モノレールに関するトピックス・ニュース
-2020年度-
沖縄都市モノレール社 中⻑期経営計画
2020.4.23/mjws.org |
同社では、2020年度~2024年度を新中期経営計画の2nd stepと位置付け、安定的経営への基盤づくりの期間としている。2020年度の2月末にはDESによって債務超過分の解消を実施した。2020年の3月には那覇空港第2滑走路の併用も開始され、次期課題としては現行の2両編成から3両編成化を果たす事による混雑緩和が命題となっている。 |
”新中長期経営計画の位置づけ” 沖縄都市モノレール株式会社 中長期経営計画(2020年度-2024年度)サマリーより (c)沖縄都市モノレール(株) |
3両編成化事業計画は、海外を中心とした観光客の増加、てだこ浦西駅までの延伸ならびにこれに関連した沿線開発による乗客数増加を起因とする混雑を解消する目的で、主に2019年度より本格的に浮上してきた。 特に那覇空港第2滑走路の併用開始(2020年3月26日開業)は、旅客機等を安定的に運用できる年間の離着陸回数を24万回へと増大させ、観光需要の高まりに対応が可能になる一方、この受け皿となる軌道系交通機関の対応整備は必須の状況となっていた。 同社は2022年度末に、新たに新造する3両編成車両を導入、これに伴う各種の試験を半年から1年程度実施する。3両編成化のための事業費は総額でおよそ280億円と概算される。3両編成化を含む設備投資計画はサマリーとして以下の様に示されている。 |
”3両化”沖縄都市モノレール株式会社 中長期経営計画(2020年度-2024年度)サマリーより (c)沖縄都市モノレール(株) |
”設備投資計画(2020年度-2040年度)” 沖縄都市モノレール株式会社 中長期経営計画(2020年度-2024年度)サマリーより (c)沖縄都市モノレール(株) |
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3両編成化の計画の全体感としては、2030年度までに9編成を3両化する計画で、2022年度の初期編成を含め、3両編成4編成を新造し段階的に導入する。この後、2両編成5編成を改造し3両編成化を実施、計9編成を3両編成化する。 また、3両編成化に伴い必要となる車両収容施設(車両基地)については、新たに那覇空港に近接する沖縄都市モノレール社の既存車両基地近くに建設すること決定。該当箇所は国道506号小禄道路赤嶺トンネルの上部に位置するもので、 整備が予定されており、車両基地はトンネルの上に建設する。 沖縄都市モノレール(美里義雅社長)は13日までに、ゆいレールの3両化に対応し、車両の待機や整備に使う新たな基地を、那覇空港に近接するモノ社の既存基地近くに建設することを決めた。この場所は国道506号小禄道路赤嶺トンネルの整備が予定されており、車両基地はトンネルの上に建設する。 |
”アクションプラン(2020年度-2040年度)”沖縄都市モノレール株式会社 中長期経営計画(2020年度-2024年度)サマリーより (c)沖縄都市モノレール(株) |
3両編成化後のイメージ・mjws編集画像 (c)mjws |
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2019.7.3 |
ゆいレール3両編成化 2023年初期編成導入 |
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