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モノレール国内編 小田急モノレール
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向ヶ丘遊園モノレール廃線跡散策2017年3月現在

小田急電鉄向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)廃線跡 散策

2017年1月現在の様子
Closed monorail line
-Odakyu Mukogaoka-Yuen Monorail line-[1966-1979]

  1966年4月23日に開業を果たしたロッキード式モノレール、小田急向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)。
 この所では、姫路モノレールの大将軍駅公開等イベントが開催された事で、同じくロッキード式モノレールを採用したこの小田急向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)にも注目が集まっています。
 同線は2000年に台車の亀裂が発見され運休、翌2001年2月1日を持って廃止となってしまいました。
 この小田急向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の廃止によって、ロッキード式モノレールは世界から姿を消すこととなりました。
 管理人は全開訪れたのは、未だ営業中であった1990年後半頃です。
 それまで資料や映像で見ていたイメージとは違い、車両や室内が大変大きい事に驚いたのを覚えています。

 話がそれましたが、そんな過去を思い出しつつ、本日は小田急向ヶ丘遊園線、通称小田急モノレールの廃線跡を散策したいと思います。
 散策する区間は、小田急電鉄向ヶ丘遊園正門から旧向ヶ丘遊園正門駅間およそ1.1km。
 つまり、小田急向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の廃線跡全線区間を歩きます。
 

小田急線向ヶ丘遊園駅改札外観
小田急向ヶ丘遊園駅
久々にこの地に降り立ちました。
小田急線向ヶ丘遊園駅入り口
小田急向ヶ丘遊園駅
小田急線向ヶ丘遊園駅ホーム
小田急向ヶ丘遊園駅
小田急線路線図
小田急向ヶ丘遊園駅に掲載される路線図。
近くには読売ランド前、新百合ケ丘とモノレールの歴史に深く関わる地名が並びます。
 小田急線向ヶ丘遊園駅改札の様子
小田急向ヶ丘遊園駅改札
 小田急線向ヶ丘遊園駅駅前の様子
小田急向ヶ丘遊園駅の駅前
小田急モノレールが営業されていた当時は、この地点から既にモノレールの駅舎が見えていました。
 小田急モノレール線廃線ルート 小田急向ヶ丘遊園駅前に周辺の案内図がありました。
現在地と表示されている場所より、向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の廃線跡を辿ります。
目的地点は図中左上に赤丸で印してある「藤子F不二雄ミュージアム」です。
ドラえもん等の代表的な作品に関連する資料が展示されているようです。

が、今回は時間の都合上この「藤子F不二雄ミュージアム」には入館しません。
同位置に過去存在した向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の向ヶ丘遊園正門駅跡地を目指します。
 向ヶ丘遊園駅前広場の様子
小田急向ヶ丘遊園駅の駅前の様子
 向ヶ丘遊園モノレール駅舎が存在した駅前付近
小田急向ヶ丘遊園駅の駅前ロータリー
 向ヶ丘遊園モノレール駅舎跡
小田急向ヶ丘遊園駅の駅前に駐輪場があります。
およそ道路の中央分離帯部分を占拠した形で配置されています。まさにここが、旧向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の向ヶ丘遊園駅の廃線跡地となります。
小田急モノレール
向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)運行当時の写真。左写真と同位置の過去のものです。停車しているのが向ヶ丘遊園線小田急モノレール デハ500形 
 駐輪場として整備されている向ヶ丘遊園モノレール廃線跡
向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の向ヶ丘遊園駅の廃線跡地は外から中の様子を見る事ができます。写真位置の丁度上部分にモノレールの軌道およびホームがありました。
 小田急モノレール線駅舎跡内の駐輪場
駐輪場(向ヶ丘遊園駅の廃線跡地)の奥側を撮影したもの。
 小田急モノレール駅舎跡地に整備された駐輪場
駐輪場(向ヶ丘遊園駅の廃線跡地)の側面を撮影したもの。
ここから向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の廃線ルートを辿っていきます。
 駐輪場脇から小田急モノレール廃線跡を進む
向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の廃線後、同廃線ルートは綺麗に整備されました。写真は、向ヶ丘遊園駅を出て直ぐのあたり。
 モノレール廃線ルートはここで右にカーブ
向ヶ丘遊園駅を出た向ヶ丘遊園モノレールは、直ぐにこの交差点に差し掛かり、若干右方向へ軌道をカーブさせました。
モノレール廃線ルートにあるバス停
交差点付近に設置されたバス停。
 小田急モノレール線廃線ルート脇のダイエー
ルート脇には旧ダイエーも健在。
当時、モノレールの廃線と軌道の撤去まで見つめていたはずです。
 モノレール廃線ルートはここから川沿いに進む事となる
モノレール廃線ルートは、この位置より川沿いを伝って向ヶ丘遊園を目指しました。この歩道も廃線後に整備されたものです。
小田急モノレール向ヶ丘遊園駅付近 
同区間の向ヶ丘遊園モノレール運行当時の様子。
 モノレール廃線ルートは現在、歩道として整備されている
向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)廃線跡を川(二ケ領用水)沿いに進みます。
 小田急モノレール線廃線ルート支柱跡22番目
モノレール撤去後、支柱があった位置にはこの様な名板が設置されました。鉄道の廃線においては、時間が経つにつれ当時を語る証拠が減っていくのが常ですが、向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)廃線跡では、この名板を伝う事で当時の様子を想像する事が容易です。
 小田急モノレール線廃線ルート支柱跡24番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚24」
向ヶ丘遊園線線廃線ルート支柱跡25番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚25」
 向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート正門方向を見る
モノレールの廃線ルートは、整備された歩道上を通過していました。
向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート上に整備されたベンチ
モノレールの廃線ルート(遊歩道)上に整備された休憩スペース
 小田急モノレール廃線ルートの様子
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚28」
小田急モノレール線廃線ルート支柱跡28番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚28」
向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート上にの案内板苑アクセスロード 
ばら苑アクセスロードの看板(案内図)
 向ヶ丘遊園モノレール支柱跡29番
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚29」
 小田急モノレール線廃線ルート支柱跡30番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚30」
 小田急モノレール線廃線ルート支柱跡31番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚31」
向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート上に設置された33番目の支柱跡
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚33」
 向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート上の様子
モノレールの廃線ルートは写真右沿いを走っていました。
 向ヶ丘遊園モノレール廃線ルートは川沿いに続く
左写真の拡大

モノレールの廃線ルートには支柱跡が設置されています
 小田急モノレール線支柱跡橋脚34番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚34」
 向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート上に見えてきた本村橋交差点
廃線ルートはここで本村橋交差点とぶつかります。
軌道はこの交差点の真上を通過していました。
 向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート上に設置されたモニュメント
本村橋交差点付近に設置された向ヶ丘遊園モノレールのモニュメント
当時の支柱をイメージした作りになっています。
 本村橋交差点付近の向ヶ丘遊園モノレール廃線支柱跡
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚39」
ここから本村橋交差点を渡る部分については、当時はモノレール橋が使用されました。
 小田急モノレール線支柱跡39番
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚39」
 向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート上中間に位置する本村橋交差点
モノレール線ルートは写真中央付近を真っ直ぐ進みました。
本村橋交差点外観
本村橋交差点(左写真位置)より小田急向ヶ丘遊園駅方向を振り返ります。
 本村橋交差点を渡り向ヶ丘遊園モノレール廃線ルートを歩く
終点正門駅までもう少し。
 向ヶ丘遊園モノレール廃線跡の歩道
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚46」
小田急モノレール線支柱跡46番
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚46」
 モノレール線支柱跡49番
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚49」
この辺りでは植木の間に名板が設置されています。
というか、支柱があった所が緑化スペースとして整備されています。
小田急モノレール線支柱跡49番
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚49」
どこか申し訳なさそうに、そこに存在していました。 
 遊歩道に沿って向ヶ丘遊園モノレール廃線跡を歩く
かすかにですが「藤子F不二雄ミュージアム」の建屋が見えてきました。
かつての小田急モノレール正門駅跡地です。
 川沿いを進む向ヶ丘遊園モノレール廃線ルート
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚50」
 小田急モノレール線支柱跡橋脚50番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚50」
小田急モノレール線支柱跡橋脚51番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚51」
 向ヶ丘遊園モノレール支柱跡 橋脚No52
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚52」
 向ヶ丘遊園モノレール廃ルートの道路
名板はところどころ道路の中央に埋め込まれていたりします。
散策をされる際は自動車や自転車に対しての十二分な危険予知をお願い致します。
 向ヶ丘遊園モノレール廃線跡の道路
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚53」
向ヶ丘遊園モノレール支柱跡橋脚53番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚53」
 モノレール廃線跡に続く道路
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚54」
奥のほうに見えているのが「藤子F不二雄ミュージアム」、モノレール廃線跡の終点です。
 向ヶ丘遊園モノレール支柱跡橋脚54番目
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚54」
 剥がれてしまっている小田急モノレール線支柱跡
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚55」

モノレール線橋脚跡の名板は、途中途中でこの様に剥がれて無くなっている物もありました。
 向ヶ丘遊園モノレール支柱跡橋脚56
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚56」
 小田急線方向を見たモノレール廃線跡
歩いてきた道(小田急モノレール廃線跡)を振り返ります。
 向ヶ丘遊園モノレール支柱跡橋脚57
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚57」
剥がれてしまっている急モノレール線支柱跡
また剥がれてしまった名板を発見。
劣化具合から、剥がれた後結構な時間が経っているようです。
 モノレール廃線跡の終着点付近の支柱跡
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚61」
モノレール軌道はこの「橋脚61」の支柱を最後に川を渡り対岸の道路を跨いだ後、終点の正門駅へと到達しました。正門駅は現在は既に取り壊され存在していません。
向ヶ丘遊園モノレール支柱跡 橋脚61 
モノレール線橋脚跡の名板
「橋脚61」
 向ヶ丘有沿線廃線跡から見た藤子F不二雄ミュージアム
目的地である「藤子F不二雄ミュージアム」が対岸に見えてきました。
過去、ここに向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の向ヶ丘遊園正門駅が存在しました。
 藤子F不二雄ミュージアム
「藤子F不二雄ミュージアム」の看板
折角なので見学したかったのですが、時間の都合上入館する事は出来ませんでした(残念です)。
 モノレール廃線跡に建つ藤子F不二雄ミュージアム
「藤子F不二雄ミュージアム」のこの位置の奥法面付近まで、向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の軌道が設置されていました(右写真)。
 小田急モノレールの車止め
向ヶ丘遊園線(小田急モノレール)の正門駅側車止め。
運行していた当時撮影したもの。
藤子F不二雄ミュージアム正面入り口
「藤子F不二雄ミュージアム」正面
現在は当時の面影は残っていません。
 
 藤子F不二雄ミュージアムから見た向ヶ丘遊園モノレール廃線跡
「藤子F不二雄ミュージアム」正面から小田急向ヶ丘遊園駅方向を見る。
歩いてみると、あっという間の1kmでした。モニュメントや支柱跡を示めす名板こそ残っているものの、モノレールが走っていた当時の面影は既に失われつつあるようでした。今回はこれで散策を終了しますが、またこの風景に変化があるタイミングで再訪したいと思います。 以上
 
 

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