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-瓜生堂延伸ルート解説-
-Planned construction location of new routes.- |
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1.大阪モノレール瓜生堂延伸
1-1.都市計画事業認可 大坂モノレール瓜生堂延伸整備は、大阪モノレールが都市モノレールで整備される事から都市計画の決定が必要事項となるが、大阪府は都市計画事業認可を国土交通省へ申請、2020年3月27日付けで国土交通省近畿地方整備局長より認可された。 1-2.工事施行認可(軌道法) 同工事施行認可についても、モノレールの運行主体である大阪高速鉄道株式会社が2019年7月22日付で国土交通大臣に申請。こちらも同2020年4月1日付けで認可されている。 【事業概要】 1.建設区間 門真市駅から(仮称)瓜生堂駅まで 2.路線延長 約8.9キロメートル 3.駅数 4駅 門真南駅、鴻池新田駅、荒本駅、瓜生堂駅(いずれも仮称) 4.開業目標 2029年(令和11年) 5.事業主体 ・大阪府(支柱、桁及び駅舎などのインフラ部) ・大阪高速鉄道株式会社(電気・通信施設などのインフラ外部) 6.概算事業費 約1,050億円(税込) ・インフラ部 約740億円・インフラ外部 約310億円 2.延伸ルート概要(2020年度版) 本項では、2018年度に公表された都市計画変更の素案ならびに大阪府が公表した各駅のイメージパースをベースとしつつ、現在決定がなされている都市計画図に則り延伸ルート上の要所をトピックスとして紹介する。なお、紹介する順序は既存終点駅となる門真市駅より(北→南)方向に紹介する。 2-1.「(仮称)門真市駅」 瓜生堂までの延伸時は現在未使用となっている上下線を本線として新たに運用する。なお、中央に位置する軌道は上下線の入れ替え線として機能するもの。大阪モノレールの軌道桁が存在するのは現状この門真市駅先の軌道末端部までとなっており、2029年度目標に進められる大坂モノレール瓜生堂延伸整備において延長が成される。 まず軌道法により敷設される都市モノレールにおいてはずせないのが、通称「都市計画道路」と呼ばれる計画道路およびその計画案。今回瓜生堂までの延伸が決定した大阪モノレールも、事業認可ならびに工事施行認可の内容に則り整備が進められる。大阪モノレール瓜生堂までの延伸区間のうち、モノレール専用道が帰属する都市計画道路およびモノレール専用道の名称は以下の通りとなる。 幹線街路3・1・223-1大阪中央環状線 223-2都市高速鉄道大阪モノレール 延長5080m(1320m) 特殊街路9・7・223-1大阪モノレール専用道 延長5080m 223-5都市高速鉄道大阪モノレール 延長5040m 特殊街路9・7・227-1大阪モノレール専用道 延長5040m まず、瓜生堂までの延伸ルートのほぼ全線において帰属する事となるのが「幹線街路3・1・223-1大阪中央環状線」で、通称府道2号中央環状線と称される (以下、中央環状線と略記)。近畿自動車道や一部区間において大阪モノレールと併走、箇所によっては道路全体の幅員が120mを越える、文字通り大阪の大動脈として知られる。
この緑地帯をモノレール軌道の主な導入区間として、整備が進められる。 223-2都市高速鉄道大阪モノレール 延長5080m 特殊街路9・7・223-1大阪モノレール専用道 延長5080m 223-5都市高速鉄道大阪モノレール 延長5040m 特殊街路9・7・227-1大阪モノレール専用道 延長5040m 以降の記事内において上記表記は基本的に省略するものの、大阪モノレール延伸区間が帰属・計画される道路名称は上記の通りとする。前段が非常に長くなったが、これら都市計画道路を導入区間の名称として延伸ルートについて紹介する。
「(仮称)門真南駅」を出たモノレール延伸ルートは、三ツ島3丁目15番地区画上空を通過しながら、近畿自動車道沿いの緑地帯に復帰する。このとき、進路の妨害となる第二京阪からのランプ線と進路を平行に取りつつ、三井アウトレットパーク付近で緑地帯上空へ移行する。
大坂モノレール瓜生堂延伸ルートは以降東大阪市域に入る。東大阪市域は、今回の大阪モノレール瓜生堂延伸整備において大半を占めると言っても過言ではない核の部分。その距離は延伸全8.8km中5.0kmでおよそ57%の距離に該当する。当区域に新設される駅は3駅で、それぞれ「(仮称)鴻池新田駅」「(仮称)荒本駅」および「(仮称)瓜生堂駅」となっている。さらに新たな終点となる「(仮称)瓜生堂駅」近傍には、これまで南進車庫と称され、今回(仮称)瓜生堂車庫として具体名で示された新設車庫が計画されている。
ここまで、延伸整備が決定された「大阪モノレール瓜生堂延伸ルート」の2021年現在の様子を解説してきた。計画通りであれば、大阪モノレールの瓜生堂までの延伸部の開業は2029年の予定。当サイトでは今後も、当延伸計画に変更が生じた都度、記事の編集を実施しより確実な情報を提供できる様体制を整えていく。 |