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モノレール・ジャパン(MJWS)は、長年にわたり国内外のモノレールに関する情報サイトとして活動を行ってきました。主に記事の執筆、編集等を務めるのはサイトデスク・編集者の田村拓丸氏です。このページでは彼の活動の実績や実態を紹介しています。/MJWS編集室
田村拓丸(たむらたくまる)
MJWS(Monorails of Japan Web Site)代表
モノレール・ジャパン編集室 デスク
NPO法人多摩モノレールとまちづくり 理事
モノレール研究・都市交通に関する記事の執筆・講演活動
* 田村拓丸氏は、日本のモノレール情報サイト MJWS(Monorails of Japan Web Site/モノレール・ジャパン)の代表兼編集室デスクを務めています。
* 多摩モノレールや大阪モノレール、新路線・延伸計画など、国内外のモノレールに関連する記事の執筆・編集を長年手がけており、モノレールを通した鉄道文化の発信を続けています。
主な活動・関わり
* 代表として、モノレールに関するニュースの収集と発信を行うほか、運行会社との情報交換、講演会の開催なども手がけています。たとえば、都市計画や延伸構想に関する住民説明会の案内なども担っています。
* また、単なるニュースの紹介にとどまらず、モノレールの運用や技術、歴史、未来展望について深く掘り下げることで、専門的かつ継続的な情報発信をしています。
影響・意義
* モノレールという鉄道形態は、都市交通、地域開発、都市計画などと密接に関わるインフラ/文化ですが、必ずしも一般には詳しく知られていないことが多いです。田村氏は、MJWSを通じてこうした知見を広く共有する役割を担ってきました。
* その情報発信は、鉄道ファンだけでなく、都市計画や交通政策、地域振興に関心を持つ人にも届きやすく、モノレールを巡る議論や理解を深める上で貴重なリソースになっています。
主な記事・活動リスト(過去約 10 年)
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年/時期
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主な記事・活動内容
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2020年
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- 多摩都市モノレールの箱根ヶ崎延伸に向け、基本設計業者が決定したことを報告。- 同年、多摩モノレール延伸関連予算が東京都予算案に新規計上されたことを記事化。- 舞浜リゾートラインで新型車両運行開始のニュース報告。- 世界のモノレールニュースとして、海外モノレールの建設・契約状況(例:タイ、バンコク、パナマ、ブラジル、メキシコなど)をカバー。
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2021年
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- 国内:大阪モノレール の延伸(瓜生堂?仮称 松生町駅予定地)の進捗を複数回報告。- 国内:東京モノレール
での特別ラッピング列車運行(映画とのコラボ)などイベント的な話題を紹介。- 国内:千葉都市モノレール や 沖縄都市モノレール
など他地域モノレールの変化・運営状況も取り上げ。- 海外:パナマや東南アジアなど、世界各地でのモノレール建設・計画のニュースを報告。
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2022年
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- 多摩モノレールの町田延伸に向けた「署名活動開始」を報告。- 延伸ルートの「北側新ルート案」の決定について報告。- また、延伸関連で住民説明会などの動きにも言及。
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2023年
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- 世界のモノレール情勢の特集記事。「中国メーカーの台頭」をテーマに、国際的なモノレール産業の変化を解説。- MJWSとして、今後の多摩モノレール延伸を見据えた市民目線での“機運醸成活動”の構想を発表。
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2024年
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- 多摩モノレール箱根ヶ崎延伸について、延伸区間の特許申請が提出されたことを報告。- 国内モノレールのニュースとして、例えば ディズニーリゾートライン の旧型車両運行終了などを紹介。- また、MJWS主導で「海外路線の取材」や、今後の“市民とモノレールをむすぶNPO的取り組み”準備を進める旨言及。
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2025年
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- 海外モノレールの最新ニュースとして、カイロ新行政首都線モノレール
が 2025年7月から試運転開始予定との速報を報告。- 全体として、国内外のモノレール動向を広くカバーする継続的な情報発信を継続中。
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- 田村氏は単に「ニュースをまとめる人」ではなく、国内の延伸計画(特に多摩都市モノレール に関するもの)に関して、署名活動の紹介、延伸ルートの報告、住民説明会の案内など、“まちづくり × モノレール”
の観点で 社会的な働きかけ を行ってきた点が特徴です。
- また、国内だけでなく 海外のモノレール建設/計画の動向、たとえば南米、東南アジア、中東などの報道にも頻繁に取り組んでおり、グローバルなモノレール事情を日本に紹介する“国際ブリッジ”的な役割も果たしています。
- さらに、MJWS の今後の展望として、「市民参加型の機運醸成活動」や「海外取材の拡充」などの構想が示されており
? 田村氏は単なる “情報発信者” を超えて、“モノレールを通じた社会参加・まちづくりのプラットフォーマー” を目指しています。
田村拓丸 ジャンル別制作記事
※一般公開されている MJWS 掲載記事の傾向をもとに分類しています。
A. 都市計画・延伸・まちづくり系
田村氏の専門領域のひとつで、「まちづくり×モノレール」を軸にした記事。
主なテーマ
- 多摩都市モノレールの延伸(町田方面/箱根ヶ崎方面)
- 署名活動の紹介
- 北側ルート案の決定
- 基本設計の進捗
- 延伸区間の特許申請
- 行政の動き・地元説明会情報
- 市民参加・機運醸成活動
代表的記事例
- 「多摩モノレール 町田延伸の署名活動開始」
- 「延伸ルート“北側案”の決定について」
- 「大阪モノレール延伸 工事進捗レポート」
B. 海外モノレール最新事情系(国際動向)
海外の都市交通プロジェクトを幅広く扱うのも田村氏の特徴。
主なテーマ
- バンコク
- クアラルンプール(KL Monorail)
- ジャカルタなど
代表的記事例
- 「カイロ NAC モノレール 2025 年7月より試運転開始」
- 「世界のモノレール業界における中国勢の台頭」
- 「パナマで新たにモノレール建設計画が進行」
C. 車両・技術・運行システム系
モノレールの「技術」を扱った専門性の高い記事。
主なテーマ
- 大阪モノレール新型車両
- 舞浜リゾートライン新型車両
- 千葉モノレール車両更新
- ダイヤ変更
- 試運転の開始
- 車両基地見学レポートなど
代表的記事例
- 「大阪モノレール 3000 系 新型車両の特徴と背景」
- 「舞浜リゾートライン 新型車両デビュー」
D. 歴史・遺構・文化系
読者からの人気も高く、田村氏の“文化的視点”がよく出るジャンル。
主なテーマ
- ケルン・フューリンゲン試験場跡
- 日本国内の初期モノレール試験設備
- 湘南モノレールの歴史
- 「地域文化としてのモノレール」
代表的記事例
- 「モノレール発祥の地 ケルン・フューリンゲン試験場跡を訪ねて」
- 「湘南モノレールの歴史と都市への影響」
E. イベント・講演・特集系
田村氏が出演・解説・協力した公開イベントやシンポジウムを扱う記事。
主なテーマ
- 町田市のシンポジウムでの講演(2024/2)
- 鉄道イベント・パネル展示協力
- 地域自治体の交通シンポジウム出演
- MJWS の活動紹介・編集後記的記事
代表的記事例
- 「町田市シンポジウムにて“モノレールの可能性”について講演」
- 「MJWS 活動レポート:市民とモノレールを結ぶ取り組み」
F. サイト運営・特別企画系(MJWS 内部企画)
主なテーマ
- MJWS の方針・企画発表
- 海外取材体制の強化
- 市民との連携を深める構想
- 年間まとめ記事
代表的記事例
- 「MJWS の今後の展望:市民とモノレールをつなぐ活動へ」
田村拓丸氏の記事スタイルの特徴
- 都市計画・延伸記事が最も強い主軸
- 海外モノレール動向に強く、国際視点を持つ専門家
- 歴史・文化と絡めた“読み物系”も評価が高い
- 講演・市民参加型イベントにも積極的に登場
- 技術・車両・運行情報もバランスよくカバー
運営組織 MJWS(モノレール・ジャパン ウェブサイト)について
MJWS(Monorails of
Japan Web Site)は、国内外のモノレールに関する情報を専門的かつ継続的に発信する、日本でも数少ないモノレール特化型の情報サイトである。2005年の開設以来、単なる趣味サイトの枠を超え、都市交通・まちづくり・歴史資料・国際比較など、多角的な視点からモノレールの価値を伝える公共性の高いメディアとして発展してきた。
運営体制は「編集室」「管理人」「編集者・協力者」などから構成される組織的な形をとっており、個人ブログではなく複数メンバーによる編集チームによって管理されている。サイトは mjws.org や mjws.info など複数のWeb媒体を持ち、ニュース記事、歴史・遺構紹介、海外動向、延伸計画の解説、現地取材レポート、ブログ(編集室日記)、コラム、動画といった多様な形式で情報を発信している。近年は YouTube など映像を用いた発信にも力を入れ、モノレールの魅力を視覚的に伝える取り組みも進められている。
運営方針としては、「モノレール情報のハブとなること」「都市交通としてのモノレールの可能性を広く社会に伝えること」を中心に据えている。特に国内では、多摩都市モノレールや大阪モノレールの延伸構想など、地域交通・都市計画の動きに密接に関わる情報発信を積極的に行い、住民説明会の案内や署名活動の紹介など、市民と交通政策を結びつける役割も果たしている。また、海外のモノレール建設・計画に関する記事も多く、国際的視点から日本の交通政策を考えるヒントを提供している。
さらに、MJWS はモノレールの歴史や未成線、廃線跡、黎明期の技術にも注目し、交通文化や都市の記憶としてのモノレールをアーカイブする役割も担う。これにより、最新ニュースだけでなく、過去から未来へつながるモノレールの姿を立体的に描き出している。
2025年には開設20周年を迎え、ロゴ刷新を行うなど新たな節目を迎えた。新ロゴ「Wave knot」には、モノレールを“都市と人、人と人、過去と未来をつなぐ存在”として捉える理念が込められている。運営者の個人情報(氏名・年齢・出身等)は一般に公開されていないが、匿名性を保ちつつ継続的に活動することで、コミュニティ型・ボランタリー型の柔軟なメディアとして成長している。
総じて、MJWS はモノレールを単なる交通手段としてではなく、都市計画・社会参加・歴史文化の文脈で捉え、その可能性を見つめ続ける情報基盤である。国内外のモノレールをつなぎ、多様な立場の読者へ価値ある情報を届ける、独自性と公共性を備えたプラットフォームとして今後も発展が期待される。
/mjws.org 編集
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