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大阪モノレール瓜生堂延伸ルート解説2018年最新情報版
大阪モノレール 門真市〜瓜生堂延伸
-瓜生堂延伸ルート解説-2018年最新情報版
大阪モノレール瓜生堂延伸ルート解説門真大阪大東市域編
瓜生堂延伸ルート解説 東大阪市域編

-瓜生堂延伸ルート解説-
門真・大阪・大東市域編

-Planned construction location of new routes.-
(2018年公表都市計画素案に基づく)
 

1.大阪モノレール瓜生堂延伸と現軌道末端部「門真市駅」

 瓜生堂延伸ルート解説 2018年最新情報版、まず紹介するのは既存終点駅である門真市駅。大阪モノレール本線において今現在の南端終着駅となる門真市駅は、1997年の大阪モノレール本線「南茨木」〜「門真市」間延伸開業に合わせて運用が開始された駅。
瓜生堂側軌道末端部は、通常では使用しない上下線と折り返し用に運用される中線の計3線で構成される。
「通常では使用しない」とは、閲覧者様お察しの通りで、瓜生堂までの延伸を見据えた将来用の上下線という事を意味している。

この折り返し方式3線構造を有する営業路線は、国内ではこの大阪モノレールのみとなっている。
参考までに他路線では、片渡り線2基または2差2差両渡り線による上下線入れ替え方式が採用されている事がほとんど。
大阪モノレールが採用する折り返し線3線構造は、構造上設備に費用が掛かる事から採用されにくい。
しかしながら運用上のメリットも大きく、折り返し線3線構造を有する駅での折り返しは、他の方式に比べ運用が容易となる点が挙げられる。
折り返し線3線構造では、一時的に折り返し用の中線に列車を待機させる事ができるため、上下線交換時に既本線上の列車のタイミングに合わせ本線に再度合流させる事ができる。
しかしながら、折り返し線3線構造を有しない路線において、上下線交換設備(分岐器)が付帯する中間駅で折り返し運転を行う場合、一時待機ができないという点が挙げられる。
つまりは、ダイヤ上途中駅での折り返し運転での運用が難しいという事を意味する。
大阪モノレールではこの構造を活かし、現在でも区間区切りでの折り返し運転を実施している。
利用者の間でも広く知られているのが「彩都線千里中央直通」運用。
まさに折り返し線3線構造の千里中央駅の構造を活かした例となっていて、通常、彩都西駅〜万博記念公園駅間で運行する彩都線について、万博記念公園駅を中間駅とし千里中央駅まで直通運転させている。
この際、彩都線車両は千里中央駅に付帯する折り返し線で待機および折り返し、再度彩都西へと戻っていく。

話が脱線してしまったが、瓜生堂までの延伸時は現在未使用となっている上下線を本線として新たに運用する事となる。
大阪モノレールの軌道桁が存在するのはこの門真市駅先の軌道末端部までで、以南は都市計画素案に基づき延伸ルートを紹介する。

まず軌道法により敷設される都市モノレールにおいてはずせないのが、通称「都市計画道路」と呼ばれる計画道路およびその計画案。
今回瓜生堂までの延伸が決定(注・都市計画は最終決定段階では無い)した大阪モノレールも、都市計画に則り整備が進められる。
このため、モノレールのレール、つまり「軌道桁」は法律上道路の一部として考える必要がある。
都市計画上ではこれら軌道桁の事を「特殊街路9種・モノレール専用道」として示すため、この点についての以降の解説は省略させていただきたい。

大阪モノレール瓜生堂までの延伸区間のうち、モノレール専用道が帰属する都市計画道路およびモノレール専用道の名称は以下の通りとなる。

幹線街路3・1・223-1大阪中央環状線

223-2都市高速鉄道大阪モノレール 延長5080m(1320m)
特殊街路9・7・223-1大阪モノレール専用道 延長5080m

223-5都市高速鉄道大阪モノレール 延長5040m
特殊街路9・7・227-1大阪モノレール専用道 延長5040m


まず、瓜生堂までの延伸ルートのほぼ全線において帰属する事となるのが
「幹線街路3・1・223-1大阪中央環状線」
「大阪府道2号中央環状線」、「2号」または「中環」等の名称で親しまれる(中央環状線と略記)。
近畿自動車道や一部区間において大阪モノレールと併走、箇所によっては道路全体の幅員が120mを越える、文字通り大阪の大動脈として知られる。

中央環状線は1970年の大阪万国博覧会に合わせて整備が開始。
大阪モノレールの整備計画に合わせ、久宝寺口までのほぼ全線に渡って近畿自動車道と中央環状線との間に大阪モノレール敷設用の緑地帯が設けられている。

この緑地帯を主な導入区間として、上述した以下都市計画道路が素案として示された。
223-2都市高速鉄道大阪モノレール 延長5080m
特殊街路9・7・223-1大阪モノレール専用道 延長5080m
223-5都市高速鉄道大阪モノレール 延長5040m
特殊街路9・7・227-1大阪モノレール専用道 延長5040m


以降の記事内において上記表記は基本的に省略するものの、大阪モノレール延伸区間が帰属・計画される道路名称は上記の通りとご理解いただきたいと思います。
前段が非常に長くなってしまったが、これら素案をベースとして延伸ルートについて紹介します。

門真市駅を出たモノレール延伸ルートは、松生町交差点より現在の歩道区画(自転車道)に支柱が建設されます。

門真市を出たモノレール延伸ルートは現在の歩道に沿って進む
大阪モノレール延伸ルートの支柱が配置される歩道区画。
門真市駅直後の延伸ルート
 門真市駅を出た大阪モノレール延伸ルートは、画像中央右手に位置する歩道に沿って支柱が設けられる。
モノレール延伸ルート導入区間となる中間緑地帯
途中、中央環状線と側道の間に存在する中央分離帯位置に支柱が移行する。
緑地帯を行く大阪モノレール延伸ルート
最終的に近畿自動車道に沿う緑地帯に進路をとる。

その後、門真インターチェンジの直前で、中央環状線と側道の間にある中央分離帯へ軌道を移行します。
さらにその直後に位置する門真インターチェンジ(出口)付近より、中央環状線を斜めに越道し、近畿自動車道沿いに進路を取ります。
(ここまでの軌道の流れは、グーグルマップ等で見ると歩道や中央分離帯および緑地帯が確認できるためルートの判断が容易。)
この後延伸ルートは、門真ジャンクション手前まで近畿自動車道に沿って形成されている緑地帯を通る事となります。

2.「(仮称)門真南駅」

大阪モノレール 門真南駅周辺概略
門真南駅(仮)
-Kadomaminami-

近畿自動車道に沿って現緑地帯を通ってきた大阪モノレール瓜生堂延伸ルートは、S金属(有)と平行する位置より門真ジャンクション内東側へ向け迂回を開始します。

大阪モノレール延伸ルートはここから迂回コースに入る
モノレール軌道は右手に位置する緑地帯より、画像左手方向に横断する形で門真JCT内に進路をとる。
 大阪モノレール門真南駅に続く延伸ルート導入区間
モノレール駅((仮称)門真南駅)は画像中央に支柱間に配置される。

写真の歩道位置上空をモノレール延伸ルートが通過する格好となります。この付近は若干の幅員拡幅が予定されている区間。迂回ルートに入った大阪モノレール延伸ルートは、花博記念交差点の直ぐ東側で「(仮称)門真南駅」に至ります。

大阪モノレール門真南駅
写真正面に「(仮称)門真南駅」が登場する。
大阪モノレール門真南駅周辺概略図
大阪モノレール「(仮称)門真南駅」設置予定位置
 大阪モノレール門真南駅予定位置を歩道橋より見る
この立体歩道橋も「(仮称)門真南駅」と一体で整備される。

「(仮称)門真南駅」は、ジャンクション内においてわずかながら南側に配置される計画で、一階層がコンコース、二階層がプラットフォームとなる構造が構想されています。また、駅配置予定位置には現在立体歩道橋が整備されていますが、モノレール建設時はこれらの歩道橋も関連施設として一体的に整備される予定となっています。

「(仮称)門真南駅」を出たモノレール延伸ルートは、三ツ島3丁目15番地区画上空を通過しながら、近畿自動車道沿いの緑地帯に戻っていきます。このとき、進路の妨害となる第二京阪からのランプ線と進路を平行に取りつつ、三井アウトレットパーク付近で緑地帯上空へ移行します。
門真南駅を出たモノレール延伸ルート
門真JCT内歩道橋より東大阪市域方面を見る。
大阪モノレール瓜生堂延伸ルート門真南駅周辺図 
 
 寝屋川を渡るモノレール延伸ルート
そのまま緑地帯を進んだ大阪モノレール延伸ルートは、寝屋川に到達。以降東大阪市域へと突入する。

瓜生堂延伸ルート解説 前半は門真・大阪・大東市域編として、「門真市駅」「門真南駅」および「(仮称)鴻池新田駅」直前の寝屋川までを解説してきました。シリーズ後半は、東大阪市域編と題して、、「(仮称)鴻池新田駅」「(仮称)荒本駅」および「(仮称)瓜生堂駅」までの区間を解説します。東大阪市域編は以下リンクより次ページへリンクしております。
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門真市駅末端 瓜生堂延伸

 
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