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北九州モノレールの車両基地「企救丘車両基地」 | |||||
企救丘車両基地は、北九州モノレール小倉線終点の企救丘駅先方に位置するモノレール専用の車両基地で、敷地面積は55600u。 車両検修設備として、列車検査場、1か月検査場、重要部及び全般検査場、塗装場、タイヤ交換場、および軌道桁・電気設備の点検補修に用いられる工作車の車庫が設けられている。 北九州モノレール計画当初より、高い機能性と効率性を持たせた車両基地とするため、多岐に渡る項目について検討が成されている。当初計画案として示された6案のうち、以下に示すループ案が採用された。収容力としては18編成72両まで留置(開業時9編成36両)できるよう設計されているが、現在は初期段階の最小収容力での建設に留まっている。特に位置の選定では、駅近くに設ける事と、発着駅からストレートに入出庫ができ無駄な折返し作業が発生しない様考慮し、終着駅となる企救丘駅末端部に決定した。さらに基地構内の配線も検討が成されている。分岐器構造が大掛かりとなるモノレールでは、一般的に並列扇型の車両基地配線形態を取る。しかしながら、用地面積の兼ね合いと、上述した高い効率性を持たせるため配線の一部に縦列方式を採用する等、折返し作業の低減が図られる様工夫が成されている。 |
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車両基地内の路線配置と番線名および番線用途 | ||
企救丘車両基地番線一覧 基本構造を縦列配置とし、検査線および留置線を片方向扇形による軌道配置が特徴。 |
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番線 | 用途 | |
3番線 | 留置線 留置本数 2編成 | |
4番線 | 留置線 留置本数 2編成 | |
5番線 | 留置線 留置本数 2編成 | |
6番線 | 年検場線 | |
7番線 | 月検場線・車体塗装 | |
列車検査線 | 列車検査 | |
構内中線 | ||
タイヤ交換場線 | タイヤ交換 | |
工作車車庫 | 工作車車庫・留置線・トラバーサ | |
企救丘車両基地分岐機一覧 | ||
分岐器名 | 構造 | |
第1分岐 | 3差関節式分岐器(入出各1ユニット) | |
第2分岐 | ||
第3分岐 | 3差関節式分岐器 | |
第4分岐 | 3差関節式分岐器 |
番線 | 用途 | |
列車検査線 | 列車検査 | |
構内中線 | ||
タイヤ交換場線 | タイヤ交換 | |
左写真:列車検車線、中線、タイヤ交換場線外観。 右写真:軌道上より中線およびタイヤ交換場線を見る。 列車検査線および洗車機(手前)の様子 |
番線 | 用途 | |
3番線 | 留置線 留置本数 2編成 | |
4番線 | 留置線 留置本数 2編成 | |
5番線 | 留置線 留置本数 2編成 | |
写真左:左手より留置線 3番線、4番線、5番線 1番線、2番線は車両基地建設計画時に計画されていた将来拡張留置線の欠番号となっている番線。 左写真:画像中央に見える3番線の右手に2番線、1番線が設置される計画だった。 右写真:1番線、2番線および3番線を分岐させるための分岐機設置予定地。 |
番線 | 用途 | |
6番線 | 年検場線 | |
7番線 | 月検場線・車体塗装 | |
6番線:写真中央、7番線:写真右手 6番線年検場線および年検場の様子 |
番線 | 用途 | |
工作車車庫 | 工作車車庫・留置線・トラバーサ | |
工作車車庫と留置線の様子 北九州モノレールの工作車車庫は新型工作車導入に伴い、2018年に拡張工事を実施している。 画像は拡張された軌道桁の様子。 |