工作車試乗会 inモノレールまつり 2015(北九州モノレール)
みんなで使おう公共交通:モノレールまつり(北九州モノレール)
工作車試乗会
2015年11月3日(火曜日:祝日)
企救丘車両基地内
北九州モノレールでは「鉄道の日」を記念して、今年も「みんなで使おう公共交通:モノレールまつり」が開催されました。
場所は企救丘車両基地がある、北九州モノレール基地広場での開催です。
(モノレールの終点、企救丘駅を出て徒歩3分)
開催日時は、11月3日(火曜日:祝日)の10時〜15時。
てっちゃんだけでなく、ファミリー向けのアトラクションが満載の北九州モノレールの一大イベントです。
当ページではモノレールまつりにおけるイベントの一つ、「工作車試乗会」の画像を紹介いたします。
はじめに
モノレールまつりのメインステージでは様々な催し物が開催されました。
写真は抽選会の様子と、monoSUGOCA運用を期に登場したマスコットキャラクターのモーノ君。
※monoSUGOCA(モノスゴカ):北九州モノレールが10月1日より運用を開始したICカードの名称
車両基地見学会での一コマ
普段は見学する事のできない企救丘車両基地内の様子。
写真背面には大勢の見学者が詰め掛けていました。
モノレールまつりの中でも特に人気だったのが、おなじみとなりつつあるこの工作車試乗会。
今年は、去年に続き工作車501が出動しました。
普段乗車する事の出来ない保守車両(北九州モノレールでは工作車と呼称)に乗れるとあって、
会場は大いに賑わっていました。
工作車社内は冷房装置がないため、気候的にも良いタイミングです。
試乗会乗降場所で待機する工作車501(北九州モノレール企救丘車両基地)
工作車試乗会 受付中の一コマ
企救丘駅を降り、モノレール企救丘車両基地(モノレールまつり会場)へ向かう途中で既に、
鮮やかなレモンイエローに彩られた工作車501の姿が飛び込んできます。
試乗会の運行区間は、写真の位置が乗降場となり、
基地内を半周回する形で企救丘駅まで延びる基地線を走る形を取りました。
写真の位置で折り返し、乗降場へ戻ります。
写真区間は非営業区間に当たり、通常モノレール車両の入出庫に使用されます。
該当場所からは企救丘車両基地内全景が見渡せるほか、周囲に広がる小倉南区の風景が一望できます。
写真右の右奥にちらり見えているのは、旧交通科学館(現フェニックス)です。
交通科学館が健在の頃は、青空市等とセットで遊びに行く事が多かった場所です。
試乗会に使用された北九州モノレールの保守車両である工作車501。
同社が保有する工作車の中では、最も後期に導入した車両になります。
他の工作車に比べ、随分大柄な車体となっています。
下の写真が、北九州モノレールの保守基地。
左奥より工作車201、202 右軌道上奥よりクレーン付き工作車MOR-4N、301となります。
過去には工作車101も前線に配置されていましたが、廃車となり現存しません。
(事実上、工作車501と入れ替えとなりました。)
乗降場所を出発する工作車
営業車両と比べ、随分と揺れます。
乗降場所手前の区画はバザー会場となっており、大勢の人で賑わっていました。
501室内の様子(参考:展示会時画像)
床面作業台開放時
工作車試乗会乗降場所
レモンイエローが鮮やかな工作車501
基地外周を走行中の工作車501
基地裏手を走行中の工作車501
(写真右側が企救丘駅方面)
当日は快晴となり、最高のモノレール祭り日和となりました。
明るい時間帯に、工作車を下面から見られるのはまれです。
(基地に張り付いていれば、遭遇する機会は多々ありますが。)
最後に、深夜保守作業に従事する工作車501の画像を添付します。
写真はモノレールまつりの数日前(10月31日)の保守作業の様子。
工作車の本来の姿は、こうした毎日の点検改修作業にあたる地味な物です。
「安全」とは、何か起こるまで第三者にはあまり気にされない事がほとんどです。
保守員の方々は毎深夜、人知れず乗客の安全を守ってくれているのですね。
工作車501
(左の建物が本社ビル)
以 上