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-2016年度-

モノレールニュース国内編 

姫路市営モノレール大将軍駅跡見学会開催 |
高尾ビル解体を前に姫路市が一般公開

2016.08.02/mjws.org
解体が決まった高尾ビル、旧姫路モノレール大将軍駅
大将軍駅跡(2014年撮影)

姫路市営モノレール大将軍駅跡見学会開催 | 高尾ビル解体を前に姫路市が一般公開

旧姫路市営モノレール大将軍駅の一般公開が決まった。日程は2016年8月13日・14日の2日間で、事前申し込み制。
2016年9月より開始される高尾ビルの解体を前に、姫路市の計らいで見学会として一般公開されるもの。

大将軍駅は姫路市営モノレールの唯一の中間駅として設置され、同線の廃線後も今日まで残り続けた。
姫路市営モノレールは、国内におけるモノレール開発の黎明期に誕生したロッキード式というモノレール方式を採用している。
大分類としては跨座式モノレールに位置付けられるものの、走行および案内部分に鉄軌道を用いるという大変珍しい方式となっている。

今日ではALWEG(アルウェーグ)式と呼ばれるゴムタイヤおよびコンクリート軌道桁を用いたモノレールが主流となっており、東京モノレールをはじめとして、北九州、大阪、多摩、那覇等で広く採用されている。
世界規模で見ても、ボンバルディア、スコミ、CRRC等が標準タイプとしてALWEG(アルウェーグ)式を採用しており、上述した組み合わせはモノレールの代名詞となっている。
姫路市営モノレールは、当時これらのモノレール方式と将来の覇権を争ったロッキード式の代表路線だった。

時は流れ、廃線後の姫路市営モノレールの遺跡の多くは既に解体および撤去されている。
そして2016年の今年、姫路市営モノレールの存在を示し続けた大将軍駅も遂に解体される運びとなった。
大将軍駅の解体後は、現在の手柄山交流ステーション内に展示室の一部として残る旧手柄山駅が、世界最後のロッキード式モノレール駅舎跡となる。

見学会の申込み期限は8月5日。往復はがきのほか、インターネットからの申込も可。
姫路市のホームページより申込手続きを行う事が出来る。


以下、姫路市ホームページより本文一部転載

旧姫路モノレール『大将軍駅』期間限定公開します。
姫路モノレールシンポジウムプレイベントとして旧姫路モノレール『大将軍駅』を期間限定で公開します。
今夏より取り壊しとなりますので以後の追加公開はありません。
インターネット受付の他、往復はがき、ファクスでも受け付けます。
公募のうえ抽選による時間指定制とします。
今回、「見学者負担金」としておひとり100円(大人・子供同額)をご負担いただきます。ご了承ください。

開催日時
平成28年8月13日(土)・8月14日(日)
上記2日間の時間配分は以下のとおり
11時 〜 11時45分
13時 〜 13時45分
14時 〜 14時45分
15時 〜 15時45分 それぞれ45分間 各回50人、計8回400人

開催場所
姫路市高尾町96番地「高尾アパート」内旧姫路モノレール「大将軍駅」
1階入り口から4階大将軍駅改札までの階段部分及び、同4階大将軍駅関連部分のみ



解体が決まった高尾ビル、旧姫路モノレール大将軍駅
見学会が開催される姫路市営モノレール大将軍駅跡
(高尾ビル)外観
高尾ビル、旧大将軍駅は今もホームとモノレール軌道が残る
高尾ビル内には、今も姫路市営モノレールの軌道とホームが残る。
今回の見学会の対象箇所
姫路市営モノレール車両
手柄山交流ステーション(旧手柄山駅)には、現在もモノレール車両が展示される。
見学会と合わせて訪問しておきたい。


サイト内関連リンク:姫路市営モノレール


過去の関連ニュース
2016.06.03-mjws 姫路モノレール大将軍駅跡解体へ秒読み | 姫路市議会議案第76号



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モノレール・ジャパン田村拓丸 記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。