モノレールに関するトピックス・ニュース
-2018年度-
CRRC長春 | 新世代中小型モノレール発表2018年2月16日-mjws |
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CRRC長春軌道客車 | 新世代中小型モノレール発表 2018年1月26日、中国の中国中車長春軌道客車(CRRC長春)はこのほど、新世代中小型容量向けモノレール車両を発表した。 この新型モノレールは、CRRC長春によって公開されたもので、-40℃という低温においても自動運行が可能なシステムとなっている。 この次世代モノレールは中小型容量をターゲットとしていて、主に3サイズがラインナップされる。 ラインナップされる構成は、4両編成における最大容量としてそれぞれ962,792、および552名をベースとするもので、路線および対象規模に合わせた運用が可能。 CRRCは今回、新たに軽量設計および電力供給の効率化を図り、それぞれ重量を25%、エネルギー消費量を22.7%削減した。車両重量については、車両の一部部材に炭素繊維複合材料を使用するなど改良を加えている。車両駆動系には永久磁石モータおよび非常用トラクションバッテリーが装備されている。 また同社によれば、中国北部の寒冷な気象条件に対応し、-40℃という低温においても自動運行が可能なシステムとして開発が成されている。 CRRC長春では2004年以来、重慶軌道交通(重慶モノレール)に代表されるモノレール向け車両を生産する実績をもっている。 同社が製造したモノレール車両は770台に上り、1日平均130万人の乗客の運行に利用されている。 ・中国中車長春軌道客車(CRRC長春):中国中車(CRRC)のグループ企業。鉄道車両、軌道車両の設計および制作を行う。中国北車および中国南車合併以前は、中国北車グループ傘下にあった。2015年の北車南車合併時に、中国中車長春軌道客車へ改称。主な製造車両にCRH380B、CRH380C型電車等(中国における新幹線車両)、上述した重慶軌道交通2号線(重慶モノレール)向けモノレール車両がある。
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記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor) モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。 |