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東アジアのモノレール 重慶モノレール

柳州軌道交通2号線
中華人民共和国_柳州

INNOVIA Monorail 300 System・CITYFLO 650自動列車制御
/PBTS(Bombardier Transportation&CRRC)

   

社名 中文:柳州轨道交通2号线
英文:Liuzhou Rail Transit line 2
路線名 路線名 柳州軌道交通2号線
(路線カラー:レモンイエロー)
開業年月日 開業年月日 2024年予定
(先行デモ区間2020年9月)

営業距離 営業距離 27.75 km
(高架区間25.48km、地下区間2.27 km)
駅数 駅数 全20駅(以下は中文表記駅名)
香兰新村站-桂中海迅站-鹧鸪江火车站站-唐家站-柳高站-十二中站-广电中心站-市民广场站-华林君邸站-民族高中站-西江路口站-白云路口站-九头山站-五岔路口站-莲花客运站站-响水河站-都乐站-白莲洞站-新兴工业园站-白莲机场站
複・単線 複線
モノレール方式 跨座式
INNOVIA Monorail 300 System
CITYFLO 650自動列車制御
最高速度:80km/h

INNOVIA Monorail 300 System
(画像はサンパウロメトロ15号線車両)

(c)adbee
1.柳州軌道交通

柳州軌道交通とは、広西チワン族自治区、柳州(りゅうしゅう)市に建設および整備が進められている1~4号線、S1~S3号線からなる都市高速鉄道システム。1~4号線は跨座式モノレール、S1~S3号線はライトレールによる建設が計画されている。これら全線が開業すると、全7路線、合計124駅、全長226.8kmの路線網が整備される事となる。

中華人民共和国(以下、中国と略記)では、2011年に「第12次五ヵ年計画」が発出されてから、各地方、各分野の12-5計画が続々と発表され、柳州市・柳州市交通局においても柳州交通計画のコンセプトが提案された。
さらに同市は2016年、柳州軌道交通の1号線と2号線の第1段階プロジェクト計画を提案。2017年には環境影響・建設計画・現地調査が実施され同プロジェクトは承認された。現在、実路線の建設が進められており、この1号線と2号線の第一フェーズは2020年に完了する予定となっている。

2.柳州軌道交通2号線

柳州軌道交通2号線は、中華人民共和国、柳州(りゅうしゅう)市に建設および整備が進められているモノレール。路線のイメージカラーはレモンイエロー。プロジェクトの総投資額としては約60億1,800万元となる。

2号線計画の全長は約27.75Kmで、そのうち架空区間が約25.48Km、地下区間が約2.27Kmを占め、合計20駅の配置が計画されている。20駅のうち地上駅が19駅、地下駅が1駅となり、4駅は乗り換え駅として機能する。柳州軌道交通2号線は、六北区、城中区、玉峰区、六江区の4つの主要都市エリアを南北に横切る南北線としての役割を果たす。

2016年12月1日に建設が開始された1号線に続く事2017年6月、2号線の建設が正式に着工された。建設は、1号線と同様第1フェーズと全フェーズの2セクションが計画されており、現在建設が進められているのは第1フェーズ。先行してデモ区間が2020年9月に開業(予定)、路線全体が2024年に開業を予定している。

3.モノレールシステム

採用されるモノレールは、ボンバルディア社が設計製造を手掛けるINNOVIA Monorail 300 SystemおよびCITYFLO 650自動列車制御システム。

同モノレールシステムは全自動運転のモノレールシステムとして、サンパウロメトロ15号線(2016年一部開業・計画全長24km)、バンコクMRTA ピンクライン(2021年開業予定・計画全長34.5km)およびイエローライン(2021年開業予定:計画全長30.4km) 、蕪湖軌道交通1号線(2020年開業予定・計画全長30.38km)、蕪湖軌道交通2号線(2020年開業予定・計画全長32km)等、多くの都市で建設が進められている。
 

設 置 駅 一 覧
1 香兰新村
2 桂中海迅
 高架駅
3 鹧鸪江火车站 地下駅
4 唐家
5 柳高
6 十二中
7 广电中心
8 市民广场
9 华林君邸
10 民族高中
11 西江路口
12 白云路口
13 九头山
14 五岔路口
15 莲花客运站
16 响水河
17 都乐
高架駅
车辆段 
18 白莲洞
19 新兴工业园
20 白莲机场
高架駅 

歴史沿革

2015年9月、市委常務委員会は市発改委(市軌道弁)から都市軌道交通の前期作業状況の報告を受けました。原則として、本市の都市軌道交通の建設開始を同意しました。

2015年11月、柳州市都市軌道交通線網計画専門家審査会が原則的に線網計画を承認しました。2015年11月24日、市発改委と市計画局は国家政策に基づき線網計画を公示しました。公示後の線網計画は自治区住建庁に上報され、12月31日に自治区住建庁による技術審査が行われ、原則的に承認されました。

2016年2月26日、市委常務委員会が開催され、本市の都市軌道交通の作業状況が報告されました。

2017年、柳州市発改委、国資委、国土局、計画局、鉄航弁および五城区、柳東新区と一部の柳州にある銀行が、柳州軌道交通投資発展グループ有限公司で協議を行い、軌道交通の予定通りの着工を推進しました。説明によると、柳州都市軌道交通2号線の建設が間もなく全面的に開始され、軌道が延びる道路周辺には産業チェーンが形成される予定です。2017年、柳州市は「プロジェクト+産業」モデルを用い、国内外の先進的な都市軌道交通装備製造企業を誘致し、全車両の製造、保守、修理を一体とした維保センターの建設を協力して行い、一部の軌道交通部品製造企業を集めて都市軌道交通装備の産業化を推進します。

線網計画に基づき、2号線は香蘭新村駅を起点とし、白蓮空港駅を終点とする、柳北、河東、洛維、新興エリアと空港を結ぶ南北方向の骨幹路線です。繰り返しの比較検討を経て、柳州は最終的に都市軌道交通の方式として跨座式モノレールを採用することを決定しました。跨座式モノレールは、一本の軌道で支え、安定させ、誘導する方式で、車体はゴムタイヤを用いて軌道梁の上を走行します。この方式は重慶で広く使用されており、複雑な地形に適応しやすいです。跨座式モノレールの高架橋橋脚の幅は平均で2メートルに満たず、他の高架軌道交通と比べて橋脚の占有幅がほぼ半分に節約されます。都市道路の中央や道路脇の緑地帯に柱を立てることができ、占有面積が小さく、遮るものが少なく、ルートの選択が柔軟で、既存の都市道路の交通への影響が非常に軽微です。さらに、跨座式モノレールの車体は非常にモダンで美しいため、完成して運行が開始されると、新しい都市の風景となるでしょう。

2017年6月、軌道交通1号線の正式な着工に続き、2号線の正式な建設が開始されました。建設区間は一期工事で、城中区の唐家駅から魚峰区の白蓮洞駅までです。そのうち、一期工事の南区間(西江路口駅から白蓮洞駅まで)が最初に着工され、跨座式モノレール方式で建設されます。車両は1号線と同じボンバルディア製の全自動無人運転モノレール列車が採用されます。プロジェクト計画によれば、試験区間は2020年9月に試運転を開始し、建設計画は2020年までに国家発展改革委員会に上報されました。

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