【ゆいレール てだこ浦西延伸 鋼軌道桁設置作業の様子】
- 2017年9月12日PM11:00〜13日AM2:30 -
10:30、作業現場に到着したときには、既に前段作業が開始されていました。 |
今回設置される軌道桁。 |
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現場は片側通行へ規制されます。 |
本日の設置予定位置。この右手に配置されます。 |
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深夜23時(PM11時)、鋼軌道桁設置作業に先立ち、桁を吊り上げるクレーン車の設置作業が開始されました。 直接道路に支持冶具(基礎)を設置出来ない移動式のクレーン車は、アルトリガーと呼ばれる固定用の足を設置します。 しかしながら、ゆいレール延伸区間上は基本的に道路、つまりアスファルト上。 直接アウトリガーを固定してしまうとアルファルト面を破壊してしまう事になります。 このため、アルトリガー設置部にはあらかじめ鉄板を敷設しておきます。 アルトリガー反力は設置する地面が受け持つ形となりますが、この鉄板によって十分な強度を得る事が出来るようになります。 |
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こちらが今回設置される鋼軌道桁。 トラックに積載されていますが、若干斜めになっているのが分かると思います。 これは、軌道桁にカント(角度)が付けられているためにこの様に見えます。 石嶺駅を出たゆいレール延伸ルートは、直後の石嶺団地交差点で若干左方向へ進路を変え経塚駅方向へ下っていきます。 この左方向へ向きを変える際に、軌道桁(レール)自体も左側に角度を設け遠心力を打ち消す構造を取っているわけです。 |
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ゆくゆくは石嶺駅前広場として整備される空間。 同空間には多くの建設資材が仮置きされ、今後広場に様変わりするとは想像も出来ません。 積載トラックで運ばれた鋼軌道桁が荷台に載せられています。 |
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てだこ浦西駅までの延伸工事においては、今回から合成合理桁とよばれるハイブリッドタイプの鋼軌道桁が採用されました。 合成合理(軌道)桁とは、走行面をRC床板製とする「合成軌道桁」と、最近鋼インフラで採用されつつある「合理軌道桁」の両構造のメリットを持ち合わせた鋼軌道桁の事を指します。 合成および合理両構造をモノレール軌道桁へ採用した例は、おそらくゆいレールのてだこ浦西駅延伸部が初めてではないかと思います。 |
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鋼軌道桁上面(走行面)に多数のスタッドジベルが見えますが、支柱への設置が完了した後、ここにRC床板が設置される事となります。 従来、走行面は鋼製材質のまま、樹脂を塗布したり、溝を形成するなどして雨天時や登坂部での摩擦を確保していました。 RC床板にする事でこれらが改善されるほか、騒音の低減等が図られるそうです。 |
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トラックに積載された鋼軌道桁は、いったんトラッククレーンでGLに下ろされトラックを移動します。 支柱への設置時は、改めてトラッククレーンで吊り上げます。 |
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トラックの荷台より吊り上げられ。 |
GLに一旦下ろされます。 |
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設置支柱側の準備作業 (駅前広場側より撮影) |
設置支柱側の準備作業 (駅東側より撮影) |
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時刻は深夜0時を過ぎました。 支柱部への設置のため、鋼軌道桁がクレーン車によって吊り上げられていきます。 |
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設置軌道桁側の準備作業 |
吊り上げが開始された軌道桁 |
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撮影を行った12日〜14日は、台風18号が沖縄地方に接近していた事から雨風が非常に強い中での作業となりました。 鋼軌道桁吊り上げのタイミングからこれら雨風の強さが増した事で、空中に吊り上げられた鋼軌道桁もこの煽りを受けていました。 |
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雨はどんどん激しさを増していきます。 |
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空高く舞った鋼軌道桁。 |
今後は横方向(手前)にスライドしていきます。 |
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もう少し・・・。 |
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定位置への設置が完了、既に設置されている鋼軌道桁とボルトで固定されていきます。 雨の勢いが更に増し、作業に従事される方を激しく打ち付けています。 周辺には工事関係者を除くギャラリーの方もいらっしゃいましたが、とても心配そうに作業の様子を見つめていました。 |
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手際良く仮設足場が組まれ、固定作業が進められていきます。 | |||||||
時刻は2時半になりました。 翌日のスケジュールのため、この時点で撮影作業を撤収。 翌13日の日中に現地へ寄り、同地の撮影を行いましたので以下に参考として掲載いたします。 |
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一晩明けた作業現場。 |
無事設置が完了していました。 |
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接合部と仮設支柱 |
大活躍したトラッククレーンもつかの間の休息中。 |
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ここからは連日、石嶺交差点上部の鋼軌道桁の設置が進められるものと考えられます。 次回訪問時(半年後予定)には、鋼軌道桁の設置が完了、架線設置作業も完了しているのではないかと思います。 作業者の方々、悪天候の中での作業ご苦労様です。 安全・無事に完工できますよう祈念申し上げます。 以上、最後までご覧下さり誠にありがとうございました。 /mjws編集 |
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