熱海モノレール社のルートについてはその後、ルートが変更され、現在の熱海第一ビル位置が起点駅となっています。
右の図が、熱海モノレール社の起点駅位置の推定構造。
駅前ビルの地下3から4階位置が駅となっていて、この空間は駅手前まで続く、地下通路末端部まで続いているものと推定されます。 |

熱海第一ビルの推定構造 (c)mjws
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この構造は熱海モノレール社の資料からも読み解く事ができ、地下通路下に続く空間では、駅側末端部部分に軌道の起点位置が記されています。 |

熱海モノレールの起点駅付近のルート図
(c)熱海モノレール株式会社 |
東邦観光開発株式会社版の熱海モノレールのルートは、そのまま地中を下りながら進み、現在の熱海ビーチライン付近から沿岸部に出ます。
この地下ルートについても、熱海モノレール社のルートと非常に類似していますが、東邦観光開発株式会社版の熱海モノレールでは、熱海モノレール社と比べ、直線的に山を下る事が特徴となっています。
熱海モノレール社ルートでは、春日町交差点の下部を進行し海岸線に出ていくのに対し、東邦観光開発株式会社版の熱海モノレールのルートは、この交差点より東側を通過、同様に海岸線に出ます。
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東邦観光開発申請線と熱海モノレール社申請線のルート
起点駅付近 (c)東邦観光開発 |