2017年2月15日東京都知事意見交換
武蔵村山市長 モノレール延伸について要望
小池都知事:(多摩モノレール延伸は)整備効果の高い路線だと都としても認識しているため、関係者間で連携しながら検討を深めていきたい。
2017年2月21日-mjws.org
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2017年2月15日東京都知事意見交換 | 武蔵村山市長 モノレール延伸について要望
東京都知事と都内39市町村との意見交換が行われ、2017年2月15日(水曜日)が4日目となりました。
4日目には多摩モノレール延伸を最大課題として推進する武蔵村山市都の意見交換を実施。
この意見交換の中で、武蔵村山市長はあらためて小池東京都知事へ多摩モノレールの延伸を強く要望しました。
武蔵村山市の意見交換時間は13:00〜15:40。
意見交換前の写真撮影時には、武蔵村山市長より小池都知事へモノレールグッズ(モノレール延伸推進ボールペン)がプレゼントされ、和やかな雰囲気のスタートしました。
なお、東京都の都政見える化の方針に基づき、意見交換の様子は東京都ホームページにてインターネット中継されました。
武蔵村山市が東京都に延伸を要望する多摩都市モノレール |
1.東京都知事意見交換
・小池都知事
冒頭、小池都知事より挨拶が行われました。
合わせて「都政見える化」に伴う、公共へのネット中継について説明が成されました。
※当情報は、このネット中継を元に作成しております。
・藤野武蔵村山市長
武蔵村山市では、みかん生産量(みかん狩り)、りんご生産量、お茶、こまつな、伝統工芸品村山大島紬の生産等を初めとした、東京都一番と言えるPRポイントが多くある一方、市内に鉄道駅が無い事が最大の課題である事を強調。
改めて、次期整備路線である多摩モノレールの早期延伸(箱根ヶ崎延伸)を要望しました。
鉄道駅が無い武蔵村山市において、多摩都市モノレールの延伸は市の最重要課題として位置づけている事を示すとともに、年末に都で出された実行課題において、事業スキームの検討を行う旨の記述が成された事に感謝を示めしました。
意見交換の中では複数のフリップを用い市の現状と課題を説明(資料2「武蔵村山市は、今、こんなに不便です。」等)。
武蔵村山市からの通勤通学では、遠方への移動に時間を有してしまう事を挙げました。
武蔵村山市役所から立川駅までは、路線バスでおよそ40分が必要である事と、モノレールが延伸された場合、立川-上北台13分、上北台より武蔵村山市役所南側まで6分、合計20分程度で武蔵村山市から立川まで移動できる事が例として示されました。
・多摩モノレール延伸とそれに伴う新青梅街道の一部拡幅事業の現状
藤野武蔵村山市長は、多摩モノレール延伸に関連した事業の推進および進捗として以下事項を示しました。
@多摩都市モノレール延伸に関連した取り組みの現状
@新青梅街道については、都によって全区間事業着手済である事。
A新青梅街道、武蔵村山市役所南側区間には市の中心駅とすべく、駅および駅前広場の用地確保、新青梅街道の一部拡幅を先行して行っている事。
これに合わせて、東京都への要望として以下項目を挙げました。
A東京都への要望
@(新青梅街道拡幅の)用地取得を推進するための必要な人員、事業費の確保による早期の事業推進を要望
A効率的な事業執行のためにも、新青梅街道拡幅事業の時期と合わせて早期の多摩モノレールの事業決定を要望
・横田基地軍民共用化について
武蔵村山市では、多摩モノレール延伸と基地周辺の活性化に寄与する事を期待し、横田基地の軍民共同使用(共用化)に賛成しています。
トランプ大統領に変わったこのタイミンを期として国への働きかけを行い、横田基地の軍民共用化の推進を図ることを要望しました。
[関連ページ]
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小池氏は応答およびまとめとして多摩モノレール延伸に関して以下の様に示しました。
・(多摩モノレール延伸は)多摩地区の活力アップに直接資するものである。
・整備効果の高い路線だと都としても認識しているため、関係者間で連携しながら検討を深めていきたい(と考えている)。
・東西方向の主要な骨格幹線道路であり、災害時の迅速な救援・救急活動を支える重要な路線となると考えている。
なお、小池都知事と武蔵村山市長は意見交換の中で合計して、「モノレール」を含む単語を計24回発言、意見交換25分の中にあって、およそ1分に一回のペースでの登場となりました。
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モノレールを含む発言 |
合計 |
モノレール延伸
およびこれに同意する発言 |
モノレール
に関する発言 |
小池都知事 |
2回 |
2回 |
4回 |
藤野武蔵村山市長 |
8回 |
12回 |
20回 |
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意見交換の実施日程
日時:第4日目 2017年2月15日(水曜日)13:00〜15:40
・大島町
・利島村
・御蔵島村
・羽村市
・武蔵村山市
・三鷹市
・日野市
・小平市
開催場所:東京都庁(第一庁舎7階)中会議室 |
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【多摩モノレール箱根ヶ崎延伸ルートとは】
多摩モノレール箱根ヶ崎延伸ルートとは、上北台駅より西進し、瑞穂町八高線箱根ヶ崎駅に至る計画ルートです。
現在モノレール導入区間およびベースルートとなる「新青梅街道」の道路拡張事業が進められています。
多摩都市モノレールの延伸計画ルート一覧
図中上方に緑色で示す区間が箱根ヶ崎ルート。 |
多摩モノレール箱根ヶ崎延伸についての進捗
2016年4月7日 国土交通省によって最新版となる交通政策審議会答申案が公表 以下に示す「意義」と「課題」が示されました。
【意義】多摩地域の主要地区間のアクセス利便性の向上。
【課題】導入空間となりうる道路整備が進んでおり、事業化に向けて関係地方公共団体・鉄道事業者等において具体的な調整を進めるべき。
現在、答申に示された「多摩都市モノレール導入空間」となる計画道路拡幅のため用地確保が進められています。
・新青梅街道は上北台駅から神明4丁目までの1.1kmの区間を第一期工事(2011年度 - 2017年度)
・箱根ヶ崎駅から武蔵村山市岸までの1.43kmの区間を第二期工事(2012年度 - 2018年度)
・三本榎交差点から三ツ木交差点までの1.5kmが第三期工事として計画されています。
→答申案で示されている「課題」(延伸ルート上の都市計画道路の整備)については、2022年頃クリアできる見通しとなっています。
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