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モノレール国内編 北九州モノレール
北九州高速鉄道1101F編成について
試験運用中の北九州モノレール1101F

北九州高速鉄道(北九州モノレール)Memories
北九州高速鉄道 1101F編成 画像集



1.北九州モノレール小倉線と1101F

北九州市では、都市交通の新しい担い手としてモノレール方式による新線建設を具体化させました。後の北九州モノレール小倉線8.7km(計画当時の名称は小倉〜志井車庫間)です。

全線の建設完工に先立って、このうち1.1km(志井車庫〜志井駅間)が昭和56年3月に試験運転線として開放されます。

車両基地にも、先行製作車両1編成(4両固定編成)が運び込まれました。この編成が、当頁で紹介する1101-1201-1301-1401編成(1101Fと略記)です。

試験運転区間では早速、1101Fによる試験運転(各種試験と乗員訓練)が開始されました。

北九州モノレール小倉線では、日本跨座式初の大型(車両の大型化)を採用しており、本格的な通勤輸送を目的としていました。
さらに、従来のモノレール車両の実績を活かしつつ最新の技術を導入した車両とし、省エネルギーと運転性能向上のためチョッパ制御と自動運転方式が盛り込まれました。


 1101F諸元表
形式:跨座式モノレール(大型)
車種:2軸ボギー電動車
編成:4両固定編成(2両1ユニット)
Mc1制御電動車−M2中間電動車−M1中間電動車−Mc2制御電動車
定員:Mc車114人、M車125人
電気方式:直流1500V
軌道寸法:幅850mm、高さ1,500mm
荷重:軸重(最大)11t
性能:
直線加速度 3.5km/(h・s)
減速度(常用最大)4.0km/(h・s)
減速度(非常)4.5km/(h・s)
平衡速度:約80km/h(定員・平坦線)
最急勾配:60/1,000(60‰)
最小曲線半径:50m(軌道桁中心)
主電動機:直流直巻電動機 1編成当たり75Kw×16固
制御装置:主回路チョッパ制御方式
ブレーキ装置:電力回生ブレーキ(空気ブレーキ補足)
信号保安:連続列車検知式、車内信号現示自動列車制御方式
運転方式:自動列車運転方式
低圧電源:65kVA電動発電機 1編成当たり2台
集電装置:軌道桁側面電車線パンタグラフ方式
空調装置:冷暖房共用ヒートポンプ方式
非常脱出具:「スローダン」1両当たり1組  
企救丘から志井間を試運転中の北九州高速鉄道1101F編成
企救丘駅試運転中の北九州高速鉄道1101F編成
試運転中の北九州高速鉄道1101F編成
2.営業運用

2016年春、3月のダイヤ改正と合わせ1101Fは第一線での運用から離脱する事となりました。
右欄および下2枚に示す計3枚の写真は、1101Fが営業運行として活躍した末期のものになります。
 
旦過駅付近を行く1101F編成
旦過駅付近を行く1101F
(福)年長者の里 白銀のラッピングを身にまとう。
 
 北九州モノレール量産先行車1101F
営業運用末期(2016年初頭)
朝日を進む北九州モノレール1101F編成
営業運用末期(2015年2月)
 
3.2016年春-営業運用離脱
2016/11/3 モノレールまつり2016


2016年春、3月のダイヤ改正と合わせ1101Fは第一線での運用から離脱する事となります。
以降、企救丘車両基地内の留置線に配車され、コアな鉄道ファンの間では、廃車の噂まで聞かれるようになりました。 
 企救丘車両基地内の北九州モノレール1101F編成
2016年11月時点での1101Fの様子
(企救丘車両基地内にて)
 企救丘車両基地内の1101F編成
1101Fの側面部の様子(2016年11月時点)
(企救丘車両基地内車両課付近より撮影)
 企救丘車両基地内の北九州モノレール1101F編成外観
2016年11月時点での1101Fの様子
(企救丘車両基地内にて)
 企救丘車両基地内の北九州モノレール1101F編成とモノレールまつり
2016年11月時点での1101Fの様子
(企救丘車両基地内にて)
 北九州モノレール1101F編成
4.営業運用離脱後

運用離脱後の1101Fの様子については、タイミングを見つつ画像を掲載していく予定です。
 2016年11月18日の北九州モノレール1101F
2016/11/18時点の様子
2016年12月23日の北九州モノレール1101F
2016/12/23時点の様子
 
 2017年2月の北九州モノレール1101F
2017/2/25時点の様子
モノレールまつり2017
2017年11月
工作車試乗会に伴い1101Fは塗装工場側に退避。
「2017年11月11日・本線出場」
2017年11月11日深夜、試験のため北九州モノレール1101Fが営業線へ出場した。
北九州モノレール1101Fが営業運用から離脱しておよそ18ヶ月が過ぎていた。
試験運転に向かう北九州モノレール1101F 車庫内を行く北九州モノレール1101F
営業運行が終了した深夜0時過ぎ、静かに検査庫の車両扉が開く。
そこには営業運用を離脱した1101Fの姿があった。
1101Fは静かに滑り出し、車両基地内の車庫線外周を周り、一路営業線へ向かった。
北九州モノレール1101F深夜の試運転を追う
 
企救丘車庫で待機する北九州モノレール1101F 北九州モノレール1101F編成に乗せられた機器
2018年1月23日撮影
久々に屋外に留置されています。側面からは中に設置されている機材の様子も見えます。
  しばらくは現状の運用が続くようです。 
 2018年現在の北九州モノレール1101F

「2018年9月17日・本線出場」
2018年9月16日深夜(17日)、北九州モノレール1101F編成試験運転実施
画像集は以下バナー先に掲載してございます。


 

1101Fの状況 2019年6月22日撮影


 
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