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ダイジェスト版
1.ゆいレールてだこ浦西延伸区間を歩く
2018年2月2〜4日、沖縄県は那覇へ訪問し、沖縄都市モノレール(ゆいレール)の延伸区間の撮影に伺いました。 |
ゆいレールの延伸ルート概略図 沖縄都市モノレール「ゆいレール」 |
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2.てだこ浦西延伸 既存終点駅「首里駅」ゆいレールてだこ浦西駅延伸ルートを散策するため、ゆいレールの既存終点駅である首里駅へ降り立ちました。ここから延伸ルートの散策を行います。 |
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延伸部散策の開始地点は、毎度おなじみとなりつつある既存終点駅の「首里駅」に到着。今回のダイジェスト版では、現時点での撮影時の状況と前回撮影時との比較をテーマに、前回および前々回との比較を並べつつ画像を掲載していく予定です。 ゆいレールの終点、首里駅を出て北東方面へ歩くこと数十秒、汀良交差点に差し掛かりました。
現在の首里駅先の軌道末端部と上写真の軌道末端部とは、鋼軌道桁と呼ばれる鋼製のレールで接続が完了しています。なお、延伸部一区画目となるこの鋼軌道桁よりてだこ浦西駅までは、一部を除いて合成合理軌道桁という部類の鋼軌道が用いられています。 |
現地点〜次駅までの散策(ゆいレール)延伸ルート概略図 ここから新設中間駅となる「石嶺駅」と「経塚駅」手前までの区間は、都市計画道路 那覇市道 3・3・17号石嶺線に帰属する区間となります。この、都市計画道路 那覇市道 3・3・17号石嶺線上のモノレール延伸部は、ゆいレールの延伸工事が開始された直後より各種の整備(道路整備や支柱建設)が開始された区間でもあります。 |
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那覇市道 3・3・17号 石嶺線 ゆいレール石嶺駅方向を見る。 坂頂上付近よりモノレールの延伸部を見下ろします。 真っ直ぐに伸びる軌道桁の先には、建設が進められる「石嶺駅」が見えています。 延伸工事が開始された頃、真っ先に支柱が登場したのは正にこの箇所でした。 前回および前々回撮影時の様子を以下に示します。 ※以降の比較写真は同じスタイルで添付していく予定でございます。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 |
2017年3月時点 同位置の様子。 |
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石嶺駅へと続くモノレール軌道桁 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 ここまで延伸区間においては軌道桁(モノレールのレールに相当するもの)の設置作業が完了しています。 なお、今回のゆいレール延伸区間に設置されるPC軌道桁は、現行営業線で主に用いられている20m長の軌道桁から、22mの軌道桁に変更(スパン拡大)されています。 ここまで那覇市道 3・3・17号 石嶺線を石嶺駅方向へ歩いてきましたが、ようやく延伸ルート新設第1駅となる「石嶺駅」予定位置が見えてきました。 |
2017年3月時点 同位置の様子。 |
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2015年10月時点 同位置の様子。 |
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3.てだこ浦西延伸 新設第1駅「石嶺駅」沖縄都市モノレール(ゆいレール)延伸部における最初の新設駅「石嶺駅」。骨格部分がほぼ完工し、現在は駅舎外観の工事が進められています。 駅構造は島式ホームで石嶺団地最寄駅となります。 |
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ゆいレール延伸部における最初の新設駅「石嶺駅」 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 |
那覇市道 3・3・17号 石嶺線上に姿を現した「石嶺駅」建設予定位置 2017年3月時点 同位置の様子。 |
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石嶺駅直下部分 石嶺駅予定位置に到着しました。 既に骨格となる支柱が組まれていて、外装艤装作業を待つ状況になっているものと考えられます。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 建設に用いる重機およびPC軌道桁が仮置きされています。 |
2017年9月時点 同位置の様子。 2014年10月時点では駐車場として使用されていましたが、2017年に入り整備が開始されました。 |
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石嶺団地入口交差点上の鋼軌道桁も遂に完成。 該当箇所の鋼軌道桁設置作業についてはリアルタイムに工事の様子を撮影してございます。 作業の様子についてはこちらを参照下さい。 (2017年9月撮影) |
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2017年9月時点 同位置の様子。 石嶺団地入口交差点先の延伸ルートを撮影。 モノレール軌道は石嶺団地交差点を鋼軌道桁(長スパン)でオーバーパスし、若干左方向へ曲がりながら次の直線区間に入ります。 |
2017年3月時点 同位置の様子。 石嶺駅先に位置する石嶺団地入口交差点。 この交差点を右折すると石嶺団地に到達します。 |
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てだこ浦西延伸 新設第1駅「石嶺駅」予定位置を通過し、次駅となる「経塚駅」建設予定位置を目指します。 |
石嶺駅〜次駅「経塚駅」までの散策(ゆいレール)延伸ルート概略図 新設第2駅となる「経塚駅」。 当駅周辺では、都市計画道路 那覇市道 3・3・17号石嶺線、 浦添市道 3・2・浦1号 沢岻石嶺線および浦添市道 3・3・16 号 国際センター線の3路線に帰属する多重変異区間となります。 |
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浦添市道 3・2・浦1号 沢岻石嶺線へ向けて伸びる軌道桁。 この区間においても、遂に全ての軌道が設置されました。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 |
2017年3月時点 同位置の様子。 |
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石嶺交差点に到達。 ゆいレール延伸区間がここまで帰属してきた3・3・17号 石嶺線はこの交差点まで。 正面に見えている割掘構造部から浦添市道 3・2・浦1号 沢岻石嶺線となります。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 2015年時点と現在とを比べると、とても同じ場所とは思えないほどの変貌を遂げています。 |
2017年3月時点 同位置の様子。 2015年10月時点の石嶺交差点 横方向に走る道路は、県道宜野湾南風原線。 |
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浦添市道 3・2・浦1号 沢岻石嶺線区画となる割掘構造部。 もともとはトンネル区間として計画されていました。 ゆいレールの延伸が決まり、都市計画も割堀式へと変更されました。 2017年9月時点 同位置の様子。 |
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この区画においても鋼軌道桁の設置作業が進められていました。 浦添市道 3・2・浦1号 沢岻石嶺線(浦添市内間一丁目〜那覇市首里石嶺町三丁目)を抜けたゆいレール延伸ルートは、写真手前の交差点で進路を東(右折)に取り、経塚駅を目指します。同時に帰属する都市計画道路は、浦添市道 3・2・浦1号 沢岻石嶺線から浦添市道 3・3・16 号 国際センター線へと移ります。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 延伸工事とそれに伴う下部道路の通行帯の兼ね合いで、完全に同じ場所からの撮影はそれなりに難がございまして、若干構図がずれていることをご了承下さい。 |
2017年3月時点 同位置の様子。 一見変化が無いように見えますが、奥手には駅舎がまだありません。 |
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2015年10月時点の様子。 |
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4.ゆいレールてだこ浦西延伸 新設第2駅「経塚駅」浦添市道 3・3・16 号 国際センター線へと入ったゆいレール延伸ルートは、この後直ぐに「経塚駅」へ至ります。この駅舎も骨格部が姿を現しています。 さらに最後に外装を施工する関係で、既に駅構内のPC軌道桁の据付も完了しています。 さらに今回、駅舎背後に位置する前田トンネル上部分においても鋼軌道桁の設置作業が進められていました。 |
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今回は浦添前田駅側(前田トンネル)より撮影。 |
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前田トンネル上部分の延伸工事現場。 |
山の斜面部に鋼軌道桁が設置されていきます。 |
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前田トンネル後の延伸ルートの様子。 この辺は前回もレールが設置されていた区間で、外観上はあまり変化がありませんが、手前のトンネル側に新たに軌道桁が設置されました。 |
経塚駅〜次駅「浦添前田駅」までの散策(ゆいレール)延伸ルート概略図 ゆいレール延伸ルートにおける経塚駅〜浦添前田駅間は、ほぼ浦添市道 3・3・16 号 国際センター線に帰属する。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 |
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トンネル(山)を越えた延伸ルート(モノレール軌道)は、国際センター線の線形に沿って緩やかな左カーブを描きます。 この地点も前回訪問時と外観上大きな変化が無いように見えますが・・・。 実はこの奥手に位置する交差点では大掛かりな鋼軌道桁の設置作業が現在進行形で進められています。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 奥手が浦添前田駅へと右折する交差点位置。 |
2017年3月時点 同位置の様子。 当時建設中だった支柱もご覧の通り。 |
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訪問時において鋼軌道桁の設置作業が行われていました。 特に既存道路の制限に影響を及ぼしにくい工区においては、画像の様にお昼までも作業が行われます。 |
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2017年9月時点 同位置の様子。 |
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5.ゆいレールてだこ浦西延伸 新設第3駅「浦添前田駅」浦添市道 3・3・16 号 国際センター線区画を走破したゆいレール延伸ルートは、浦添警察署が位置する交差点で東に進路を変える事となります。国際センター線より沖縄県道 3・4・54号 城間前田線へ帰属道路を変更したゆいレール延伸区間は、直後に「浦添前田駅」に到達します。 交差点の内側は浦添前田駅の交通広場となる予定で、浦添前田駅設置予定地と合わせて造成工事が進められていました。 |
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建設の進む浦添前田駅 他の駅と同様、軌道桁の設置も完了し外装および内部艤装が進められている様です。 |
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浦添前田駅外観(過去比較用) |
こちらが2017年9月時点 同位置の様子。 |
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駅を出た軌道桁は、ここからいっきに高度を下げていきます。GL高度が上がってくるという言い方もできます。 徐々に支柱高さを下げ、写真位置ではご覧の高さにまで支柱高が下がっていきます。トンネル区間においては床面に配された支承にレールが設置される形態がとられます。 地下区間進入部 トンネルに吸い込まれたゆいレールは、最終的のてだこ浦西駅直前で地下区間を出ます。 |
浦添前田駅〜次駅「てだこ浦西駅」までの散策(ゆいレール)延伸ルート概略図 この区間の見所は、なんといってもゆいレールでは初となる地下(トンネル)区間の存在。トンネルを出たモノレールルートは、直ぐに最終駅となるてだこ浦西駅に到達する。 |
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ゆいレール延伸区間である沖縄県道 3・4・54号 城間前田線帰属区間はここまで。 以降は沖縄県道 3・2・14号 浦添西原線へと移ります。 ボックスカルバート部(地下)より帰属する浦添西原線区画は、モノレールの延伸と合わせてこの先に新たに建設が進められている道路本体(浦添西原線1号橋)とその脇に設置が予定される「てだこ浦西駅」から成ります。 |
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6.ゆいレールてだこ浦西延伸 新設第4駅「てだこ浦西駅」ゆいレール全線、そしてゆいレール延伸ルートの終着駅となる「てだこ浦西駅」。 |
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てだこ浦西駅のイメージパース。 現地にて掲載されていたもの。 |
てだこ浦西駅は、今回のゆいレール延伸区間における終点駅。駅の西(手前)側には、新たに分岐橋および分岐器が設置されます。分岐器とは、往路および復路の線路を切り替える装置(レール)の事を指します。首里駅方よりてだこ浦西駅へとやってきたゆいレール車両は、てだこ浦西駅で進行方向を逆にとり首里駅(那覇空港駅)方向へと帰っていきます。この際、下り線から上り線へと進路を変更する必要が生じるわけですが、この分岐器によって下り線から上り線へとモノレール車両が渡る事で復路へ付く事ができます。 |
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てだこ浦西駅直前に配置される分岐器およびそれらを支える橋。 |
分岐器および分岐橋を側面より撮影したもの。 |
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分岐器および分岐橋部拡大写真 片渡線2基で構成されます。 |
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そして今回、ついに骨格を現したてだこ浦西駅駅舎部分。 軌道末端側(沖縄自動車道側) |
てだこ浦西駅駅舎軌道末端側(沖縄自動車道側)を側面より撮影。 |
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浦西駅駅舎 側面部 |
浦西駅駅舎 浦添前田駅側 |
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ここまで、ゆいレール延伸ルートを散策してきましたが、記事自体は以上となります。 別途、各区間ごとの画像集を近くアップする予定にしています。 繰り返しになりますが、ゆいレールてだこ浦西駅の延伸部を含む全線開業は2019年春が予定されています。 前年(2018)度には各種艤装〜試運転までプロセスが進むと考えられます。 mjwsは、工事の進捗を見つつ再度延伸ルートの散策を実施する予定としております。 次回は2018年末頃の訪問を計画してございます。 最後までご覧下さり有難うございました。 |
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