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-2021年度-

モノレールニュース国内編 

沖縄県2021年度一般会計当初予算案公表
モノレール3両化に24.1憶円

2021.2.10/mjws.org

関連項目:ゆいレール(沖縄都市モノレール)
沖縄県は、令和3年(2021年)度の一般会計当初予算案を公表し、予算総額7912億円とするとした。

このうち、(沖縄都市モノレール“ゆいレール”)のモノレール車両の3両化整備に要する経費として、ハード交付金事業“沖縄都市モノレール輸送力増強事業”へ24憶1621万円が計上されている。

予算規模としては過去最大となり、沖縄県では、新型コロナウィルス感染拡大防止と社会経済活動の両立を図りつつ、ポストコロナの新しい社会の実現を目指し、中長期的な成長力強化の取組を推進していくよう、令和3年度予算編成を行うとしており、同新型コロナ関連の感染症対応経費および社会保障関係費等に1058憶円を計上した。予算計上は過去最大の7912憶円(前年度比5.3%)となった。

予算案は16日開催予定の県議会に提出する。

出典:沖縄県 令和3年度当初予算
ゆいれーる3両編成化のイメージ
画像は3両編成化が成された場合のイメージ画像(mjws編集)
 

 沖縄都市モノレール“ゆいレール”の3両化を巡っては、てだこ浦西駅までの延伸開業や、近年の外国人観光客の急増を受け検討が進められてきた。同社および近隣市では、沖縄都市モノレール中長期輸送力増強計画検討会議を開催し、2019年に政府へ支援要請を実施、正式に3両編成化が決定する事となった。

 2020年9月には3両編成車両の製造を日立製作所が落札。契約は4編成(全12両)で、2022年に先行2編成が納入、2023年度に残る2編成が納入される予定となっている。営業運転での運用開始は2023年頃と見込まれる。同3両編成車両では、運転台を持たない中間車が増結される。製造は日立製作所笠戸工場での実施。

上記新造車以外については現行の2両編成車両を改修改造し、中間車を増結させ3両編成車両とする。対象は現行列車のうち5編成。また、3両編成化に伴い車両基地の増備が計画されており、那覇市安次嶺で整備が進められている国道506号小禄道路の「赤嶺トンネル」の上部に新たな車両基地が建設される事が決定している。

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モノレール・ジャパン田村拓丸 記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。

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