mjws 2017/6/21
バンコクのモノレール2路線
(ピンクおよびイエローライン)
6月17日に建設契約を締結
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1.バンコクのモノレール2路線
(ピンクライン34kmおよびイエローライン30km)建設契約締結
タイ王国のMRA(Mass Rapid Transit Authority)は、2017年6月17日にピンクラインとイエローラインのモノレールシステムの建設契約を締結しました。
全長34kmで計画されるピンクラインのルートは、ノンタブリー政府センターからミンブリの東地区まで。
全長30kmで計画されるイエローラインは、南東のRatchada-Lat Phrao交差点からSamut Prakan州のSamrong地区までを繋ぎます。
公的民間パートナーシップ(PPP)制度の下で、タイ政府は土地の取得と土木工事の計画費用の約43%の資金供与を担当。
BSRは工事、機械および電力供給の他、列車のオペレートとメンテナンスを提供する。
BTS Group Holdingsの設立者Keeree Kanjanapas会長は、2つのモノレール路線の建設はまもなく開始され、2020年までに稼働(開業)すると述べました。
Kanjanapas氏はさらに、今後ピンクラインの延伸2.8kmとイエローラインの延伸2.6kmが計画にあると言及。
いずれにせよ両路線が開業を果たせば、タイとしては初の本格的なモノレール路線の誕生となる。
2.Bombardier社のモノレールシステム採用(INNOVIA300MONORAIL)
なお、今回承認された2つの路線は、モノレールシステムとしてBombardier社のINNOVIA300MONORAILの提供が伝えられています。
Bombardier社(本体:カナダ)は、のBombardier Transportations Systemsと中国のCSR南京Puzhen
Co.、Ltd.による50%-50%の合弁会社を設立させる予定。
これによって新設されるPBTS(Puzhen Bombardier Transportation Systems)によって、プロジェクトの全ての列車製造を担当させる予定としています。
両路線の建設事業は、2016年2月29日にパブリック・プライベート・パートナーシップ委員会によって承認を得ました。
BSRはこの日、モノレールプロジェクトに関連した複数の契約を締結。
この中には、バンコク銀行からの融資契約と上述したBombardier社との契約も含まれており、事実上今回の建設契約の締結を待つ状況となっていました。 |
公式サイト
https://www.mrta.co.th/pinkline/index.html |
公式サイト
http://www.mrta-yellowline.net/ |
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記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。 |
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