姫路市営モノレール(廃線跡)探訪
姫路市営モノレール廃線跡を探訪します。
【1/4 姫路(仮)駅〜大将軍駅】
【姫路駅(仮)付近〜手柄山駅付近
撮影2015/01/3〜4
JR姫路駅前ロータリー
ここから大将軍駅(現高尾アパート)、手柄山駅(現手柄山交流ステーション)を歩いて目指します。
姫路駅および姫路市営モノレール姫路(仮)駅周辺上空写真 /Google earth2015
(赤線が姫路市営モノレール軌道位置を示す。)
JR姫路駅
JR姫路駅
1888年開業「JR姫路駅」、JR西日本が管轄します。
現在の新駅舎は2013年に改装開業したものです。
駅北側の芝生広場
2F方向者デッキより「モノレール姫路駅(仮)跡」へ向かいます。
この先に神姫バスターミナルおよび山陽百貨店新館となった姫路(仮)駅跡があります。
「モノレール姫路駅(仮)跡」 デッキ部より撮影
姫路市営モノレール 姫路(仮)駅周辺
軌道およそ100mと支柱4本は、1984年頃撤去されています。
姫路市営モノレール姫路(仮)駅〜大将軍駅 周辺上空写真 /Google earth2015
(赤線が姫路市営モノレール軌道位置を示す。)
写真上で右側より、左手の大将軍駅を目指します。
「モノレール姫路駅(仮)跡」 地上部より撮影
姫路市営モノレールは1979年に廃止されているため、
その5年後には解体が開始された事になります。
奥に見えているのは山陽電車の高架橋。
手柄山駅(大将軍駅)方面へ歩きます。
奥に見えるレンタカー屋の屋根部に早速、姫路モノレールの廃線跡(支柱跡)が見えてきました。
「モノレール姫路駅(仮)跡」
上の写真の位置から姫路モノレール 姫路駅(仮)跡側を見ます。
姫路駅(仮)の仮とは、当時の駅名称も仮名であった事からこのように呼称しています。
レンタカー屋さんの建物上部に、姫路モノレール支柱跡が見えてきます。
夜はこの交差点を左折した付近のホテルに宿泊しました。
上の写真からレンタカー屋さんの側面まで移動します。
レンタカー屋さんの屋根にそびえる姫路モノレール支柱跡
姫路(仮)駅側より、現存する二本目の姫路モノレール支柱跡
山陽電車とのクロス付近へ向かいます。
軌道と直列形をした支柱(および軌道桁)は、姫路(仮)駅〜大将軍駅間では勾配の頂上付近にあたる箇所。
この立ち居地からでも、軌道のカントが分かります。
軌道上には今も、走行および安定軌条が現存しています。
モノレール支柱跡
軌道からは安定軌条が取り外されていますが、走行および安定軌条は据え付けられたままになっていました。
大将軍駅から→姫路(仮)駅方面では60‰の勾配を下り姫路駅へ進入するため、
速度制限が10km/hとなっていました。
上空から見た上記写真の支柱および軌道位置
大将軍駅側よりモノレール支柱をのぞむ。
姫路モノレールの軌道桁跡
上写真を遠方より撮影
同モノレール軌道および支柱を宿泊したホテルより撮影
夕焼けに照らされ、更に威厳を増しています。
山陽電車高架橋(モノレール軌道とのクロス)
山陽電車高架橋(モノレール軌道とのクロス)
(●は、上記写真のおよその撮影位置を示す。)
1991年頃撤去された、山陽電車とのクロス部分の軌道(軌道長およそ26m)
山陽電車の高架橋もまた、架け替えで当時の位置からずれています。
モノレール支柱跡
( ●は、上記写真のおよその撮影位置を示す。)
山陽電車とのクロス部分を過ぎると連立するビルと姫路モノレール支柱が確認できます。
モノレール支柱跡
建物から突き出るモノレール支柱跡を見上げながら、中間駅である大将軍駅跡へ向かいます。
モノレール支柱跡
( ●は、上記写真のおよその撮影位置を示す。)
大将軍駅 駅前付近の焼き鳥屋さん、よく見ると建物から支柱が飛び出しています。
(●は上記写真のおよその撮影位置を示す。)
大将軍駅 駅前付近の焼き鳥屋さん周辺を、大将軍駅側面より撮影。
姫路(仮)駅へ続くモノレール支柱跡を確認する事ができます。
姫路市営モノレール 大将軍駅(現高尾アパート:UR)
現在も駅舎と駅舎内に軌道が残っています。
姫路市営モノレール 大将軍駅を姫路(仮)駅側より見る。
現在もホームおよび駅舎内の軌道がそのまま残されており、廃鉄ファンも多く訪れている廃虚スポットになっています。
大将軍駅前広場に建つ女の子の像
大将軍駅前広場に建つ女の子の像
姫路(仮)駅から大将軍駅までの道のりを上空写真で振り返る。 /Google earth
(左手前の白いビルが大将軍駅(現高尾アパート))
大将軍駅は姫路〜手柄山間に存在する唯一の中間駅でした。
姫路〜大将軍駅間は距離も短く利用客の少なさもあって、開業2年後に駅は通過駅となっています。
大将軍駅周辺画像は、次の2/4に掲載しております。
2/4へ続く
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