モノレールデータベース(画像集)
モノレールの車止め(または制走堤)画像集です。
ここへいらっしゃった方は共感していただけるのではないかと思いますが、
"車止め"には底の見えない魅力があります。
モノレールでは各社様々な車止めを採用しており、社別に見比べてみるのも面白いかもしれません。
1.車止め 車止めとは、停止すべき位置を越えて走行してきたモノレール車両を強制的に停止させるための装置の事です。 基本的には線路終端や車庫終端に設置されています。 2.モノレールにおける車止めの種類 2-1.油圧式車止め(油圧緩衝機) 営業路線上(終点の軌道末端)に主に設置されるタイプ。 油圧式の緩衝装置が強制的に車両を迎える。車両が過走し突撃する事があっても、上限速度以下であれば安全に停止させる事ができる。 他種に比べて設置費用が高額になるため、上述した様に営業路線上のみで採用されるケースが多い。 2-2.制走堤(緩衝器付制走堤) コンクリートを板状に整形した構造物。 通常は制走堤に緩衝機(または緩衝筒)を組み込んだ物が使用される。 2-3.簡易車止め(第2種) 鋼材を軌道桁に固定し車止めとした構造物。 軌道桁を抱き込むタイプと、軌道上面に簡易的に据え付けたタイプが存在する。 簡易タイプは主に、軌道に架線が張られておらず電力供給が途絶えた区間に設置する事が多い。 停止位置を越えて車両が走行してきた場合でも、電力供給が途絶える事によって強制的に停車する。 そのため、簡易タイプで車両を強制的に停止させる事を考慮していない。 2-3.第2種緩衝機付車止め(緩衝機) 鋼材を軌道桁に固定し合わせて緩衝機を設置した車止め。 モノレールでは最も多いが、その構造は様々に分かれる。 |
【車止め:大阪モノレール】 -大阪高速鉄道 門真市駅- 第2種緩衝機付車止め(緩衝機) 簡易車止め(第2種) 第2種緩衝機付車止め(緩衝機) 簡易車止め(第2種) 2016年6月現在の様子 |
【車止め:大阪モノレール】 -大阪高速鉄道 千里中央駅- 制走堤(緩衝器付制走堤)単線 |
【車止め:大阪モノレール】 -大阪高速鉄道 大阪空港駅- 制走堤(緩衝器付制走堤) 大阪モノレール大阪空港駅末端の制走堤(緩衝器付制走堤) P-1支柱上に設置される。制走堤背面に見える金属物は耐震補強用の冶具によるもの。 大阪モノレール関連における軌道インフラでは、将来延伸される可能性がある物に関しては簡易車止めを、その他延伸の可能背が薄い箇所には制走堤を設置する傾向にある。よって大阪空港以降の延伸は具体的な計画が現時点では存在していない事を示している。 この傾向は本線以外にも通用する物で、折り返し線等は基本的に制走堤が設置されている(千里中央駅、彩都西駅)。 |
【車止め:大阪モノレール】 -大阪高速鉄道 万博記念公園駅留置線- 通称17番線の軌道末端に設置される車止め。 |
【車止め:大阪モノレール】 -大阪高速鉄道 彩都西駅- 第2種緩衝機付車止め(緩衝機) 制走堤(壁)(緩衝器付制走堤) 中央の軌道末端については制走堤というより壁と呼ぶべきか。(緩衝器付制走堤) 左の軌道および右の支承部分が、将来東センター延伸時に本線として使用される。 |
【車止め:大阪モノレール】 -大阪高速鉄道 万博車両基地留置線- 【車止め:大阪モノレール】 -大阪高速鉄道 万博車両基地留置線 基地内奥手- |
【車止め:ゆいレール】 -沖縄都市モノレール 那覇空港駅- 制走堤(緩衝器付制走堤) |
【車止め:多摩都市モノレール】 -多摩都市モノレール 車両基地- |
車止め:多摩都市モノレール】 -多摩都市モノレール 多摩センタ- 多摩モノレール南方の終点となる多摩センター駅。 多摩センター駅の軌道末端部分は、町田および八王子までの将来の延伸のため簡易の車止め(制走堤)が設置されている。 軌道が若干上方を向いているのは、以降の道路が登り勾配である事と、連立する歩道橋群を越える必要があるため。 支承部分が高位置になっているのは、この地点にPC軌道桁が設置される事を意味する。 |
車止め:多摩都市モノレール】 -多摩都市モノレール 上北台- 多摩モノレール北方の終点となる上北台駅。 上北台駅の軌道末端部分は、将来の箱根ヶ崎延伸を睨んで簡易の車止め(制走堤)が設置されている。 軌道は若干左を向いた状態で車止め位置に差し掛かっている。 以降の延伸ルートが、左折した後、新青梅街道を沿う計画とされているため。 次レールの支承部分が低位置になっているのは、この地点から鋼軌道桁が設置されるためこの様な配置になっている。 軌道はこの地点より大きく左(写真では右方向)にカーブするため、高過重対応およびスパン長を長くとれる鋼軌道が設置される。 |
【車止め:ゆいレール】 -沖縄都市モノレール 首里駅- 第2種緩衝機付車止め(緩衝機) 首里駅から先は延伸工事が進んでいる。 延伸を前提として、第2種緩衝機付車止め(緩衝機)が設置される。 もうしばらくするとこの車止めも撤去される事となる。 |
【車止め:ゆいレール】 -沖縄都市モノレール保守基地- 制走堤(緩衝器付制走堤) |
【車止め:ゆいレール】 -沖縄都市モノレール車両基地拡張工事- 制走堤(緩衝器付制走堤) |
【車止め:北九州モノレール】 -北九州高速鉄道 企救丘駅- 簡易車止め(第2種) 企救丘駅末端は分岐器先より架線が張られておらず、 基本的に車両が車止めまで過走する事は考慮されていないものと推定される。 |
【その他:北九州モノレール】 -北九州高速鉄道 企救丘駅- 見えない車止め 北九州モノレール小倉線は、建設される以前の計画時には曽根方面までのルートが予定されていた。 終点の企救丘駅には、将来の延伸を見据えてか、軌道の支承部分が設置されている。 レールの無い無言の車止め、見えない車止め。 |
【車止め:北九州モノレール】 -北九州高速鉄道 企救丘車両基地- 第2種緩衝機付車止め(緩衝機) 「モノレールまつり」の際に撮影した基地留置線および工場内の車止め。 |
【車止め:北九州モノレール】 -北九州高速鉄道 小倉(現平和通)延伸時- 北九州モノレール小倉線がJR小倉駅までの延伸を果たす際、それまでの終点であった小倉駅に設置された車止め。 |
【車止め:北九州モノレール】 -北九州高速鉄道 小倉駅- 北九州モノレール小倉駅の油圧式車止め(油圧緩衝機) 奥に見えるガラス越しには、山陽新幹線小倉駅のホームが並ぶ。 |
【車止め:東京モノレール】 -東京モノレール 浜松町駅- 浜松町駅の油圧式車止め(油圧緩衝機) 営業路線上に主に設置されるタイプ。 運行頻度、乗降者数において他の路線を圧倒する東京モノレール。 油圧緩衝機の設置は必須と言える。 |
【車止め:東京モノレール】 -昭和島車両基地内- 東京モノレール昭和島基地内に設置された留置線群と各種の車止め。 ちなみに、左の写真は初期の頃に採用されていた可とう式転轍機を流用したもの。 |
【車止め:小田急向ヶ丘遊園線】 -小田急向ヶ丘遊園線 正門駅- 今は無き小田急モノレール向ヶ丘遊園正門駅に設置されていた車止め。 小田急モノレールはロッキード式と呼ばれるモノレールシステムを採用していた。 このため、他のアルウェーグ式モノレール等の車止めとは外観が異なる。 |
【車止め:千葉都市モノレール】 -1号線 県庁前駅- 千葉都市モノレール県庁前駅先に設置された車止め。 現在は白紙となっているものの、千葉都市モノレール1号線には県庁前駅以降の延伸計画が存在する。 |
【車止め:千葉都市モノレール】 -1号線 千葉みなと駅- 千葉都市モノレール千葉みなと駅先に設置された車止め。 軌道は幕張方面を向く。 |
【車止め:湘南モノレール】 -湘南江ノ島駅- |
【車止め:上野動物園モノレール】 現在では国内最古のモノレール路線となった上野懸垂線(上野動物園モノレール) ダブルランゲン式を採用するこのモノレールの車止めも独特の外観を取っている。 |
【車止め:山万ユーカリが丘線】 |
スポンサー リンク |
|
|
mjws