※新しいウィンドウが開きます。





【 沖縄都市モノレール延伸工事画像 2014年11月 】

沖縄都市モノレール線(ゆいレール)は2013年より、首里駅からてだこ浦西(浦添市)に至る約4.1kmの延伸区間の工事に着手しました。
延伸区間は、2019年春の開業を予定しています。
途中駅は首里方面より4駅を新設する予定となっています。
駅名は仮称として首里駅より、石嶺、経塚、前田、浦西となっていたが、経塚駅を除いて2014年度には以下のように正式決定しました。
@石嶺駅 A経塚駅(仮称) B浦添前田 Cてだこ浦西(延伸区間終点)

延伸工事全体については、大きく大別して以下区間で着工または計画されています。

 @市道石嶺線(中間石嶺駅建設)
A市道沖縄都市センター線(中間経塚駅建設)
B県道城間前田線(中間前田駅建設)
C県道浦添西原線
(-終点てだこ浦西駅建設)

このうち、市道石嶺線区間では2014年度末に支柱3本の建設が完了しており、
当ページではこの区間(および付近)の画像を掲載しております。「@市道石嶺線(中間石嶺駅建設)」

また、市道沖縄都市センター線区間においても支柱5本(P676,P677,P678,P679およびP680)の建設が完了、
2015年1/4期には、更に5本(P669,P674,P675L,P675RおよびP681)の支柱工事が開始されます。

市道沖縄都市センター線区間の支柱工事については、参考として以下に現状を示しました。

市道沖縄都市センター線支柱工事[2015.07時点情報]
支柱No. (備考(未:未着工または目視による確認不可)(建設中-完工時期))

P669(建設中-至H27)備:下部工H26-1
P670(未)
P671(未)
P672(未)
P673(未)

P674(建設中-至H27)備:下部工H26-1
P675L,P675R(建設中-至H27)備:下部工H26-1
P676(前田トンネル経塚公園側)
P677(前田トンネル上面付近)
P678(前田トンネル上面付近)
P679(前田トンネル上面付近)
P680(前田駅方面)

P681(建設中-至H27)備:下部工H26-1
 



延伸区間を図1に示します。

図1 ゆいレール延伸区間および設置予定駅(仮)


今回撮影したポイントを「撮影位置」として示しました。
2015年度中にはほぼ全区間に工事が広がります。
(用地取得および拡幅工事は、既に着工または完工として除外しております。)



首里駅側車止め この先(市道石嶺線)では工事が進んでいます。
首里駅の次駅となるのは石嶺駅(仮)



備考
首里駅は設計段階より延伸を前提として建設されています。
現終点駅である首里駅に接続する分岐器は方渡り式分岐器となっており、
延伸後も首里駅で折り返し運転を行うことが可能な構造となっています。


首里駅先の交差点を左折し、延伸工事区間である市道石嶺線に入ります。
石嶺線については、ほとんどの区間で用地取得が終了しているようです。


左折直後より中央分離帯位置に、道路の拡幅工事のためのゼブラゾーンが出現します。
小丘を下り始めると直ぐ(写真正面奥)に、建設中のモノレール支柱が姿を現します。


目の前に支柱工事群が迫ってきます。
中央分離帯位置にところどころ確認できるアスファルトの張りなおしは、
地質調査(ボーリング調査)後ではないかと推定されます。

※ボーリング調査とは、支柱建設にあたって支柱を支持する支持層および地質を調査する目的行われるものです。
得られたデータより、支持層の深さと現場の作業スペースとの兼ね合い+αから、
直接基礎、場所打杭または深礎杭等が選定され、支柱建設が行われます。

基礎選定のイメージを以下に簡単に示します。
直接基礎:支持層が浅めな場合。
場所打杭:支持層が深めで、作業場所を確保できる場合。
深礎杭:支持層が深めで、作業場所を確保できない場合またはそれに順等する場合。
(支持層まで直接大型の杭を打ち、杭自体を支持台とします)

ゆいレールでは特に、先の大戦による不発弾の存在を考慮して、磁気探査等が行われる場合もあります。


写真 道路中央に建設されるモノレール支柱
1本目はRC_T型支柱が建設されています。


写真(左上および右) 道路中央に建設される逆L型モノレール支柱(その2)
写真(左下)道路中央に建設される逆L型モノレール支柱(その3)

既に基礎部分の工事は完了しており、支柱部分の建設が進められています。
2〜3本目の支柱は、RC逆L型支柱となります。



支柱工事群を通り過ぎ、石嶺駅(仮)方面へ向かいます。
この一帯も建設区画(ゼブラゾーン)が確保されており、工事開始を待つばかりであると推察されます。




石嶺駅建設予定地付近です。
左側前方が石嶺駅西広場となるようです。




拡幅工事の進む道路
正面に見える石嶺交差点(T字)へ向け、真っ直ぐと道路が続きます。
モノレール軌道は正面の小丘を越え右折し市道国際センター線に入ります。
右折後、延伸区間新駅2番目の経塚駅が建設される予定地となります。

今回は撮影しておりませんが、既に下記に示す支柱工事が着手または完工しています。

P676(前田トンネル経塚公園側)
P677(前田トンネル上面付近)
P678(前田トンネル上面付近)
P679(前田トンネル上面付近)
P680(前田駅方面)




今回の訪問は以上です。
2015年度は更に支柱工事が加速する事が決定しており、今後も工事進捗を見守りたいと思います。


その他写真

写真外右手に延伸区間の終点駅である「てだこ浦西駅」が建設されます。
また、写真左正面奥にはイオンモールの建設が予定されています。




ゆいレールのメインページに戻る





スポンサードリンク