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モノレールに関するニュース&トピックス

モノレールに関するトピックス・ニュース
-2017年度-

モノレールニュース国内編 

大阪モノレール彩都線 東センターへの延伸断念

2017.1.27掲載(参考元:毎日新聞)
<大阪モノレール>彩都線の延伸断念「採算見通し立たず」
毎日新聞 1/27(金) 11:58配信

彩都線延伸断念区間

1.大阪モノレール彩都線延伸断念

参考元:<大阪モノレール>彩都線の延伸断念「採算見通し立たず」
毎日新聞 2017/01/27(金) 11:58配信

毎日新聞は1/27朝刊で、大阪モノレール彩都線延伸計画区間(彩都西〜東センター)について大阪府が断念する方針を固めたと報じた。

なお、東センターまでの延伸計画については、東センターを含む彩都の整備状況をふまえた上での整備予定とされていました。
開発整備が進む西部地区および中部地区に対し、新たな終点となる予定であった東センター駅周辺(東部地区)では、周辺の使用用途が宅地用地から産業用用地へと変更。利用者を確保できず、採算の見通しが立たない事を理由としている。

彩都東部地区では、2008年にURが事業撤退を表明した事で開発継続は困難な状況になったと考えられていました。

なお、大阪府には大阪万博2025の開催(招致)計画が存在し、2014年中旬に大阪府は2025年または2030年の万博博覧会を大阪へ招致したい旨を公に発表します。
2015年度時点での会場候補地として、
@彩都東部および万博記念公園、A服部緑地、B鶴見緑地、C舞洲、D大泉緑地、Eりんくう公園およびりんくうタウンの計6箇所が示されていました。
同時に産学官で構成する国際博覧会大阪誘致構想検討会を設置し本格的な検討も実施されています。
この中で、@彩都東部および万博記念公園における開催が決定された場合、彩都線の彩都西〜東センターまでの延伸計画が大きく前進する可能性もありました。

しかし実際には2016年6月、2016年5月に追加候補地として加えられた夢洲が万博会場に決定。
この時点で大阪モノレール彩都線東センター延伸の可能性も大きく遠のく事となってしまいました。

2.彩都西〜東センター延伸(東センターへの延伸)概要
万博記念公園〜彩都西間 区間開業済
開業区間:6.8km(5駅(起点万博記念公園込))
彩都西〜東センター間 およそ2.2km

彩都線開業ルートおよび延伸ルート
万博記念公園〜彩都西間 区間開業済
開業区間:6.8km(5駅(起点万博記念公園込))
彩都西〜東センター間 およそ2.2km
赤枠部分が延伸予定ルートとされていた新設駅(中部駅・東センター駅)およびモノレール車庫(山手台車庫)。
山手台車庫は東センター奥方(東部地区(東部中央東))に設置される予定だった。

特に用地確保は東部(国際文化公園都市)の開発計画時よりなされており、彩都東部の中央東地区茨木箕面丘陵線(大阪府道1号茨木摂津線)の南面に建設される予定でした。
(用地取得名称は「準工業地域」(モノレールに関する都市計画を定めている区域))
そして、この大阪モノレール山手台車庫用に確保された準工業用地は現時点でも保持され、ベースとなる造成工事が進められていました。
モノレール支柱建設用地
多くの箇所で既にモノレール延伸用地が確保されていた。
写真は、第2岩阪橋梁下部に確保された茨木箕面丘陵線東行き線およびモノレール支柱建設用の用地。
大阪モノレール彩都線山手台車庫概略図
彩都線東センター延伸時には車庫も新設される予定で、準工業用地(モノレール車庫用地)として既に用地が確保されている。
 大阪高速鉄道彩都線山手台車庫用地
中央東地区の工事現場の様子
2016.12
大阪高速鉄道彩都線山手台車庫用地外観写真
中央東地区の工事現場の様子
左奥に見えている看板より奥手がモノレール車庫用地。
2016.12
大阪モノレール彩都線延伸断念
彩都西駅先の入れ替え線で待機する2000系
奥方に見える法面が、現在の彩都線の軌道末端部分。
東センター延伸時は、両脇のモノレール軌道が本線となる予定で、計画ルート上にはモノレール用用地が確保されていた。
使用されていないモノレール軌道 
彩都西駅先に設置されたPC軌道桁
将来の延伸のために設置されたレールであるが、架線未設置となっている。
車両の走行が無いことと、上部に車道が設置されているため比較的綺麗な外観を保っている。

サイト内関連リンク
大阪モノレール 東センター延伸
大阪モノレール彩都線延伸山手台車庫用地2016年12月

 2016年5月 彩都線延伸計画ルート散策 追加
大阪モノレール彩都線延伸ルート散策 前編  東センターから大阪モノレール山手台車庫の散策ページ



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モノレールジャパン田村拓丸 記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。


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