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-Expansion plan of the Osaka Monorail line-
2015年7月、門真市~瓜生堂方面延伸に関する事柄が一斉に動き出しました。
2016年1月15日には、大阪府の戦略本部会議において、ついに大阪モノレールの延伸計画の方針が決定されました。
現行の終点である門真市駅~瓜生堂間の延伸について、2019年度着工および2029年開業を目指すというもの。
2018年7月には大阪モノレール社より、瓜生堂までの延伸についてついに特許申請が成されました。
2024年4月、大阪府は公支柱や軌道の建設などにかかる事業費が、およそ650億円増加する見込みとなったことや、2029年を目指していた開業をおよそ4年延期することを発表しました。
当ページでは、今後の門真市~瓜生堂方面延伸に関連する情報(報道、延伸計画から工事)について、可能な範囲において紹介していきます。
2021年現在の延伸ルートの様子
2018~2019年現在の延伸ルートの様子
2015~16年現在の延伸ルートの様子
その他 [国際文化公園都市線(彩都線)延伸ルートに関するページ]
1.大阪モノレールにおける堺方面延伸計画1-1.現状把握大阪モノレールにおける建設計画は、既存の大阪国際空港(伊丹空港)から堺泉北臨海工業地帯を結ぶ大阪全体を巻き込んだ大規模プロジェクトとして立ち上がりました。大阪モノレール線(以下、本線と略記)の別名、環状線という呼称はここからきています。 今日では、計画に挙がった路線のうち、大阪空港駅~門真市駅間が開業しており、次延伸予定区間は門真市~瓜生堂間とされています。 本線の延伸計画は、初期計画時より大阪府道2号大阪中央環状線に沿って建設されるものとされています。 そのため、府道沿いには本線延伸用に用地確保された空き地および緑地帯が存在しており、GoogleEarth等で確認する事ができます。
2. 大阪モノレール 門真市~瓜生堂延伸2004年、近畿地方交通審議会答申第8号において、「京阪神圏において、中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構成する新たな路線」が示されました。事業経過 平成2年6月 大阪モノレール第1期区間(千里中央~南茨木)開業 平成元年5月「運輸政策審議会答申第10号」において位置付け 平成3年9月「大阪府新総合計画」において位置付け 平成9年8月 門真市駅まで 開業 平成13年9月「大阪府行財政計画(案)」において位置付け 平成15年3月 東大阪市の要望署名、知事への陳情 署名26万人 平成16年10月「近畿地方交通審議会」近畿圏における望ましい交通のあり方について(答申第8号)において位置付け 該当路線のうち、門真市から瓜生堂間が次期延伸区画案として盛り込まれました。 事業概要 -資料:財政再建プログラム(案)資料(主要プロジェクト)
その後10年程が経過した2013年4月、府知事 松井一郎氏によって、事業化に向けたルート等検討業務の開始が各部局へ指示されました。
2-1.門真市~瓜生堂南伸における基本計画等設計業務(2015年5月-2016年1月)2015年5月、大阪府都市整備部は、門真市~瓜生堂南伸における基本計画等設計業務の落札者をトーニチコンサルタントへ決定した事を発表しました。 基本計画等設計業務とは、門真市~瓜生堂延伸における構想ルートと概略設計を基に事業費を精査するほか、延伸ルートにおけるPC軌道桁制作場の検討を行うものとされています。 PC軌道桁制作場は、計画路線沿線や車両基地内(または予定地)に設ける事が一般的です。
門真市~瓜生堂間延伸においては、大阪府道2号大阪中央環状線に沿ったルートが想定されています。 そのため、現状の府道沿い確保地、または周辺の区画に整備されるのかが注目されます。 納期は2016年1月末とされており、以降計画の進展があるものと推定されます。
2-2.大阪府(戦略本部会議)方針決定 [2019年着工、2029年開業](2016年1月15日)日本経済新聞報道 大阪府は15日の戦略本部会議において、大阪モノレールの延伸計画の方針を決定しました。 2019年度着工、2029年開業を目指すというもの。 (延伸計画区間:門真市駅~瓜生堂(うりゅうどう)[東大阪市] 9km) 総事業費は約1050億円で、約333億円を府と東大阪市などが負担し、このうち同市は70億円を上限に支出する事となります。 事業費の残りは国が約407億円、大阪高速鉄道が310億円を負担する計画となっています。 方針ではあるももの、[2019年着工、2029年開業]という具体的な日程が発表された事は、ここまで流れた月日を考えれば大きな進展と言えます。 公表資料によるタイムスケジュール 2016年(H28年)測量、土質調査、基本設計、環境アセス調査、詳細設計。 2018年(H30年)事業認可、特許および施行実施予定。 2019年(H31年)着工 2-3.2018年7月大阪モノレール特許申請2018年7月11日(水)、大阪モノレールは瓜生堂までの延伸事業について、軌道法に基づく特許を申請。提出先は国土交通大臣で、運輸事業特許を申請しました。申請内容はこのページにて示してきた通り、既存の終点である門真市駅から東大阪市・(仮称)瓜生堂駅までの8.9kmの区間。新設中間駅として門真南駅、鴻池新田駅および荒本駅の3駅の設置も併記。建設費用は全体を通しておよそ1000億円。このうちおよそ7割をインフラ部(支柱および軌道桁(モノレール専用道))が占める事となります。開業目標はこれまで通り2029年となりました。2-4.2018年7月都市計画素案公表(地元説明会実施)大阪モノレールの軌道法特許申請(門真市~瓜生堂8.8km)と同時期の2018年7月、大阪府では大阪モノレール瓜生堂延伸に関わる都市計画の変更について、地元沿線住民への説明会を実施しました。この説明会中、都市計画素案として大阪モノレール瓜生堂延伸ルートの詳細が一般に公表される事となりました。2-5.2018年11月 都市計画法第17条に基づく都市計画案縦覧実施2018年11月、大阪府は大阪モノレール瓜生堂延伸に関連する都市計画案の縦覧を実施した。都市計画法第17条に基づくもの(※)。期間は平成30年11月14日(水曜日)から11月28日(水曜日)までの2週間。本縦覧および意見書の提出(2週間)実施後、順調に計画が進めば、2019年(平成31年)2月頃に大阪府都市計画審議会によって調査審議が行われ、同年3月頃に都市計画決定が告示される。案件名:「東部大阪都市計画道路の変更」(大阪市、大東市、門真市) 概要:3・1・223-1号 大阪中央環状線の一部区間の幅員の変更 9・7・223-1号 大阪モノレール専用道の終点及び延長の変更 案件名:「東部大阪都市計画道路の変更」(東大阪市) 概要:9・7・227-1号 大阪モノレール専用道の追加 案件名:「東部大阪都市計画都市高速鉄道の変更」(大阪市、大東市、門真市) 概要:223-2号 大阪モノレールの終点及び延長の変更 案件名:「東部大阪都市計画都市高速鉄道の変更」(東大阪市) 概要:227-5号 大阪モノレールの追加 ※都市計画法一部抜粋:第十七条 都道府県又は市町村は、都市計画を決定しようとするときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、その旨を公告し、当該都市計画の案を、当該都市計画を決定しようとする理由を記載した書面を添えて、当該公告の日から二週間公衆の縦覧に供しなければならない。 2-6.2020年2月 延伸新設4駅のイメージパース公開2029年に延伸開業を予定する大阪モノレール門真市~(仮称)瓜生堂までの延伸について、2020年2月に延伸新設4駅のイメージパースが公開された(画像の出典はいずれも大阪府HP“大阪モノレールの延伸について”)。
3.延伸ルート(門真市-瓜生堂)3.延伸ルートの項 では、延伸ルート上の現在の様子を画像で紹介いたします。また、設置される新駅予定位置の現在の様子については、当頁冒頭に掲載したリンクより詳細画像集へリンクしています。
4. 門真市~堺延伸2012年、交通体系見直し案(大阪府)によって、堺までの延伸を2050年までに行う方針が示された。
5. 大阪空港以西延伸計画既存の大阪空港駅より空港下をくぐり、西方へ延伸する計画が存在します。延伸計画は継続されているものの、延伸区間は兵庫県にあたるため同県との調整が必要とされています。 |
大阪府新年度予算案まとまる 関西NEWSWEB/NHK 配信 2016/2/18 19:31 http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20160218/4758551.html 大阪府は18日、新年度・平成28年度の予算案をまとめ、北大阪急行や大阪モノレール延伸のための事業費などを新たに盛り込みました。 一方で、財源不足は780億円に上り、基金の取り崩しで補う厳しい財政運営が続く見通しです。 |
大阪モノレール延伸、29年開業 大阪府が方針 日本経済新聞 2016/1/16 2:01 大阪府は15日の戦略本部会議で昨年7月に同府東大阪市と合意した大阪モノレールの延伸計画について、2019年度着工、29年開業を目指す方針を決めた。 延伸計画は門真市駅から東大阪市瓜生堂(うりゅうどう)までの9キロ。 総事業費は約1050億円で、約333億円を府と東大阪市などが負担し、このうち同市は70億円を上限に支出する。 大阪モノレールは府の第三セクター、大阪高速鉄道(OKT)が運行。 事業費の残りは国が約407億円、OKTが310億円を負担する。 現在は伊丹空港がある大阪空港駅から門真市駅まで営業。 延伸で4駅を新設し、大阪市営地下鉄やJR線、近鉄線と乗り換えができるようにする。 |
大阪モノレール9キロ延伸計画、府と東大阪市合意へ 朝日新聞デジタル 2015年7月22日(水)12時55分配信 延伸計画は、現在の終点の門真市駅から、東大阪市瓜生堂(うりゅうどう)まで南に約9キロ。 松井一郎府知事と野田義和東大阪市長が22日午後に会談し、正式に発表。 |
モノレール 東大阪市に延伸へ NHK 関西ニュース 2015年7月22日(水)20時02分配信 |
<大阪モノレール>延伸へ 東大阪市が事業費負担を調整 毎日新聞 2015年7月11日(土)10時1分配信 大阪府の第三セクターが運行する大阪モノレール(大阪空港−門真市)の延伸計画で、府が延伸先の東大阪市に事業費の一部約65億円の負担を求めていることが10日、関係者への取材で分かった。市は負担に難色を示していたが、一定額を負担する方向で最終調整に入った。松井一郎知事と野田義和市長が月内にも会談して負担額を正式決定する見通しで、懸案だった延伸が実現する。 計画では、門真市駅から東大阪市瓜生堂まで南に約9キロ延伸し、4駅を新設。新駅は近鉄や大阪市営地下鉄と接続させ、環状鉄道網の形成を目指す。総事業費は約1050億円。このうち717億円を国と三セクが負担し、残り333億円は地元自治体が負担することになっていた。 府はモノレールが市道上を通ることなどを理由に東大阪市に一部負担を求めたが、市は「広域行政を担う府が負担すべきだ」と難色を示していた。府は昨年度中に負担割合を確定させ、延伸を正式決定する方針だった。 関係者によると、約65億円は市道上の軌道や新駅整備などの費用の一部という。 野田市長は毎日新聞の取材に「延伸実現のため、ある程度の負担は仕方ない。知事との会談で最終判断したい」と話した。 |
【門真市駅末端軌道の移り変わりアルバム】 | |||||||
2016年5月 | |||||||
補修工事が完了し、全体的に白色塗装となった。 |
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この日程付近の主な出来事 大阪万博2025年候補地に夢洲(ゆめしま)を追加。 |
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2015年12月 | |||||||
この日程付近の主な出来事 2016年1月15日 大阪府戦略本部会議(2019年度着工、29年開業方針を決定) |
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2015年8月 | |||||||
この日程付近の主な出来事 2015年7月22日 会談(松井一郎府知事、野田義和東大阪市長) 東大阪市が事業費一部負担を合意。 |
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