モノレールに関するニュース&トピックス

モノレールに関するトピックス・ニュース
-2017年度-

モノレールニュース国内編 

町田市2017年度予算示される。

多摩モノレール町田方面延伸に関する事業費として、 @多摩都市モノレール延伸促進事業およびA都市計画道路整備事業(都計3・4・20(下小山田)・3・4・11(原町田))が盛り込まれる。

2017年2月23日-mjws.org

2017年2月17日、町田市2017年度予算における主な事業について内容および事業費が示されました。
市長記者会見資料参考(町田市HP2017年2月17日)

多摩都市モノレール町田延伸に関連するものとしては、重点事業として以下項目(以下AおよびBと呼称)が挙げられます。
A.多摩都市モノレール延伸促進事業
B.都市計画道路整備事業
 (1)都市計画道路3・4・20(下小山田)(調査)
 (2)都市計画道路3・4・11(原町田)(東京都との協働事業)
((2)区間は将来、多摩都市モノレール芹ヶ谷公園駅(仮)〜町田駅間導入ルートと考えられている都市計画道路)

多摩都市モノレール町田延伸ルートについては、2016年4月、国土交通省の交通政策審議会において「意義あるプロジェクト」として位置付けられました。
しかしながら、導入区間となりうる道路整備が前提として課題が示されています。

具体的には、以下区間がこの前提区間(導入部)とされます。
@[都道156号] 多摩センター〜(落合)(多摩南野)〜小野路付近
A[3・4・20号] 小野路付近〜(小山田緑地)(小山田桜台)〜桜美林大学
B[町3・3・36号] 桜美林大学〜(忠生)(山崎団地)(市民病院)(旭町体育館)〜芹が谷公園
C[町3・4・11号] 芹が谷公園〜町田
多摩モノレール町田延伸における計画道路一覧
図 多摩モノレール町田延伸 導入区間(想定)
(@〜Cはルート上の都市計画道路)
  これらのうち、
区間A北側[3・4・20号] 小野路付近〜小山田緑地[未整備]
区間A南側[3・4・20号] 小山田緑地〜小山田桜台〜桜美林大学[要拡幅]
区間B[町3・3・36号] 市民病院〜芹ヶ谷公園[未整備(今後整備)]
区間C[町3・4・11号] 芹が谷公園〜町田[未整備]
の3区間、4ブロックが未整備または拡幅が必要である状況にあります。

今回(2017年度)の予算案では、区間A南側[3・4・20号] 小山田緑地〜小山田桜台〜桜美林大学[要拡幅]の調査および区間C[町3・4・11号] 芹が谷公園〜町田[未整備]の調査・整備が前進する事となりました。

多摩モノレール
多摩都市モノレール

多摩都市モノレール多摩センター駅
多摩都市モノレール多摩センター駅軌道末端部。
多摩モノレール延伸ルート 都市計画道路3・4・20号線
図 区間A都市計画道路3・4・20号下小山田概略
赤色部が、区間A北側[3・4・20号] 小野路付近〜小山田緑地[未整備]、緑色部が区間A南側[3・4・20号] 小山田緑地〜小山田桜台〜桜美林大学[要拡幅]

1.町田市2017年度予算編成の概要


国の経済対策等により日本経済は緩やかな回復基調が続いており、町田市においても歳入の中心となる市税が対前年度比較で
10億円増加、ただし歳出においては、社会保障関係経費が対前年度比較で13億円増加。
→依然として厳しい財政状況が続いている。

2.「町田市 5ヵ年計画 17-21」
2017年度は、町田市基本計画「まちだ未来づくりプラン」の6年目となり、前期実行計画での課題、
環境変化を織り込んだ後期実行計画である「町田市 5ヵ年計画 17-21」の初年度となる。
今後5年間で見込まれる財政負担を見据えつつも、計画に位置付けられた事業が確実に目標達成できるよう予算を計上を行っている。

@「まちだ未来づくりプラン」に定めた 5つの「未来づくりプロジェクト」および4つの「まちづくり基本目標」、3つの「行政経営基本方針」を着実に推進。
A「町田市 5 ヵ年計画 17-21」の初年度として、目標達成に向けた取り組みを着実に推進。
B「東京 2020 オリンピック・パラリンピック」を契機とした取り組みを着実に推進。

3.多摩都市モノレール町田延伸に関連する事業および予算概要

町田市と多摩地域の他都市を結ぶ公共交通網は希薄な状況であり、密接であるべき多摩地域の自治体との連携を強化する必要がある。
市内においては、鉄道駅は外縁部に位置している事から、市民の移動手段を確保すべく、新たな公共交通システムの構築が課題とされている。
多摩モノレールの多摩センター駅から町田駅への延伸は、これら町田市の課題を解決するだけでなく、多摩地域における交通ネットワークの充実、引いては地域全体の発展に大きく寄与するものとなる。
本延伸線は、2016年4月に国土交通省の交通政策審議会がまとめた「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」の答申において、東京圏の都市鉄道が目指すべき姿を実現する上で意義のあるプロジェクトとされ、事業化に向けて大きく前進した。
答申では、導入区間となりうる道路整備が前提として課題が示されたが、ルート上においては未整備または拡幅が必要な区間が残る。
これら未整備または拡幅が必要な区間の課題解消のため、都市計画道路整備事業の早期進展が必要である。
今回の2017年度予算では、これらに対応する多摩都市モノレール延伸促進事業および都市計画道路整備事業費が盛り込まれた。

3-1.多摩都市モノレール延伸促進事業 事業費:6,818万円
多摩都市モノレール延伸事業実施に向けた路線計画に関する調査検討および多摩モノレール延伸に関して導入区間の確保に向けた都市計画道路の調査等。

3-1-1.主な事業費
多摩都市モノレール延伸検討調査委託料 12,000千円
多摩都市モノレール延伸導入空間調査検討委託料 10,000千円
測量委託料 36,000千円

3-1-2.特定財源
委託事業収入 40,000千円

3-1-3.概要
延伸の早期実現に向け、路線計画に関する調査検討及び、答申で課題とされて示された導入区間の確保に向け、都市計画道路の調査などを実施します。
更に、イベント等を通じて、多摩都市モノレール延伸に関する市民の気運醸成を図ります。

3-2.都市計画道路整備事業 事業費:4億8324万円
円滑に移動できる道路網を実現するため、都市計画道路を整備するもの。
都市計画道路3・4・20(下小山田)については、多摩都市モノレール導入区間の確保にむけて、必要な調査を実施するもの。
都市計画道路3・4・11(原町田)については、町田街道の原町田5丁目交差点から都市計画道路3・3・36号までの区間(東京都との協働事業)。
(将来、町田市計画による多摩都市モノレール芹ヶ谷公園駅(仮)〜町田駅間導入ルートとなる都市計画道路)

3-2-1.主な事業費
都市計画道路3・4・20(下小山田)調査費 10,000千円
都市計画道路3・4・11(原町田)(東京都との協働事業)40,000千円

3-2-3.概要
都市計画道路の整備:円滑に移動できる道路網を実現するため、道路網の基幹である都市計画道路の整備を進めるもの。
都道整備の協力:交通渋滞の緩和や利便性の向上を図るため、市と都が協力し、地域にとって重要な役割を果たす都市計画道路の整備を進めるもの。
 町田駅前の多摩モノレール導入区間
都市計画道路3・4・11(原町田)
町田駅側より芹ヶ谷公園方向を見る。
現在、原町田大通りは原町田5丁目交差点でストップしている。
 芹ヶ谷公園北側
都市計画道路3・4・11(原町田)は、芹ヶ谷公園の北側で都市計画道路3・3・36号と接続される計画。

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2017.2.9
「町田市5ヵ年計画17-21」公表 | 多摩モノレール町田方面延伸ルート上
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[イベント]
2016.12.20
多摩都市モノレール町田方面延伸促進協議会シンポジウムを開催します!/町田市
日時:2017年1月31日(火曜日)午後3時30分開演(午後3時受付開始)
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多摩モノレール町田延伸について
多摩モノレール延伸 町田駅周辺
多摩モノレール延伸 芹ヶ谷公園駅周辺
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モノレールジャパン田村拓丸 記事編集者:田村拓丸 Takumaru Tamura
MJWS代表 ・ 編集室 デスク (Representative・Assistant editor)
モノレール運行会社との情報交換を基に、コミュニティ向けの講演を実施。モノレール関連記事の執筆や校正、デザイン画の構成・作成、モノレールインフラの維持発展を目指した多岐にわたる活動を展開。


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