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彩都線延伸関連区間散策
2017年12月24日 |
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大阪モノレール山手台車庫(仮称)2017年12月現在の様子彩都線延伸区間、そして彩都線全線における終点駅として計画される「東センター駅(仮称)」。その東センター駅の奥方である山手台地区には、東センター延伸時に新たに車庫が設けられる予定となっていました。
大阪モノレール国際文化公園都市線(彩都線) 大阪都心部からおよそ20km、国際文化公園都市、通称彩都と称されるこの茨木・箕面丘陵の地では、昭和61年の構想発表から今日に至る長きに渡り都市建設が継続されています。 開拓および建設を行う多くの区域が丘陵地となっているため、これらの地形に対応できる交通手段として、最大縦勾配とそれに伴う登坂能力を有するモノレールが選ばれました。後の大阪モノレール彩都線です。 大阪モノレール彩都線は、本線上における中間駅、万博記念公園から北へ分岐する支線として、同公園を東側から迂回する形で国際文化公園都市へ至る全長9kmのモノレール路線として計画されました。 阪大病院前から彩都西駅(西部地区、旧名称西センター駅)までは高架線高架駅。 彩都西駅以降は、掘割構造および地下構造(彩都中部駅付近、東センター駅付近)を経て、彩都線計画終点となる東センター駅へと向かう計画でした。 彩都線において、東センターまで延伸する場合、同線の駐泊基地も設置される計画でした。 これが、通称「山手台車庫」と称される新たなモノレール用の車庫。 地下駅となる東センター駅より営業線と反対側に進むと、トンネル区間を介してこの「山手台車庫」に至ります。 ・・・・・ しかしながら、大阪府は2017年1月にこの延伸計画について断念する方針を発表。 つまり、この計画中止をもって大阪モノレール山手台車庫は幻のものとなったわけです。 前回の訪問(2016年12月)からおよそ一年が経過した2017年12月、現在の大阪モノレール山手台車庫用地の撮影を行いました。
大阪モノレール山手台車庫は、南面(丘上)に茨木サニータウン、北面に彩都東中央東地区を配する区域に設置が計画されていました。 公式資料中の表記では「山手台車庫(仮称)」または「モノレール車庫」という呼称が用いられている事から、当サイトにおいてもこの名称を使用してございます。 用地確保は東部(国際文化公園都市)の開発計画時よりなされており、彩都東部の中央東地区茨木箕面丘陵線(大阪府道1号茨木摂津線)の南面に建設が計画されていました。 (用地取得名称は「準工業地域」(モノレールに関する都市計画を定めている区域)) そして、この大阪モノレール山手台車庫用に確保された準工業用地は、2017年12月(現)時点で保持および造成工事が進められている状況となっています。 計画の中止を受け、今後都市計画の変更が順次成されていく事によって、モノレール車庫用地はあらたな用途に用いられていくこととなります。
大阪モノレール山手台車庫進入部および所要部大阪モノレール山手台車庫の主要部分となる東センター駅後のトンネル進入部と用地中心地へ移動します。東センターおよび大阪モノレール山手台車庫間には114号線が位置します(下図参照)。 114号線を南下し茨木サニータウンに差し掛かる丁度手前付近が、東センター駅~山手台車庫を繋ぐモノレール軌道上面に位置する場所です。 以下より該当箇所の画像を掲載いたします。
以上で山手台車庫用地の現在(2017年12月)の様子・画像集を終了します。 延伸計画が中止された今、もはや頻繁に取材に足を運ぶことも難しくなってしまいました。 しかしながら、ある意味では今後も未成線としてその存在は語り継がれていくことと思います。 スパン自体は広がってしまうかもしれませんが定期的に撮影に伺い、その後の記録画像を伝えていければと思います。 /mjws編集 |
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