沖縄県西原町「ゆいレール」の西原町・マリンタウンエリア(MICE)等への延伸に向け西原町民総決起大会開催
2018年9月19日(水曜日)、沖縄県西原町は「沖縄都市モノレール(通称、ゆいレール)」の東海岸延伸に向けた西原町民総決起大会を西原町さわふじ未来ホールで開催した。
沖縄県では西原町および与那原町を中心とする東海岸地域(マリンタウンエリア)に大型MICE施設※の整備を計画しているが、これら周辺施設に賑わいが生じる反面、交通アクセスによる慢性的な渋滞の発生が懸念されている。大会ではこの状況を打破すべく、2019年のてだこ浦西までの延伸開業を計画するゆいレールについて、大型MICE施設までのさらなる延伸を提案。西原町ではこのゆいレール延伸を、MICE構想の事業化と一体的に進めることが沖縄県の課題であるとしている。大会では決議として、東海岸地域までのゆいレール延伸について町民一丸となって関係機関に要請していく事が確認された。
※MICEとは、meeting(企業などの会議・セミナー)、incentive tour(報奨旅行)、conventionまたはconference(学会・国際会議)、exhibitionまたはevent(展示会・イベント)の頭文字をとった造語で、これら各イベントを実施できる大型施設の意。
ゆいレール延伸試案ルート |
西原町が試案する「ゆいレール」の東海岸への延伸計画(試案)においては、ゆいレールを東海岸まで延伸した場合の利用者予測や経営収支試算結果が示されている。試案ルートは、「ゆいレール」延伸部終点となる「てだこ浦西駅」を起点とし、マリンタウンMICEエリアを終点とする5.5km、途中4つの新設駅を想定している。この延伸試案での新規(モノレール)必要編成数は7編成とされ、車両基地の新設も考慮される。建設事業規模としては528億円、内インフラ部建設費(支柱、軌道桁等)に324億円、インフラ外部建設費(車両、変電設備等)に204億円を想定する。以上はいずれも試案ベース。
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