前回(石嶺〜経塚駅散策)に引き続きゆいレールの延伸ルート散策を行います。
今回散策する区間は、新設2駅目となる経塚駅から同じく3駅目となる浦添前田駅まで。
帰属する都市計画道路は、経塚駅〜浦添前田駅手前までが都市計画道路3・3・16号国際センター線。
浦添前田駅付近より以降トンネル区間の途中までが都市計画道路3・4・54号城間前田線となります。 |
今回散策を行う区間 |
ゆいレール延伸新設駅「経塚駅」
「経塚駅」を出たてだこ浦西へのモノレール延伸ルートは、直後に待ち構える「前田トンネル」丘上部を越丘します。
この前田トンネルの昇降部では、50〜60‰程度の急な勾配を進む事となります。
以降、「浦添前田駅」付近までは都市計画道路3・3・16号国際センター線を北に進みます。
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前田トンネルを出ると直ぐにモノレール軌道桁の設置された区間が姿を現します。
4月以降設置が予定される鋼軌道桁を除いては、都市計画道路3・3・16号国際センター線区画中程まで既に軌道桁の設置が完了しています。
この光景を見ると、改めて延伸開業が間近となっている事を思い出させてくれます。
延伸ルート沿線では、既に多くの不動産工事が開始されており、新築物件紹介のチラシなどを見かけます。
ゆいレールの延伸効果が既にこの付近にも影響をもたらしており、延伸開業を待たずして既に沿線開発が加速しています。 |
前田トンネル内部から浦添前田駅方を見る。 |
前回訪問時は支柱のみであった場所にも、
ついにPC軌道桁が設置されました。 |
経塚駅(前田トンネル)を振り返ります。 |
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鋼軌道桁が設置される交差点上部。
支承台座位置に高低差があるのが分かります。 |
交差点区画、ここには鋼軌道桁が設置されます。
交差点上部の様に、軌道桁のスパンが長くなる箇所では基本的にPC軌道桁ではなく鋼軌道桁を用います。
参考として、PC軌道桁での軌道桁長は最大で22m程度とされており、これ以上の長さとなる場合では鋼軌道桁を用いたり、モノレール橋(PC軌道桁を鋼製の下部構造物で支えるもの)を用いたりして長スパンに対応します。 |
鋼軌道桁の設置は2017年4月頃から開始されます。 |
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都市計画道路3・3・16号国際センター線に帰属する延伸部において、画像位置より先では未だ支柱の建設工事を進めている段階です。
ゆいレール延伸部のインフラ部建設工事は、2017年度末にほぼほぼ完成する計画で進められているため、これから一年間の間に急速に工事の進展が見られるものと考えられます。
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P696支柱以降は、支柱工事が絶賛進行中でした。 |
P702支柱 |
P702支柱を浦添前田駅方より撮影 |
国際センター線道路上最後の支柱となるP704支柱。 |
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首里駅よりみて、都市計画道路3・3・16号国際センター線から3・4・54号城間前田線へ西方に向きを変えたゆいレール延伸ルートは、直ぐに「浦添前田駅」に到達します。
モノレールの軌道ルートは、浦添警察署対角線上の内側のスペースを横断した後、都市計画道路3・4・54号城間前田線直上に帰属路線を変え、その直後に浦添前田駅の駅が位置する構図となります。
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P705支柱は交差点の内側に設置されます。 |
P705支柱の工事現場 |
交差点越しに建設中の駅舎支柱が見えてきました。 |
交差点を左折するといよいよ「浦添前田駅」建設中区域となります。 |
建設の様子は、脇の歩道から見ることが可能。
十分な危険予知を。 |
「浦添前田駅」駅舎の支柱はいずれも鋼支柱で建設が進められています。
支柱は、P708〜711の4本をベースとします。
(下写真参照) |
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建設中の駅舎支柱郡 |
浦添前田駅予定位置に到着しました。
延伸ルート新設3駅目となる「浦添前田駅」。1面2線の島式ホームを有する高架駅として建設が進められています。
画像方向から見て右手には、新たに浦添前田駅の交通広場が整備される予定です。
工事中の広場には、駅舎の下部支柱と思われる構造物が留置されていました。 |
駅舎の下部支柱と思われる構造物 |
浦添前田駅区画の工事施工図が掲載されていました。 |
クレーンでどのように釣るのか示している様です。 |
浦添前田駅のイメージパース |
浦添前田駅を出たゆいレール延伸ルートは、直ぐに同線上でトンネル区間に突入します。
次頁では最終駅となるてだこ浦西駅までを散策します。 |
次区間へ進む。
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