(仮称)門真南駅駅構造概略公表、駅舎は門真JC内へ設置・二階層構造に | 大坂モノレール瓜生堂延伸関連
2029年度に延伸開業が計画される大坂モノレール本線における(仮称)門真南駅の概要が公表された。これによると、延伸部新設駅となる(仮称)門真南駅は門真ジャンクション内に設置され、さらに駅舎構造は一階層がコンコース、二階層がプラットフォームとなる二階層構造で建設が計画される。いずれも、大坂モノレールの駅舎としては初の構造。
大坂モノレールは、大阪空港から門真市へ至る本線および万博記念公園駅より分岐し彩都西へ至る彩都線(国際文化公園都市線)の延長28kmの区間、計18駅の路線として運営されている。今回、門真市駅から瓜生堂までの8.8kmの区間について南に延伸し、広域的ネットワークを形成するよう関連する都市計画を変更する。延伸区間の開業は2029年を目指している。新たに設置される予定の駅は門真南、荒元、鴻池新田および瓜生堂の全4駅で、終点の瓜生堂駅付近には大坂モノレールでは2基目となる瓜生堂車庫の設置が計画される。
現在、(仮称)門真南駅建設予定位置には大阪メトロ長堀鶴見緑地線が終点駅として接続、大坂モノレールは延伸後同線と接続が予定されている。大坂モノレール(仮称)門真南駅は、大坂メトロ長堀鶴見緑地線の門真南駅と直角方向に配置が予定される。近畿自動車道、中央環状線および第二京阪が交わる門真ジャンクション内GL※に位置する「花博記念公園東交差点」の大坂メトロ門真南駅側に配置される事となる。(※GL:グラウンドレベル
地上位の意)
現在該当区画は車道、歩道および緑地帯が存在。1〜2階層部分には交差点対岸区とを接続する歩道橋が敷設されているが、モノレール(仮称)門真南駅建設時はこの歩道橋を活用する形で、周辺各部とシームレスに接続される。
また、大坂モノレールは既営業路線において現行4両編成での基本運用となっているが、今回延伸が計画される瓜生堂延伸ルート上の新設駅について将来の6両編成化に対応する駅構造で計画される。(現行駅も6両編成対応駅構造)。
門真南駅設置予定位置概略
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門真市駅方より門真ジャンクションを見る。門真南駅は画像正面の(第二京阪を支える)支柱間に設置が計画されている。合わせて画像左手に見える歩道・自転車道は都市計画変更によって若干拡幅される計画。
門真南駅設置予定位置。現在は第二京阪ランプ間ならびに緑地帯となっている。当画像を撮影している歩道橋も、将来大阪モノレール門真南駅建設時に一体的に整備される。
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インフラ部の都市計画名称は以下の通り、
都市高速鉄道223-2 大坂モノレール(延長の変更 約1320m⇒約5080m)
特殊街路 9・7・223-1 大坂モノレール専用道(延長の変更 約1320m⇒約5080m)
幹線街路 3・1・223-1 大坂中央環状線 (一部区間の復員と区域の変更)
大阪モノレール延伸事業に関連する都市計画決定については、今後8月10日に行われる大阪府都市計画公聴会、11月に行われる都市計画案の縦覧・意見書提出、平成31年2月頃の大阪府都市計画審議会を経て、翌3月に告示されるスケジュールとなっている。
上述した内容は、これまでの計画案および7月に実施された「大坂モノレールの延伸に関する都市計画の変更について」説明会および資料内で示されたものを含む。(※本件は説明会段階で決定項ではない。)
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