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「 工作車 K-4」　多摩都市モノレール

多摩都市モノレール社　工作車　K-4（バッテリー式）
北陸重機工業社製
直接作業に従事するバッテリー駆動による普通工作車。

2025年12月、多摩モノレール株式会社に新たなバッテリー式工作車が導入されました。これまでのバッテリー式工作車K-1およびK-2では、それぞれレッドとブルーを基調としたラインカラーが採用されていましたが、新たに登場したK-4ではグリーンを基調としたデザインが採用されています。

工作車K-4は、多摩モノレールにおける軌道設備および軌道付帯設備の保守・点検作業を目的として導入された、高性能バッテリー駆動式の保守用車両です。動力源にバッテリー方式を採用することで、エンジン車と比較して走行時および作業時の騒音を大幅に低減しており、夜間作業においても周辺環境への影響を抑えた運用が可能となっています。さらに、走行輪が万一パンクした場合でも、油圧ジャッキ式の補助輪を使用することで自走が可能な構造を備えており、線路上での滞留リスクを低減し、安全性と信頼性を高めています。

車体構造においては、車内作業空間を全面フラット床とすることで作業動線の最適化を図るとともに、側面には広い作業台スペースを設け、多様な保守作業に柔軟に対応できる構成としています。さらに、車体各部の軽量化を推進することで、軌道への負担低減を図り、走行性能およびエネルギー効率の向上にも寄与しています。