大阪府、2018年11月 都市計画法第17条に基づく都市計画案縦覧実施
2018年11月、大阪府は大阪モノレール瓜生堂延伸に関連する都市計画案の縦覧を開始した。これは都市計画法第17条に基づくもの（※）で、大阪モノレールが延伸を計画する門真市〜瓜生堂までの約9kmが帰属する都市計画道路の計画変更案を縦覧する。期間は平成30年11月14日（水曜日）から11月28日（水曜日）までの2週間。
大阪モノレール瓜生堂延伸計画ルート |
大阪モノレール門真市駅軌道末端部 |
本縦覧および意見書の提出（2週間）実施後、順調に計画が進めば、2019年（平成31年）2月頃に大阪府都市計画審議会によって調査審議が行われ、同年3月頃に都市計画決定が告示される。2018年7月には関係する各都市において地元説明会を実施済。
大阪モノレールの瓜生堂までの延伸区間の開業は、2029年度が計画されている。
都市計画案の縦覧（都市計画法第17条）
縦覧期間：平成30年11月14日（水曜日）から11月28日（水曜日）まで
意見書の提出期限：平成30年11月28日（水曜日）、期限までに必着
・案件名：「東部大阪都市計画道路の変更」（大阪市、大東市、門真市）
概要：３・１・223−１号 大阪中央環状線の一部区間の幅員の変更
９･７･223−１号 大阪モノレール専用道の終点及び延長の変更
・案件名：「東部大阪都市計画道路の変更」（東大阪市）
概要：９・７・227−１号 大阪モノレール専用道の追加
・案件名：「東部大阪都市計画都市高速鉄道の変更」（大阪市、大東市、門真市）
概要：223−２号 大阪モノレールの終点及び延長の変更
・案件名：「東部大阪都市計画都市高速鉄道の変更」（東大阪市）
概要：227−５号 大阪モノレールの追加
備考1：都市計画道路番号についての解説
都市計画案件名の概要欄に都市計画道路名称が記載されていますが、付された番号の意は以下の通りとなっています。一例として今回案件名として挙がっている9・7・227号では、【都市計画道路
一連番号227号 モノレール専用の代表幅員8m未満の道路】とう意味となっています。
それぞれの番号の意味については以下に記載させていただきましたので、参考にご覧下さい。
例）[(A)9・(B)7・(C)227]号 ＝ A道路(街路)区分、B道路規模、C通し番号
Aの道路区分とは計画される道路(街路)の区分を示しており、上記例の場合、モノレール専用道である事を意味しています。
1：自動車専用道路、3：幹線街路、9：都市モノレール専用道路、10：路面電車様道路等
Bの道路規模とは、計画される道路についての代表幅員を示しています。
上記例の場合、代表幅員で8m未満の道路である事を意味しています。
モノレール専用道は道路として扱われますが、通常の場合複線でも幅員が8m未満となる事から道路規模表記は7となります。
1：40以上、2：30〜40、3：22〜30、4：16〜22、5：12〜16 7：代表幅員8m未満
数値はいずれも代表幅員値(単位：m)
備考2（参考資料）：都市計画法第十七条（都市計画の案の縦覧等）
（都市計画の案の縦覧等）
第十七条 都道府県又は市町村は、都市計画を決定しようとするときは、あらかじめ、国土交通省令で定めるところにより、その旨を公告し、当該都市計画の案を、当該都市計画を決定しようとする理由を記載した書面を添えて、当該公告の日から二週間公衆の縦覧に供しなければならない。
２ 前項の規定による公告があつたときは、関係市町村の住民及び利害関係人は、同項の縦覧期間満了の日までに、縦覧に供された都市計画の案について、都道府県の作成に係るものにあつては都道府県に、市町村の作成に係るものにあつては市町村に、意見書を提出することができる。
３ 特定街区に関する都市計画の案については、政令で定める利害関係を有する者の同意を得なければならない。
４ 遊休土地転換利用促進地区に関する都市計画の案については、当該遊休土地転換利用促進地区内の土地に関する所有権又は地上権その他の政令で定める使用若しくは収益を目的とする権利を有する者の意見を聴かなければならない。
５ 都市計画事業の施行予定者を定める都市計画の案については、当該施行予定者の同意を得なければならない。ただし、第十二条の三第二項の規定の適用がある事項については、この限りでない。
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