【ゆいレール てだこ浦西延伸 PC軌道桁設置作業の様子】
- ページ2/2 後編 首里駅方向のPC軌道桁設置作業 -
首里駅方向のモノレール軌道桁をつんだオールトレーラーは、設置現場手前に位置する首里駅下部の道路にて待機しています。 浦西方向のモノレール軌道桁据付チームの作業車の撤収後、いよいよ設置現場へ移動します。 |
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こうしてみるとPC軌道桁もなかなかの長さがある事が分かります。今回、てだこ浦西駅までの延伸区間に採用されるPC軌道桁は、既存の営業線にて主に使用される20m桁から22m桁へ変更されました(桁長尺方向のサイズが長くなりました)。製作本数削減による整備費用の低減と、景観に配慮した事によるものだそうです。モノレールのPC軌道桁では一般に、モノレール車両の通行や様々な荷重要因によって、長さの限界が22m程度であるとされています。22mを越える軌道桁長が必要となる場合、具体的には交差点横断部や高速道路などの長大スパンによる越境が必要な箇所では「鋼軌道桁」という鋼製の軌道桁(レール)を用います。今回、てだこ浦西駅までの延伸区間に採用される「鋼軌道桁」は、全部で42本となっています。 撮影を行った2017年3月17日現在では未だ鋼軌道の据付が完了した区間はありませんでしたが、これから年度末までの間に順次設置が完了していくものと考えられます。 |
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首里駅下で待機するオールトレーラー (ゆいレール延伸部首里駅方向のPC軌道桁外観) |
首里駅下で待機するオールトレーラー (ゆいレール延伸部首里駅方向のPC軌道桁断面) |
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時間となり、首里駅下より設置現場へオールトレーラーが移動を開始しました。 |
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一度現場を行き過ぎ、先の交差点スペースよりバックで吊り上げ位置に移動します。 |
左写真におけるトラックの先頭部分 |
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PC軌道桁の吊り上げ作業が開始されました。 ゆいレール延伸部用のPC軌道桁がトラックの荷台を離れ、宙に浮きます。 |
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空高く上がったゆいレール延伸部のPC軌道桁 |
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設置予定位置に静かに下ろされます。 |
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モノレール軌道桁の後末端部を固定していたオールトレーラー後尾側台車を回収するため、随伴するトラックに台車を固定します。 オールトレーラーの前部トラックも現場を後にしました。 |
左写真に並行して、吊り上げに用いた冶具が解除されます。 |
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設置が完了したゆいレール延伸部のPC軌道桁。 時刻はおよそ3時過ぎ。 |
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ゆいレール延伸部のPC軌道桁据付が完了 |
ゆいレール延伸部のPC軌道桁継ぎ目 |
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PC軌道桁設置現場を後にする際に撮影。 |
首里駅先汀良交差点より撮影したPC軌道桁設置位置 |
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沖縄滞在日程に限りがあり数時間後には活動を開始する予定があったため、残念ながら今日の撮影はここで終了しました。 ということで、今回の撮影記事は以上です。 次回は、ゆいレール[てだこ浦西駅]延伸区間散策の様子をお伝えします。 |
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