モノレールに関するトピックス&ニュース

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-2016年度-

モノレール海外編 2016年4月17日パナマ大統領訪日 | 20日モノレール建設で署名式
4月18日(月) -mjws

2016年4月17-21日パナマ共和国-バレラ大統領来日
4月20日 パナマメトロ3号線(モノレール)整備事業調印式

2016年4月17日-21日の日程で、パナマ共和国-バレラ大統領が来日。
来日の日程中には日本政府およびパナマ政府間におけるモノレール建設に関する調印式が予定されている。
初日の4月18日には、バレラ大統領がパナマメトロ3号線(モノレール)のモデル線として多摩モノレールおよびその関連施設を視察。
多摩モノレールは、パナマメトロ3号線(モノレール)に導入予定の日本跨座式(大型タイプ)モノレールを採用している。

パナマ大統領が多摩モノレールを視察
写真:多摩モノレール
パナマメトロ3号線が採用すると見られる、日本跨座式(大型タイプ)と同タイプで運行する多摩モノレール。

日本政府およびパナマ政府は、2016年1月14日にモノレール建設(パナマモノレール)に関する基本合意を交わしていた。
今回の調印式で、日本政府は正式にパナマ3号線(モノレール)事業への協力を実施する事となる見通し。
パナマメトロ3号線(モノレール)整備事業は日本の円借款事業として進められる方針となっている。

なお、中米カリブ地域でのモノレール導入は初めての事で、現在日立製作所や三菱商事の企業連合の受注が有力視されている。
総事業費は約3000億円で、日本政府はこのうち8割程度の円借款による資金提供を行う見通しとなっている。
計画されるモノレール路線はフェーズ1区間(初期建設区間)で、全長27km、駅数14駅におよぶ。
今回計画されているルート内には、パナマ運河を渡河する第4橋(パナマ運河橋)も含まれており、完成すればモノレールがパナマ運河を渡河する光景が見られる事になる。
モノレールの建設は年内(2016年)の着工を予定し、2022年の完成を目指している。

パナマモノレールのイメージ
パナマメトロ3号線(モノレール)イメージ

パナマメトロ3号線(モノレール)整備事業の背景(調印式に至るまで)

パナマ共和国では、首都圏内(首都:パナマシティ)における自動車保有数急増における交通渋滞対策のため、2009年にメトロ庁を設立。
メトロ庁は4路線からなる都市交通網計画を策定していた。
このうち3号線については、2012年より日本政府(経済産業省)によって調査が開始された。

2013年3月にはメトロ庁(パナマ政府)と国際協力機構(JAICA)との間で都市交通3号線の調査実施についての合意がなされ、2013年7月より本調査が開始された。
その後、パナマ政府から第4橋(パナマ運河橋)についても円借款事業として形成したい旨の方針が示された。
上記を受け、2013年9月より第4パナマ運河橋建設事業に係る調査も開始された。
2014年9月にJAICAよりメトロ庁に対し、3号線整備事業に関する調査報告書が提示されていた。
今年に入り、日本政府およびパナマ政府はモノレール建設に関する基本合意を交わしていた。

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モノレール・ジャパン田村拓丸 記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。