動画で知ろう!モノレールについて
モノレール専科は、mjws編集室が編集するモノレールのしくみ解説動画シリーズ。 普通鉄道とは異なり、特有の技術が必要になる「モノレール」について、簡便に、かつ各分野別に内容を掘り下げつつ、「モノレールのしくみ」を紹介していきます。 |
モノレール専科 #03 モノレールのレール |
モノレール専科 #03 モノレールのレール 普段の生活で良く利用する普通鉄道のレールは、いわゆる鉄で出来ていますね。 原料の鉄は主に製鉄所で製造され、さらに軌条工場でレールの形に仕上げられ、鉄道路線へ敷設されていきます。 それでは、モノレールのレールはどこでつくられているのでしょうか? また、どんな材質でつくられているのでしょうか? 今回はそんな「モノレールのレール」に焦点を当てていきたいと思います。 まず、モノレールのレールについてですが、一般にモノレールのレールはレールではなく「軌道桁」と呼称します。 設置される桁自体がモノレールの場合レールとなるため、「軌道」の役割を成す「桁」という扱いになります。 まず、モノレールの軌道桁はどんな材質でできているのでしょうか? 実際にモノレールの軌道桁を見てみると、コンクリート製のものと鋼製のものが入り混じっている事が分かります。 モノレールの軌道桁は大抵の場合、コンクリート製の軌道桁が用いられますが、 これは、コンクリート製軌道桁の方が、鋼製軌道桁よりも製作費用が安くつくため…。 交差点の上部や、河、道路等を越える必要が生じた場合、軌道桁の距離が長くなってしまうため鋼製の軌道桁を用います。 国内で使用されているコンクリート製の軌道桁は、その設計から、ほとんどの場合20〜22m長までの耐久許容となっています。 したがって、22mを越える場合は、鋼製の軌道桁を用いるのです。 次回のモノレール専科では、コンクリート製のモノレールのレールを作る工場「軌道桁製作場」について調べます。 |