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姫路市営モノレール廃線跡

姫路市営モノレール(廃線跡)探訪
姫路市営モノレール廃線跡を探訪します。
 
【4/4 手柄山交流ステーション:モノレール展示室(旧手柄山駅)】

旧姫路市営モノレール廃線跡探訪
姫路モノレール姫路駅から大将軍駅間散策
旧姫路モノレール大将軍駅
姫路モノレール大将軍駅から手柄山駅間散策
姫路モノレール手柄山交流センター
旧姫路モノレールについてのページ


【旧手柄山駅(現手柄山交流ステーション モノレール展示室)】
撮影2015/01/3〜4
姫路市営モノレール廃線跡

手柄山交流センター正面入り口
姫路市営モノレール 手柄山駅跡



姫路市営モノレール廃線跡 姫路市営モノレール廃線跡
モノレール展示室入り口部分は、姫路モノレール現役時代は車両の進入口となっていました。


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姫路市営モノレール廃線跡
姫路市営モノレールが健在だった当時、車両出入り口だった箇所。
現在はモノレール展示室の出入り口となっています。
入ってすぐに、レールの下部と車両の底部が目の前に飛び込んできます。

姫路市営モノレール廃線跡
館内ではモノレールグッズも販売されています。


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モノレール展示室の入り口


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展示室内部
写真の青と白の車両が、実際に運行していた姫路モノレール車両。

下部より撮影した姫路モノレール車両
展示室下(1階)より撮影した姫路モノレール車両 200形

 
台車部分の拡大写真(写真左)
走行輪、安定輪および上部軌条部分拡大写真(写真右)
走行輪には、直径610mmの弾性車輪が使用されていました。

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ロッキードモノレール社では標準U形として設定されていた車両。
(標準T形は小田急向ヶ丘遊園で活躍した試作車両)
先頭車、両頭車ともに全長はおよそ15m。重量はおよそ18t。重量18tというのは、当時のモノレール車両としては驚異的な軽さを誇りました。
標準U形は最高速度90km/hとして設計されていたものの、実際の運行では安全よりに速度設定されていたようです。


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姫路モノレール標準U形前面前照灯および尾灯

同じロッキード式を採用した向ヶ丘遊園のモノレール 標準T形の前照灯
こちらは向ヶ丘遊園のモノレール車両。
前面前照灯および尾灯の形状から、同じDNAを感じさせます。

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姫路モノレール標準U形乗務員室


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姫路モノレール標準U形形版
200形は両頭式車両に用いられた型番でした。


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姫路モノレール標準U形姫路市市章および連結器
最高12両による運転が可能であったそうです。


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モノレール展示室全体の様子、運行当時の様子概略


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姫路モノレール標準U形運転台および扇風機


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姫路モノレール標準U形室内
天井にはファンデリアが設置されています。


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車内はかなり広々した作りとなっており、更に初期のアルウェーグ式モノレールとは異なり完全にフラットな床面となっています。
走行輪として用いた車輪の直径が610mmと小型であったため、アルウェーグ式の様に車内へのタイヤハウスの出っ張りの対処には苦戦しなかったはずです。

姫路市営モノレール廃線跡 
姫路モノレール標準U形車両内部の様子


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姫路市営モノレール 時刻表
日曜祝日は毎時3本が運行されていました。


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ホーム突き当たりには「サンクガーデン」への出入り口があり、モノレールの台車が展示されています。

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当時ホームだった場所を改装し、モノレール車両が2両展示されています。
ホーム跡には、車両の部品、資料および看板が展示してあります。


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姫路モノレール開業当時の資料写真


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姫路モノレール開業当時の資料写真
姫路代博覧会開催時は3両編成による運行を行っていたという事です。
(展示写真では左から200形、100形および100形の編成)


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姫路モノレールの車輪


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手柄山の駅名表


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展示されているモノレール軌条(走行および安定)、姫路市章


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隣の植物園にも姫路市営モノレールグッズが販売されていました。


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播磨への延伸構想もあった姫路市営モノレール。
かつてここには日本ロッキード式モノレールとしては唯一の分岐器がありました。
ロッキード式モノレールでは関節(または可とう)方式の分岐器の実績がありませんでした。
軌道自体を丸ごと移動させる全転換方式が採用され、つまりはその後の発展性に乏しかったと認識されています。
これは、同時期にアルウェーグ(日立製作所)が採用していた関節式、関節可とう式と比較されたものと考えます。

全転換方式の発展性については議論が分かれますが、実際には現役路線においてもこの方式を使用する路線は存在します
(ラスベガス:dl&ボンバルディアではMGM Grand Station他3機が可動中)
(ウォルトディズニーリゾート:dl車庫線等一部で可動)
仮に延伸が実現域に達した場合でも、分岐器の方式が律速となってこれが困難になるという事は考えにくいと言えます。

右写真では中央に埋め立てられた壁面が見えます。この場所が当時検査庫として使用されていた車庫の入り口にあたります。

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サンクガーデンに展示されるロッキード式モノレールの台車
ロッキード式モノレールでは、案内輪という単語は使用せず、上部下部共に安定輪と呼称していた。


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サンクガーデンに展示されるロッキード式モノレールの台車(安定軌条、下部安定車輪および集電レール)
Y時に広がっている部分が基本骨格となる台車フレーム。
集電レールは基本的に第3軌条と呼称されていました。
下部安定輪には脱落防止のガイドフレームが取り付けられています。


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サンクガーデンの様子
現在は整備されていますが、以前はここにモノレールの分岐器が設置されていました。
モノレール軌道は右写真の写真左方向へ伸びていました。

以上で姫路モノレール廃線跡探訪 4/4 を終了いたします。
以後、大将軍駅の見学会およびその後の解体の様子等を追加する予定としております。


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