モノレールに関するトピックス&ニュース

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-2017年度-


BYD初の営業モノレール線開業 | 第9回中国花博覧会

 

2017年9月5日-mjws
BYD初の営業モノレール線開業 | 第9回中国花博覧会(2017.9.1)

2017年9月1日、中国、寧夏回族自治区銀川市にて「第9回中国花博覧会」会場内輸送機関としてモノレール路線が開業した。

「第9回中国花博覧会モノレール」は、中華人民共和国・深センに本社を置く電気自動車メーカーのBYDが開発した「雲軌(Skyrail)」モノレールシステムが採用されている。
同社は一昨年、社工場に設置した4.4kmのテストコースで「雲軌(Skyrail)」の発表会を実施しており、わずか一年後の実営業線開業となった。
モノレールシステムの名称は「雲軌(Skyrail)」として既に広く周知されており、プロジェクト期間5年、50億元を掛けて開発された。
今回導入された車両は、本社テストコースでお披露目された3両編成、最高時速80kmの仕様車。

銀川市では今後、300kmにもおよぶモノレールネットワークを構築する考えで、第一段階として50km程度を計画している。
よって、今回のモノレール路線開業はその始まりに過ぎないと言える。
「雲軌(Skyrail)」を提供するBYD社では、今回の銀川市以外にも既に多くの国内都市と建設の契約を結んでいる。
既に周知されている都市としては、汕頭、広東省、安徽省蚌埠市、広安市、四川省等が挙げられる。
いずれも、本年末または2018年度中の建設開始が計画されており、先10年における中国国内のモノレール覇権争いも激化しそうだ。
海外への展開も順調に進み出しており、先月にはフィリピンのイロイロ市との建設契約を決めたばかり。

中国国内では中国中車もモノレールシステムの展開を進めており、今後BYDの立ち位置が注目される。

 
Credit. BYD COMPANY LIMITED.
 
Credit. BYD COMPANY LIMITED.

サイト内関連リンク:
第9回中国花博・中華人民共和国_寧夏回族自治区銀川市/比亜迪・雲軌(BYD・Skyrail)
BYD本社工場内 SkyRail(雲軌)モノレール試験線

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田村拓丸 記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。



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