多摩モノレール箱根ヶ崎延伸関連
上北台駅周辺の様子 2017.11
-多摩モノレール箱根ヶ崎延伸関連近況情報-
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1.「多摩モノレール箱根ヶ崎延伸とは」
多摩都市モノレールにはいくつか延伸計画が存在しますが、そのうちの一つが北の終点「上北台駅」より西進し、JR八高線「箱根ヶ崎駅」へ至るおよそ6.7kmのルート。
特に鉄道空白地帯として知られる武蔵村山氏を東西に横断するルートとして、既存区間からの更なる延伸が要望されています。
導入空間、つまり延伸部が帰属する都市計画道路と位置付けられるのが、いわゆる「新青梅街道」。
都市計画名称 立川3・2・4号新青梅街道線として知られるこの「新青梅街道」では、2017年現在拡幅工事が進められています。
これは、平成17年東京都によって、新青梅街道の交通渋滞解消を目的として現在の幅員18mを30mへ変更するという都市計画変更に伴ったものです。
上北台駅から箱根ヶ崎駅に至る1~5の工区に分け、拡幅事業は進められています。
事業全体では、最遅の完工が予定されている第2工区(~平成34(2022)年3月31日まで)次第ではありますが、この区間の完工を持ってひとまずの道路拡幅は完了する事になります。
2017年2月15日(水曜日)に実施された、東京都知事および武蔵村山市長との意見交換会においては、(多摩モノレール延伸は)多摩地区の活力アップに直接資するものであるとし、引き続き延伸に前向きな意見が小池都知事より示されました。
この意見交換会の中で藤野武蔵村山市長は、多摩モノレール延伸に関連した事業の推進および進捗として以下事項を示しました。
①多摩都市モノレール延伸に関連した取り組みの現状
ⅰ新青梅街道については、都によって全区間事業着手済である事。
ⅱ新青梅街道、武蔵村山市役所南側区間には市の中心駅とすべく、駅および駅前広場の用地確保、新青梅街道の一部拡幅を先行して行っている事。
これに合わせて、以下項目を東京都への要望。
②東京都への要望
ⅰ(新青梅街道拡幅の)用地取得を推進するための必要な人員、事業費の確保による早期の事業推進を要望
ⅱ効率的な事業執行のためにも、新青梅街道拡幅事業の時期と合わせて早期の多摩モノレールの事業決定を要望
対する東京都知事、小池氏は武蔵村山市の多摩モノレール延伸要望に関して以下の様に回答しました。
・整備効果の高い路線だと都としても認識しているため、関係者間で連携しながら検討を深めていきたい(と考えている)。
・東西方向の主要な骨格幹線道路であり、災害時の迅速な救援・救急活動を支える重要な路線となると考えている。
2.新青梅街道拡幅事業-進捗状況
多摩都市モノレール箱根ヶ崎延伸に関しては、現在モノレールルートとして想定されている「新青梅街道」の拡幅拡張計画および工事が進められています。
新青梅街道沿いには既に多くの取得済み用地が併走し、計画道路の早期整備に向けた前段(用地取得)が進められています。
2017年4月1日現在の用地取得状況は以下の通りとなっています。
参照元:東京都公表資料(平成29年4月1日現在)
主要事業の用地取得進捗状況等について
立川3・2・4(1工区) 東大和市上北台一丁目~武蔵村山市神明四丁目 1,100m 平成23年12月1日 24%
立川3・2・4(2工区) 武蔵村山市神明四丁目~武蔵村山市中央一丁目 1,215m 平成28年2月5日 1%
立川3・2・4(3工区) 武蔵村山市中央一丁目~武蔵村山市三ツ木一丁目 1,575m 平成27年3月31日 11%
立川3・2・4(4工区) 武蔵村山市三ツ木一丁目~武蔵村山市中原三丁目 1,175m 平成28年3月15日 0%
福生3・4・4 (5工区) 瑞穂町大字殿ヶ谷字榎内川添~瑞穂町大字武蔵 1,430m 平成24年7月4日 22%
このうち、多摩モノレール上北台駅周辺(延伸部起点)が位置しているのが1工区(東大和市上北台一丁目~武蔵村山市神明四丁目 1,100m)という事になります。
以下項では、2017年11月現在の上北台駅周辺の拡幅事業の様子を紹介します。
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3.多摩モノレール箱根ヶ崎延伸ルート 立川3・2・4号新青梅街道線の現在の様子
・2017年11月
新青梅街道は、東京の都心部と多摩地域とを東西に結ぶ延長33kmの主要幹線道路です。
多摩モノレール箱根ヶ崎延伸ルートとして位置するのはこのうち、東大和市上北台一丁目~瑞穂町までの6.7km。
今回はこのうち1工区東末端部となる東大和市上北台一丁目付近および、多摩モノレール上北台駅周辺の現在の様子を撮影しました。
第1工区の事業概要は以下の通り。
第1工区 立川都市計画道路事業3・2・4号新青梅街道線
事業施行期間:平成23年12月1日~平成30(2018)年3月31日まで
事業地:1.1km-30m
上北台駅付近~
市立第三中学校付近までの1.1kmの区間
事業概要及び測量説明会:平成22年3月23日、24日
事業認可取得年月日:平成23年12月1日
用地説明会:平成24年2月22日、23日
費用:40億円
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上北台駅軌道末端部
延伸ルートの起点と位置づけられる。 |
現物として確認できる軌道はここまで。
しかしながら、都市計画上は下の写真撮影位置付近まで軌道(モノレール専用道)が存在する。 |
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軌道末端部以降は交差点を大きく左折する必要があるため鋼軌道桁が用いられる。鋼軌道桁はカーブの途中で末端部に設定できないため、現在のPC軌道桁位置が末端部となっている。 |
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以前は駐輪場として使用されていた写真位置も、先月末で解放を終了。
以降は上記駐輪場と同様有料として開放される様です。
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道路脇にも拡幅事業用の空地が目立ち始めています。
これは用地取得が進んでいる事に由来するものです。
拡幅事業が進められる新青梅街道、将来は、現在の幅員18mから30mに拡幅整備される予定です。 |
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拡幅のための用地取得が進められる新青梅街道。
道路両側のいたるところで用地が確保されています。
即出ではございますが、以下に用地取得の現在状況(H29.4.1現在_東京都公表)を示します。
表 多摩モノレール箱根ヶ崎延伸該当区間における進捗状況
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新青梅街道(立川3・2・4号 新青梅街道線)
多摩モノレール箱根ヶ崎延伸該当区間 |
第5工区
1.43km |
第4工区
1.18km |
第3工区
1.58km |
第2工区
1.22km |
第1工区
1.1km |
福生3・4・4号 |
立川3・2・4号 |
用地取得 |
用地取得率
(年度現在)
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22%
(H29.4) |
0%
(H29.4) |
11%
(H29.4) |
1%
(H29.4) |
24%
(H29.4) |
14%(H27.4) |
- |
- |
- |
15%(H27.4) |
用地取得
説明会 |
H24.9 |
- |
H27.7 |
- |
H24.2 |
事業認可取得年月日
[事業施行期間(迄)]
平成(西暦) |
H24.7 |
H28.3 |
H27.3 |
H28.2 |
H23.12 |
~H30
(~2018) |
~H34.3.31
(~2022) |
~H33.3.31
(~2021) |
~H34.3.31
(~2022) |
~H30.3.31
(~2018) |
事業概要及び測量説明会 |
H22.9 |
H26.11 |
H25.11 |
H26.11 |
H22.3 |
都市計画決定 |
H17.3 |
H17.3 |
H17.3 |
H17.3 |
H17.3 |
黄緑文字が現在の段階位置を示す。 (データ更新(mjws.org):2017/10/9)
参照元:東京都公表資料(平成29年4月1日現在)
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上北台駅先軌道末端部に設置されていた駐輪場。
今回訪問時では有料駐輪場となっていました。 |
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軌道末端部へ戻ってきました。
時間訪問時は、モノレール延伸部における新青梅街道全体の用地取得状況を取材したいと考えています。
/mjws編集 sg,tt
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