大坂モノレールに2つ目の車庫が誕生 (仮称)瓜生堂車庫、2029年瓜生堂延伸に合わせて新設 | 大坂モノレール瓜生堂延伸関連
2018年7月に実施された、大坂モノレールの延伸説明会によって(仮称)瓜生堂車庫の概要が公表された。2029年の大坂モノレール瓜生堂延伸に合わせて新設される。大坂モノレールでは開業時より運用される万博車両基地に次いで、2つ目となる車庫の誕生となる他、国内モノレール営業線においても初となる2つ目の車庫設置となる。
(仮称)瓜生堂車庫 配置概略
(仮称)瓜生堂車庫は、(仮称)瓜生堂駅の門真市方に配置される(オレンジ色でハッチングされる区画)。大阪モノレール瓜生堂駅は近鉄奈良線の直上にクロスする形で設置が検討されている。モノレール駅舎北側の分岐橋を介して(仮称)瓜生堂車庫に至る構造となる事が推定される。 |
大坂モノレールは、大阪空港から門真市へ至る本線および万博記念公園駅より分岐し彩都西へ至る彩都線(国際文化公園都市線)の延長28kmの区間、計18駅の路線として運営されている。今回、門真市駅から瓜生堂まで南伸し、広域的ネットワークを形成するよう関連する都市計画を変更する。延伸区間の開業は2029年を目指している。
延長される距離は8.8kmで、新たに営業車両の増備と、この増備車両用の車庫が必要なる事から、瓜生堂駅付近の近畿自動車道および府道2号中央環状線間の緑地帯に新たに車庫を設ける。車庫の規模は70×200m(14,000u)で、瓜生堂駅前後の分岐器を介して入庫する構造となる。なお、瓜生堂駅久宝寺口側には、これまでと同様入れ替え線が設けられる予定(千里中央駅、門真市駅等)。瓜生堂車庫は瓜生堂駅北側(門真市駅側)に設置される予定である事から瓜生堂駅からのスイッチバック形式での入線となる事が推定される。
瓜生堂車庫が建設および運営される事になれば、大坂モノレールでは2つ目となる車庫となる他、国内モノレール営業線においても史上初となる一営業路線内における2番目の車庫の誕生となる。
上述した内容は、これまでの計画案および7月に実施された「大坂モノレールの延伸に関する都市計画の変更について」説明会および資料内で示されたものを含む。
(※本件は最終的な決定項ではない。)
大阪モノレール(仮称)瓜生堂車庫の現在の様子。写真右手に配置される緑地帯部分は、まるごと瓜生堂車庫となる部分。 |
社員は「(仮称)瓜生堂駅」直下の様子。(仮称)瓜生堂車庫はここから手前に配置される。 |
現在大阪モノレールでは唯一の車両基地として運用される万博車両基地 |
万博車両基地(車庫内)に留置される1000系車両 |
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