライン(運営:バンコク北部モノレール社(NBM))においては、ボンバルディア社との間で、それぞれのモノレール・システムについての設計および設計支援の契約を締結済みである。契約ではこの他にも、プロジェクト管理、システムエンジニアリング、インテグレーション、導入するInnovia Monorail 300モノレールシステムのテストと試運転も含まれており、ゴールドラインが同システムの採用を決定した場合、同様の契約内容となる事が想定される。 Bombardier Transportation社(ボンバルディアトランスポーテーション社)は、業界を牽引する世界有数の鉄道メーカー。アルストム、シメーンス等と並ぶ鉄道ビッグフォーとしても知られる。本体は、カナダのモントリオールに本社を置くBombardier社(ボンバルディア社)。同社が商品パッケージとして世界展開を進めているのが、Innovia Monorail 300システムと称するモノレールシステム。建設中の路線として、サンパウロメトロ15号線(ブラジル)、ドバイ(アラブ首長国連邦)、蕪湖軌道交通1号線(中国)、蕪湖軌道交通2号線(中国)等が挙げられる。 2.計画駅番号-計画駅名称 G1:Krung Thonburi G2:Icon Siam G3:Khlong San G4:Prajadhipok 3.Innovia APM Innovia APMは、Bombardier Transportationによって製造された中央案内軌条線式の自動ピープルムーバーシステム。APMは日本ではAGT等に分類される輸送システム。APMテクノロジーはもともとWestinghouseによって開発されたが、その後Adtranzが所有、直近では2001年にBombardierによって買収され商品パッケージ化されている。1971年の市場搭乗以来、Innovia APM 100(元はC-100およびCX-100)、Innovia APM 200(当初はInnovia People Moverと呼称)と続き、現在では最新型となるInnovia APM 300が商品展開されている。 ※中央案内軌条線式APM(AGT)は、採用国によっては“モノレール“として認知されている事から、当サイトでは重点調査対象としている。日本国内では山万ユーカリヶ丘線がこのシステムに該当。現在、競合するシステムとして三菱クリスタルムーバー等がある。 |