東大阪市域は、今回の大阪モノレール瓜生堂延伸においてルートの半分以上を占める区域。その距離は延伸全8.8kmのうち5kmとなり6割近くの距離に該当します。
当区域に新設される駅は3駅で、それぞれ「(仮称)鴻池新田駅」「(仮称)荒本駅」および新たな終点となる「(仮称)瓜生堂駅」となっています。さらに新たな終点となる「(仮称)瓜生堂駅」近傍には、大阪モノレールとしては新たな車両基地となる瓜生堂車両基地が新設される予定です。
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大阪モノレール瓜生堂延伸ルート
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なお、このうち荒本駅については2021年3月に閉店となったイオン東大阪店の跡地に建設が予定されています。
既にイメージパースが公開されており、参考として右図に示します。 |
仮称 荒本駅のイメージパース (c)大阪
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都市モノレールとして整備される大阪モノレールは瓜生堂延伸においても帰属する道路が存在しますが、基本的な帰属先は府道2号中央環状線となります。
しかしながら、今回の延伸ルート上唯一この帰属道路を変更する箇所が存在するのですが、これが今回紹介する荒本駅およびこの前後のルートとなります。 |
瓜生堂延伸整備が決定する以前、mjwsが予想した東大阪駅(現(仮称荒本駅))想定位置。
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鴻池新田駅(仮称)を出た延伸ルートは、トラックターミナル入り口交差点より府道2号中央環状線から市道若江稲田線に入ります。この先およそ600mの区間を若江稲田線に帰属、さらに荒本駅付近では新庄荒本北線に帰属道路をさらに変更します。 |
トラックターミナル入り口交差点より府道2号中央環状線から市道若江稲田線に入った大坂モノレール瓜生堂延伸ルートは、写真位置で新庄荒本北線に帰属道路をさらに変更する。
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画像にはイオン東大阪店が見えてきました。大坂モノレール瓜生堂延伸新設駅となる荒本駅(仮称)は、ちょうどこのイオン東大阪店の建屋部分に建設されます。 |
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4月に閉店したイオン東大阪店。跡地に大坂モノレール瓜生堂延伸新設駅となる荒本駅が建設される。
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なお、このイオン東大阪店は2022年までの定期借地契約となっていますが、2021年の3月31日を持って閉店となります。
2003年10月にカルフール東大阪店としてオープンした同建屋。2005年にイオンがカルフール日本法人の全株式を取得し、2011年からはイオン東大阪店としての営業となっていました。
大坂モノレール荒本駅(仮称)は、このイオン東大阪を解体した跡地に建設されます。 |
イオン東大阪店の外観 |
2029年には新設駅の真下に位置する事なる箇所。
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左写真を交差点反対側から見る。
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荒本駅(仮称)を出た大坂モノレール瓜生堂延伸ルートは、終着駅となる瓜生堂を目指します。荒本駅(仮称)直後には阪神高速13号線東大阪線が控えていますが、これを上方で越線する予定です。 |
荒本駅(仮称)直後には阪神高速13号線東大阪線が控えているが、ルートはこれを上方で越線する。 |
この後、再び中央環状線および近畿自動車沿いに戻るわけですが、撮影時は丁度この道路の地質調査を実施中でした。 |
現地では、大坂モノレール瓜生堂延伸に関する地質調査を実施していた。 |
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