東日本旅客鉄道(JR東日本)は1月20日、国土交通省から「羽田空港アクセス線」の鉄道事業許可を受けたことを発表した。2029年度の開業を目指す。
「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」環境影響評価調査計画書 事業区間位置図
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羽田空港アクセス線は、東京貨物ターミナルから羽田空港新駅(仮称)までのおよそ5km。新設を予定する駅は羽田空港新駅の1駅。事業費は改良部を含む3,000億円となっている。
同線については、2020年3月31日に発表された関東地方整備局の2020年度事業概要に基づき、2020年度から整備に着手する事が示されていた。今回認可された「アクセス新線」については、東京貨物ターミナルとJR東日本の羽田空港新駅を結ぶ延長5kmとして計画されていた。
羽田空港アクセス新線については、宇都宮・高崎・常磐線方面の「東山手ルート」の他、新宿・池袋方面の「西山手ルート」、りんかい線方面に直通する「臨海ルート」等が計画されている。
なお、都心と羽田空港とを結ぶ路線としては現状、浜松町と羽田空港を結ぶ東京モノレール、京急蒲田から分岐して羽田空港に乗り入れる京急空港線の2ルートが存在している。
「羽田空港アクセス線(仮称)整備事業」環境影響評価調査計画書 |
羽田空港アクセス線(仮称)の鉄道事業許可について
■ 鉄道事業許可の概要
項 目 内 容
予 定 する路 線 東京貨物ターミナル〜羽田空港新駅(仮称)間 約 5.0km
鉄道事業の種 別 第 1 種鉄道事業
建 設 費 約 3,000 億円(改良区間含む)
運行開始予定時期 2029 年度予定
※ 記載した計画概要等については、鉄道事業許可にあたり取りまとめた現時点における内容であり、
今後の検討や関係機関との協議等により変更となる可能性があります。
建設区間(鉄道事業許可区間)
改良区間
改良区間建設区間
○ JR東日本は、既存の鉄道ネットワークを活用し、羽田空港へのダイレクトアクセス
を実現する「羽田空港アクセス線(仮称)」の計画を推進しています。
○ このたび、本計画ルートのうち「アクセス新線」について、2021 年 1 月 20 日付で国土交通
大臣より鉄道事業法第3条に基づく鉄道事業許可を受けましたのでお知らせいたします。
引用:JR東日本ニュース 2 0 2 1年1月2 0日東日本旅客鉄道株式会社
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